一ノ星 再会と初会
──その日。
どこか遠くの星が消え、いつも見ていた空が消え、取り巻く自然が消え、世界中の生物が消え、1番近くにいた家族が消え、今までの思い出が消え、思考する知性が消え、最後には我々が住む星が消えた。そこに残ったのは、""個""だけだった。
「創り直す」
「そして見定める」
そう言って、""二人の神""により、それぞれ別の次元に創り直された星は《地球》《ガイア》と名付けられた。
そして、《世界》が二つに分断され、二千年ほど経過した。
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ある日、《地球》で、新たな命が二つ誕生した。
その子らは、それぞれ〈凪月天十郎-ナヅキ テンジュウロウ-〉と〈陽向ミソラ-ヒナタ ミソラ-〉と名付けられ、大切に育てられた。
──ただ、彼らの右手の甲には、模様こそ違うが""痣""があった。
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時は過ぎ、令和2年2月29日。天十郎とミソラは""4回目の誕生日""を迎えた!
「「「4歳の誕生日おめでとう!!!」」」
「それ辞めてもらっていい!?」
「ワタシはそれでもいいけどね!歳取らないし!」
友人達からの祝辞の言葉に、天十郎とミソラがそれぞれ返答する。友人の一人が、ミソラに話を切り出す。
「ミソラ、おかえり〜!しっかし、アンタはやっぱり変わらないねぇ〜」
「そりゃそうだよ!ちょっと外国行ってたくらいだし!」
「ちょっとじゃないだろ、2年間は」
「アレアレ〜?てんてん、私が居なくて寂しかったのかなァ?かなかなァ〜??(ニヤニヤ)」
「そんなこたぁない」
ぷいと目線を逸らす天十郎。ちなみに〈てんてん〉は、ミソラが天十郎に付けた""渾名""である。たぶん、ずっと呼ばれ続けるであろう。
「素直じゃないなぁ天十郎は」
「「「アハハハハハ!!!」」」
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そんなこんなで二人の誕生日会は終わり、夕方。
天十郎とミソラは、近所の丘で沈みかけている夕日を眺めがら、久々に二人だけで談笑する。
「いや〜、やっぱりまだまだ寒いね!」
「そりゃあ、雪もあるからな(笑)ところでさ、ミソラ」
「ん?何?告白?」
「違うわ。あの痣はどう?消えた?」
「ちぇっ、なーんだ。いやー……消えるどころか、なんかクッキリしてきてね。ほら!」
ミソラが右手の甲を見せてくる。なるほど、確かに二年前よりも【太陽】みたいな模様になってきているようだ。
天十郎もミソラに右手の甲を見せる。
「やっぱりか、オレもさ、前よりも【月】っぽい形してきたんだよなぁ…」
「太陽と月かぁ。ホント、なんなんだろうねコレ(笑)」
──それは突然だった。
「それな〜、【天紋印】ってやつだな♪ちょっと特殊だけどな♪」
「「えっと………誰?」」
ちょっと光っている小さなお客様は、二人が「きょとん」としている中、語り出した。