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38 クアガ族侵攻

 ついに迎えた、クアガ族との戦の時。

 俺はハバキリと蒼龍と虎鉄の三本を腰に差し、クアガ族が攻めて来るであろう森の前の草原に立っていた。右にはアリシアさんとカナデが、左にはメリーとフィリアが肩を並べていた。そして俺の後ろには、マリアがファウーロの戦士達を従えて腕を組んで待機していた。


「仕掛けは済ませた?時間が無い中、無茶なお願いをしたと思うけど」

「私は土魔法が使えるのだぞ。音も立てる事無く三分で済む」

「そうか」


 族長の家で話し合いをした後、フィアナにはこの辺りに踏むと深い穴に落ちる、いわゆる落とし穴を作ってもらった。少しでも進行を遅らせる為に作らせたが、どうやら間に合ったみたいだ。


「それじゃ、アリシアさんとメリーとマリアは最前線に出て敵を蹴散らしてくれ。フィアナも彼女達と一緒に最前線で戦いつつ、クマガを人気の無い所へ誘き出して欲しい」

「「「はい」」」

「私も問題ない。お前もくたばるなよ」

「無論だ」


 俺もアリシアさん達と一緒に最前線に出るが、同時にフィアナの行動を常に注視しながら戦わないといけない。俺の援護にメリーが付いてくれるが、それでもやはり自分の身は自分で守らないといけない。クマガを見つけたら、フィアナはすぐに人気の無い所へとおびき寄せ、俺もそこへ駆けつけて一対一でクマガを倒すというものだ。

 半分魔族化している上に、レベルも100を超えているのだ。本当ならメリーに協力して欲しかったが、マリアが「それでは試練にならないっす」と言ったので俺一人で相手する事になった。試練の件は、まだ生きていたか。


「戦士達は盾を構えて横一列に並んで敵の進行を防ぎつつ、間から槍を付いて攻撃。カナデは俺達の間をすり抜けてきた敵を撃って。出来るだけ、出来るだけ盾部隊に近づかせるな」

「分かった」


 今回カナデには荷電魔銃ではなく、普通のリボルバー銃を使ってもらう。魔法銃では人を殺せないからな。

 それに、今残っている戦士は二十人にも満たない。八百人もの敵兵を押し留め、集落を守るにはちょっと不安がある。早撃ちを得意としているカナデでも、攻めてくる敵全てを撃ち殺すことは出来ない。なので、俺達で数を減らしていき戦士達の負担を少しでも軽減しようと思っている。

 時刻が午前九時を回った時、森から矢が一本上空に向かってピューという音を立てて放たれた。


「開戦の合図っす。来るっすよ」

「敵のお出ましか」


 俺は蒼龍を抜いて、腰を少し落としていつでも戦えるように備えた。同じように、アリシアさんはミスリルの杖を、メリーは赤椿をそれぞれ構え、カナデも腰のホルスターからリボルバー銃を抜いて構えた。


「来た」


 フィアナも俺達からコンマ二秒遅れて剣を抜き、目の前の森を凝視した。

 すると森から、馬に乗った騎馬部隊が槍を持って攻めてきた。部族にとって馬は貴重な存在だから、数はそんなに多くない。目視できる範囲だけでも六頭はいて、横一列に並んで走ってきた。その後ろを、剣を握った敵兵が走ってきた。


「予想通り、騎馬部隊を最前列に出してきたか」


 その騎馬部隊は、昨晩フィアナがこっそり作った落とし穴に落ち、更に穴の底をフィアナが魔法でぬかるみに変える事で、馬が簡単にはい出せないようにした。


「ナイスタイミング」

「ありがとう」

「じゃあ、行くぞ。皆、死ぬな!」

「「「「はい!」」」」

「当然だ!」


 俺の合図と共に、アリシアさんとメリー、マリアとフィアナの四人が先陣を切り、俺もそれに続いた。カナデは十歩ほど前に出た所で立ち止まり、銃を構えた。

 動けなくなった馬を捨てた騎馬兵が、槍を突き出して穴から這い出してきた。


「『ウィンドインパクト』」


 槍を突き出した敵兵を、アリシアさんが風魔法を使って吹っ飛ばした。ミスリルの杖を使った事で、通常よりも強力な風の衝撃波を放つ事が出来た。

 アリシアさんの魔法で怯んだ槍兵を、カナデが銃で相手の眉間へと正確に撃ち抜いた。


《騎馬兵はこれで全部。あとは剣を持った歩兵だけよ》


 助言感謝する。

 槍部隊が居なくなると、メリーが物凄い速さで先行し、敵の剣を巧みに避けながら赤椿で薙ぎ払っていった。続いて俺とマリアが敵の中へと突っ込み、俺は蒼龍で斬り、マリアは拳で相手を蹴散らしていった。その後ろを、フィアナと武器をシルフに持ち替えたアリシアさんが倒していった。

