16.外に出てみました
「松井様、そろそろご昼食のお時間です。」
メイドに言われてふと気づく
「ああっ、もうこんな時間じゃん!」
昼飯まであと、10分くらいだった
急がなくては…
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「はぁはぁはぁ…疲れた〜」
「しんちゃん遅かったね。どうしたの?」
「うっかり時間を忘れて、本を読んでた〜」
「気を付なよ〜いつもそうなんだから。」
「うん、そうする〜」
俺らは昼飯を食べ始める
「あぁっ!」
「ど、どうしたの、しんちゃん…?」
「あ、いや、なんでもない。こっちの話だから、気にしないで。」
「あぁ、そうなの…」
今更ふと、安井のステータスの確認をするのを忘れていたのを思い出したのだ…
さて、では”鑑定”っと
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名前:安井 未来
種族:人間
性別:女
年齢:16
称号:異界人 天然 純粋 勤勉 勇者
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職業:賢者 レベル:1
筋力:130
体力:190
耐性:150
敏捷:170
魔力:400
知力:340
属性:光 治癒 水 地
スキル:魔力操作 鑑定 異世界言語
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おお〜ステータスが結構伸びてる。やっぱ理由は勇者になったからだろうか?
飯を食ってから少しして神野が口を開く
「なぁ、新ちゃんは今日から魔物との実践なんだろ?気をつけろよ…」
「気をつけないわけないじゃんっ。何言ってんのさぁ〜神野くん〜」
「いや、それでも心配でな…」
「ははは〜僕は大丈夫だよ〜」
「ああ、でも本当に気をつけてくれよ…新ちゃんに死なれたら俺は嫌だからな!」
「うん、僕も死にたくはないから、いざとなったら、アレクさんを盾にするよっ」
「いやいや、その前に逃げろよっ⁉︎」
「ははは〜」
「はぁ…本当に新ちゃんと話してると調子がくるうわ…」
「そうだっ!、なんかお土産買ってきてあげるねぇ〜」
「お、おう…」
神野をやっつける
「ねえ、そろそろ行かない?」
「うん、そうだね。いこっか?」
俺らは第3訓練室へ向かう…
「おお、来たか」
「どうもです。アレクさん」
「やれやれ、相変わらず気の抜けたやつだ…」
「いやぁ〜、それほどでも〜。」
「「いや、ほめてねぇーよっ」」
アレクと神野に突っ込まれた。
「まぁいい、ではこれから別れて訓練を開始する。新は俺とだが、後の奴らはここで俺の隊のやつに見てもらう。」
「了解だ。で、誰に見てもらうんだ?」
「そこに居る奴らだ。おい、こっちに来い!」
「「はっ」」
訓練室の隅にいた男女二人がやってくる
「こいつらにお前らのことを見てもらう。男の方がガストン、女の方がドロテアだ。」
「初めまして。ガストンと申します。」
「こんにちは、ドロテアです。」
「拓巳と和也は、ガストンに基礎訓練を、安井は、ドロテアに杖術の基本を教えてもらえ。」
「「「はい」」」
「ガストン。よろしく頼む。」
「はい、了解しました。」
「では、俺らはもう行くぞ」
「りょうか〜い」
「はぁ…」
そうだ、ステータス見とこ。未だに見てないや
アレク、ガストン、ドロテアを鑑定っ
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名前:アレクシス・バーティ
種族:人間
性別:男
年齢:37
称号:王国騎士団団長
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職業:騎士 レベル:37
筋力:67
体力:108
耐性:91
敏捷:87
魔力:81
知力:49
属性:火
スキル:剣術 馬術
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名前:ガストン
種族:人間
性別:男
年齢:35
称号:
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職業:剣士 レベル:29
筋力:54
体力:93
耐性:71
敏捷:72
魔力:69
知力:38
属性:水
スキル:剣術 槍術
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名前:ドロテア
種族:獣人
性別:女
年齢:28
称号:一級冒険者
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職業:シーフ レベル:31
筋力:48
体力:99
耐性:59
敏捷:107
魔力:48
知力:37
属性:風
スキル:短剣術 杖術 罠解除
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驚いたことに、ドロテアは獣人だった。いや確かに、よく見れば尻尾が見える。
一応この国にも獣人はいる。だけど、結構少ないらしいし、いるのは冒険者だけだ。
称号に一級冒険者ってあったから、おそらく引き抜かれたのだろう。
「では、ガストン、ドロテア頼んだぞ!」
「「はっ」」
「神野くんたち、がんばってねぇ〜」
「おうよ、そっちもな。」
「うん」
俺はアレクと部屋を出る
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しばらく歩くと城門の前に来た。
「おい!開けてくれ」
アレクが叫ぶと、ギィィィィ…という音とともに門が開く
「おお〜」
城下町が見えた。街並みは煉瓦造りで、所々に木でできた看板が下がった家が見える
「さて、では行くぞ」
「ほーい」
「はぁ…」
また、ため息をつかれた
俺はアレクに付いて歩き出す
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