夜明け前
先週の木曜日だったかな。
まだ暗いうちに駅へ向かっているとき
だんだん空が明るくなって
朝焼けと細い弓のような月が空にかかっていて
今日はいい天気になりそうだなぁと思った。
日本は戦後、貧しかったはずなのに
どうして治安悪化せずに今だに落とし物が返ってくるんだろう?
戦後の人たちは苦しいながらも(お天道様が見てる)って貫いたのかな。
日本だって倭国大乱や戦国時代や大戦を経験してるのに「お天道様が見てる」はなぜ受け継がれてきたのか。
日本人だからというより、日本に住んでるから?
私は小さいころ、赤の他人を助けるとか落とし物を届けるってことの真意がわからなかった。
10代のとき学校帰りの電車の中で酔っ払いらしき人がシートを蹴ったり暴れだしたことがあった。
怖くて動けないでいると、知らない年配女性が私の前に立って(ガードするように)「今のうちに隣の車両に逃げなさい」って促してくれた。
ハッと我に返って隣の車両に逃げ込んだ。
次の終点で降りて。
後から気づいたけどお礼も言ってなかった。
人を助けるとか私には無理だなぁと思った。
同じく10代のときかな。
1万円札と小銭をポケットに入れて買い物に行ったとき。
小銭払って店を出て、家に着いたら万札がない。
慌てて帰路をたどるもない。
ダメ元でお店に行ったら「届いてますよ」って。
財布ならまだわかるけど、1万円札よ?
なんでお客さんも店員もネコババしなかったんだろうって不思議だった。
キツネにつままれた気分。
そうやって環境に教えられてきた。
言葉ではなくて。
そういう人たちが実際に存在するんだ当たり前のように。
私も真似をしよう、っていうか少しでも恩返ししようと思った。
情報も扱い方次第なのかもしれない。
一方通行の受け身的なプロパガンダや広告媒体や対立の場じゃなくて
集合知、相互コミュニケーションの場、公共の場となりつつあるのかな。
夜明け前は暗いけど。