 切れ味に優れた蒼龍なら、剣や盾でガードをしても関係なく相手を切る事が出来、赤椿を使うメリーも僅かな隙間から確実に相手の急所を攻撃した。薙刀でよく何な攻撃が出来るな。

 補足情報だが、ここ数日でメリーは俺の戦い方を理解し、何処を付けば1撃で相手を倒す事が出来るのかも学んでいた。メリーの戦闘能力は、俺の予想を遥かに上回っていて、俺から学んだ技を短時間で習得し実践していった。味方で良かったと、心の底から思った瞬間でもあった。

 さてさて、俺の方も蒼龍で敵を斬りながら進んで行き、敵のボスであるクマガを探していた。フィアナに誘き出すように言ってはいたが、自分でも探さないといけないと思い辺りに目を光らせた。

 マリアの話だと、クマガは大きな剣を片手で振り回す程の怪力で、外見も武将髭を生やした筋肉ムキムキのおっさんで、名前の通り熊みたいな男だという。

 そんな感じで戦っていると、隣にフィアナが駆けつけてきた。彼女は持ち前の馬鹿力で、次々と敵を吹っ飛ばしていった。斬ったのではなく、吹っ飛ばしたのだ。彼女と剣を交えた敵は、皆例外なく踏ん張りがきかず吹っ飛ばされていた。当然、敵の剣と鎧は粉々に砕けていった。剛力のスキル無しでこの怪力とは、末恐ろしい。


「そっちは見つかったか?」

「いや、私もまだクマガを見つけられていない」

「そうか。目立つ容姿をしてるみたいだからすぐに分かると思うけど」

「あれでもクアガ族の族長だ。そう易々とは前線には出ないだろう。私達を侮っている証拠だ」

「かもな」


 倒した敵兵も、俺達に負けるなんて微塵も思っていないのだろう、仲間が倒されても臆することなく攻撃を仕掛けてきた。フィアナ一人が強くても、八百人全員で囲んで攻撃をすれば勝てると踏んだのだろう。

 でもそれが、こいつ等の弱点でもある。いくら大勢で取り囲んでせめても、それでやられる程俺の仲間はやわではない。左には、赤椿からライキリに持ち替えて、赤獣の盾で攻撃を防ぎながら敵を斬り殺すメリーの姿が見えた。

 右には、相手の顎と鳩尾に拳を叩きつけるマリアが居た。流石は拳の女神だ。

 マリアのすぐ近くでは、アリシアさんがシルフで敵を斬るのと同時に、周りにいる敵を突風で動きにくくさせていた。あんな器用な事が出来るなんて、魔法の腕はフィアナさえも凌駕しているぞ。


「全く、あんたの仲間は化け物揃いだな。あんたもだけど」

「失礼だな、化け物だなんて」


 まぁ、言いたい事は何となく分かる。百単位の敵を単騎で相手にするのは、俺も含めておそらく全員初めてだろう。にも拘らず、メリーやマリアはもとより、アリシアさんもカナデも十分に戦えていた。カナデも、銃を使った戦闘なら十分に役に立つ事が分かった。レベルの上がる速度が、アリシアさん達よりもかなり遅いのは気になるけど。

 普通は出来る事ではないが、どういう訳か俺も皆もそれが出来る気がしていたのだ。


「それよりも、私は先に前に出るぞ。クマガをお前の所まで誘導しないといけないから」

「っておい!」


 俺の制止も聞かず、フィアナは敵を倒しながら一人で森の方へと走って行った。


《行かせてあげなさい。君の役に立ちたい一心で動いているのだから、好きにさせてあげなさい。大丈夫、無茶はしないように気を付けるみたいだから》


 また人の頭の中を覗いて。だけど、フィアナも少しずつ変わろうとしていて、その為に行動を起こそうとしていた。それは良い事なのかもしれない。

 だが、それでもフィアナ一人を危険な所へ向かわせる訳にはいかない。


「クマガは森の中か?」


《大剣を抜いて、本陣の方で待機しているわ。護衛に五人の部下がいるみたいだけど、いずれも魔王の影響を受けて普通の人よりも強くなっているわ。クマガみたいに半魔状態じゃないのが、救いと言えば救いね》


 護衛付きか。相手にとって不足なし、フィアナもいれば護衛5人は簡単に倒せるだろう。

 俺は目の前の敵を斬り殺しながら、フィアナの後を追った。切れ味アップの能力のお陰で、蒼龍の鋭さと切れ味は使う度に上がっていく。それによって、鎧や盾に接触しても斬った感覚があまりなく、まるで紙を切っているみたいにすんなり刃が通っていった。

