18.買い物をしました
「いらっしゃい!」
「こんにちわ〜」
今俺はギルドに来る途中に見つけた店にいる
「ねぇ、ここはなんの店なんだい?」
「おや、そんなことも知らずにきたのかい?ここは、”カーラン道具屋”だよ」
「へぇ〜じゃあ、あなたはカーランさん?」
「そうだよ、あたしゃカーランだよ」
というわけでカーラン道具屋にいる。ここには結構いろんなものが置いてある。薬草とか、なんかの本とか、テントとか…
「ねぇ、投擲用のナイフってある?」
「あるけど、そんなの何に使うんだい?そんなコストばっかりかかって、誰も使わないようなものを」
「趣味!」
「お、おう、そうかい…1本20Bだけど何本いるんだい?」
「3本ちょうだい」
「はいよ、合計で60Bだよ。」
「はい」
「ちょうど、60Bだね。ナイフはどうする?」
「そのままでいいよ〜」
「じゃあこれだよ」
「ありがとね〜」
「まいどあり。またおいで」
「うん」
投げナイフを買いました。これを作り変えて神野たちの土産にしようと思う。
「さて、そろそろ戻ろっと」
ギルドに戻る…がその前に途中で見つけた、串焼き屋に寄って行く
「おっ、いらっしゃい。」
「一本いくら?」
「2Bだよ、何本だい?」
「じゃあ、5本ちょうだい」
「はいよ。10Bだよ」
「はい。」
「ちょうどだな。ほい、気をつけろよ」
「おっちゃん、ありがとね」
「おう、だが俺はまだ27だぞ」
「えっ、マジ⁉︎」
「ひでぇな、まぁまた来いよ」
「はいよ〜」
今度こそギルドに戻る
あっアレク発見
「ただいま〜」
「おお、帰ってきたか。」
「これいる?」
「おお、フォレストボアの串焼きか、珍しいな」
「そうなの?」
「たまにしかやってないんだぞ、それ。」
「ふーん、まぁいいや、はい。」
「おう、すまん」
アレクに1本くれてやる
「で、なにしてたの?」
「ああ、ギルドに依頼していた調査の結果を聞いていたのだ」
「なんの〜?」
「魔物の発生状況とかだ、先月より2割ほど増えていた…」
「そうなんだ〜」
「さて、では行くぞ」
「ほーい」
アレクが食い終わったところで俺らはギルドを出る
「この後どこに行くの?」
「カーラン道具屋だ。」
「うん、さっき行ったんだけど…」
「なんだ、もう行っていたのか。」
「うん、投げナイフ買ってきた。」
「そんなものを買ったのか…」
「うん」
「まぁいい、いくぞ。」
アレクが歩き出す
「でも何買うの?」
「回復薬とかだ。」
「ふーん、なんで?」
「今、治癒が使えるものが一緒にいないだろう?」
「ああ、そうだねっ!」
「だからだ。お前は実戦は初めてだろう?そのくらいなら必要はないんだが、一応な。それにちょうど切らしてたんだよ」
少し歩き、カーランの店に着く
「いらっしゃ、ってさっきの投げナイフの坊主じゃないかい」
「また来たよ〜」
「回復薬と解毒薬をくれるか」
「…っ‼︎ アレクシス様じゃあないかい⁉︎」
「そうだねぇ〜」
「ちょっと待ってな」
カーランは奥に行った
「これでいいかい?」
「ああ、いくらだ?」
「回復薬が30Bで解毒薬が25Bだよ。」
「じゃあ1本ずつくれ。」
「はいよ、55Bだよ。」
「これでいいか。」
アレクは、銀貨を1枚出す
「あいよ、45Bの釣りだよ」
「ああ」
「こっちが回復薬、もう片方が解毒薬だよ。」
「すまんな」
「いいや、また来なよ」
アレクは物と釣りを受け取り、店を出る
この世界の回復薬等は、大体は飲むものじゃなくて塗り薬のようなものだ。それに回復薬とは言っても体力とかを回復するものじゃなくて、怪我を治す程度のものであって、傷口にささっと塗ればいい。ついでに言えば、魔力とかを回復するものはない。その辺は自然回復のみらしい。
ちなみに、大抵のものは1本あったらしばらくは持つらしい。
「またねぇ〜」
「あいよ」
俺もついていく
「この後は?」
「王都からでで魔物を狩る」
「りょうかーい」
俺らは城壁の出口に向かい歩き出す…
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