雑記②
「補完」
映画「風と共に去りぬ」の原作を読んでから映画を見たときに、脳がスキマを補完しているなぁと思った。原作が長編なので、4時間ほどの映画でも描ききれてないシーンがたくさんあって、(これ原作読んでない人わかるのかな)と思ってしまった。それは「ゴッドファーザー」もそうらしい。
外国の映画って、原作をすごく改変するときがあって、(こんな人いたっけ)と思ってたら、原作では二人の人物が、映画では一人に合体してたことがあった。2時間に収めるために人物を一人削ったものの、物語で大事なセリフは残しときたかったみたい。そのスッパリ合理的なとこが凄いなぁと思った。
ちなみに「風と共に去りぬ」の本はもらい物で、装丁が洋書風の分厚い表紙の年代もの(中身は日本語)。アイルランドのトリニティカレッジ図書館にあってもおかしくないアンティークな重たい本だった。
レットバトラーがスカーレットに対してはけっこう素で接するのに、スカーレットがライバル視してるメラニーの前では紳士的に振る舞ってるのが面白くて、バトラーとメラニーの意外な組み合わせを想像するのが楽しかった。
メラニーは理想像だけど、現実にはスカーレット的な生き方をしてるんだろうなぁと思う。
感情の起伏が激しくて、自分で自分をコントロールできないところとか。
いい子ちゃん過ぎるメラニーを嫌っても、彼女の裏のない優しさに懐柔される猛獣的なところとか。メラニーみたいな聖女にはバトラー並みに弱いなぁと思った。
だから、スカーレットがメラニーにだけは友情的なものを感じてる描写があってそこは共感した。
「免疫と抗体」
免疫と抗体って似てるけど必ずしもイコールではないのかぁ。
ややこしいので物語で想像してみた。
(一部の病気は、常在菌VS外来菌orウィルスとの戦いってイメージ)
外敵の侵入
↓
一般兵(自然免疫)が対応
↓
捕らえられなかった外敵の侵入
↓
指揮官(抗原提示細胞)が外敵の一部(抗原)を取り込んで情報をつかむ
↓
その情報を近衛兵(T細胞)たちに開示
↓
近衛兵①の騎士は直接的な攻撃
近衛兵②の魔術師は魔法(抗体)を作り出して攻撃
この戦いの経験は記憶され(レシピ集に記録され)
今後、同じような敵が来てもすぐに対応できます。
抗体はそのつど作られるので残らないけれど(消耗品)
免疫はついてることになります。(経験値)
このレシピは親から子へと伝えられていきます。
けっこう長い時間かかって集団免疫が獲得されるので、あきらめちゃいかんです。
ということかな。(私の理解なので薄目でお願いします)
この外敵がワクチン(弱められた抗原)の場合もある。
魔法(抗体)は一定期間の効果があり。
もし効果がきれてもレシピ(免疫)があるから、敵侵入時にまた作れる。
自作物語で使った国名の「マイクローブズ」は微生物や細菌という意味なのですが、
今回のに当てはめれば、魔導書は経験で得た知識が刻まれる書物で、魔法のレシピ集になります。
黒い魔導書は使い方によってはプラスにもマイナスにもなる自己暗示的なエネルギーの象徴ということに。(元々そういう意図で書いたわけではないのですが)
抗体はそのうち消えてしまうから、抗体だけで免疫があるかどうかを測ることはできないみたいですね。(抗体なくても免疫がある場合も)
抗体あったら免疫あるのは確かだから、その場合海外ではワクチンの必要性なしと判断されてたりします。(感染して治癒してる人にはワクチン打たなかったりする)
集団免疫(みんなが免疫持つ)までに時間かかるみたいです。
集団免疫獲得後の世界でも、いざという時(敵侵攻時)にしか魔法(抗体)は発動しないから、みんながみんな抗体検査しても抗体が検出されないこともある。
自然免疫の方がワクチンよりも強力な魔法みたいですけどね。
この自然免疫を上げる=一般兵を強化する、ってつまり水際対策だから
国境を守る兵士に例えると、やっぱり感染症対策とか健康的な生活を心掛けるとか
個人の意識のレベルを上げることなんだろうな、と思う。
そこへパニックとか楽観もしくは悲観や神経質に心配するとかはむしろ悪影響だろうなと思う。
病は気からって言葉通り、ストレスは免疫を下げると言われてるので、
「自然免疫を上げる=心身の健康」かな、と。
ワクチンのイメージは、
本物の敵が来る前に、ワクチンていう仮想敵により魔法(抗体)を作り出して準備してるみたいな。
抗体は攻撃魔法なんだけど、ワクチンから作られた抗体には防衛的な意味合いを感じる。バリアみたいに作り出してたらダメージが少ないって感じ。
あくまで創作のために微生物や免疫や抗体をヒントにしたので、医学的知識として見ないでください。