 しかも、ブルーアイアンの特性なのかいくら斬っても血が付く事は無く、まるで刀が血を弾いているみたいであった。

 そんな所を見た敵兵が、徐々に俺から距離を取っていき、取り囲んではいるが攻撃を仕掛けてくる気配は感じられなかった。


「俺が怖いのか、雑魚共」


 相手を挑発しながら俺は蒼龍を鞘に納めて、足元に落ちていた槍を拾った。


「オラオラ。どっからでもかかって来いや!」


 俺の挑発に乗った一人の敵兵が、俺に向かって剣を振ってきた。切れ味に優れた蒼龍を鞘に納め、槍を手に持った俺なら勝てると踏んだのかもしれない。

 だが


「あまい!」

 俺は槍を横薙ぎに振り、相手の首を斬り落とした。生憎、刀術や剣術だけじゃなく、槍術も得意としているのだよ。

 それを見た他の敵兵は更に尻込みをし、益々俺から距離を取るようになった。


「死にたくなければとっととそこを退け腰抜け共!」


 俺の言葉に思わず道を開け、敵の本陣がある森が見えた。フィアナの姿が見えないと言う事は、もうすでに森の中へと入って行っているのだろう。

 避けた兵の中には後ろから攻撃を仕掛けてくる者もいたが、それも槍の一撃により絶命させていった。後ろからの攻撃に対する対処も、前の世界で亡き祖父から嫌と言う程叩き込まれたので、お陰様で今では目隠しをしても不自由なく戦えるまでになった。尤も、目隠し戦闘はもう懲り懲りだけど。


「通りたきゃ通れ。アルベール様の加護を授かった族長様に、貴様ごとき馬の骨が勝てる訳がない」


 クマガの強さに絶対的な信頼を寄せる敵兵が、吐き捨てる様に俺に罵声を浴びせた。俺を通したのも、クマガには絶対に勝てないものと踏んでの事なのだろう。


(アリシアさん、カナデ、メリー、俺は森の中にある敵本陣に入る。あとは任せた。くれぐれも、無茶だけはするな)

(((はい)))


 槍で敵を牽制しつつ、俺は森の中へと一直線に進んだ。


《心して掛かりなさい。まだ半分だけとはいえ、クマガも魔族化が進んだれっきとした魔族なのだから》


 分かっている。だからこそ、早くフィアナと合流しないと


       ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇  


 敵兵の間をすり抜け、単身敵本陣のある森の中へと入ったフィアナは、クマガを翔馬の所へと誘き出す為にひたすら進んで行った。


「ここが‥‥‥」


 そうして目の前に、大剣を担いだ武将髭を生やした大柄の男と、その男の周りに五人の男が剣を抜いて大男を守るみたいに前に出ていた。


「待っていたぞ。ファウーロ族歴代最強戦士、フィアナよ。我が名は、クアガ族族長・クマガ。勝利をもたらす神、アルベール様より直接加護を頂いたものだ」

「貴様が」


 剣を強く握りしめ、大剣を担ぐ大男を睨み付けるフィアナ。あの大男が、ファウーロ族を滅ぼそうと攻めてきた怨敵クマガ。


「なるほど。名前の通り熊みたいな男だな」

「減らず口もそこまでだ」


 クマガが左手を上げると、護衛についていた五人が一斉にフィアナに襲い掛かってきた。


「チッ!」


 フィアナは剣だけで、襲い掛かってきた五人の護衛に応戦していた。魔法を使えば、五人まとめて倒す事は容易いだろう。だが、それでは翔馬に鍛えられた八日間が無駄になってしまうと思い、フィアナはあえて魔法を使わずに剣だけで応戦した。後ろはもちろん、右や左からも敵の剣が襲い掛かってくる為、フィアナは防戦一方となっていた。


「どうした小娘。お前の実力はそんな物か?」


 カチンとくる言葉であったが、不思議とフィアナの気持ちは落ち着いていた。以前のフィアナであったら、相手の挑発に乗り魔法を連発していたに違いない。

 しかし、翔馬との訓練を経てそれが相手の誘いだと言う事に気付き、フィアナは魔法を使おうとはしなかった。

 それに、一方的に攻められているように見えるが、実は優勢なのはフィアナの方であった。相手の動きを先読みし、どんな攻撃が繰り出されるのかを正確に分析し、見切っていたのだ。


「不思議だ。お前らの動きが、手に取るようにわかる」


 小声で呟いた為、五人の敵兵にフィアナの言葉が耳に入る事は無かった。だが、その言葉通りフィアナには今までと違う感覚を確かに感じていた。


「お前等の実力は分かった。次はこっちの番だ」


 そう言ってフィアナは、正面に居た敵兵の一人の脇腹を剣で深く突き刺した。


「まだまだ!」


 一人倒した後もフィアナの攻撃は止まらず、更に左右にいた二人の首元を横薙ぎで斬っていった。これで一気に三人倒した。


「これで終わりだ!」


 間を置かずにフィアナは、残った二人の敵兵の胴体を袈裟懸けに沿って斬っていった。これにより、五人の護衛兵は倒された。


「ほほぉ。俺の護衛兵をたった一人で倒すとは。この五人は、我が部族の中でも特に腕の立つ五人だったのだが」

「そうか?全く私の相手にはならなかったぞ」

「ふん。流石ファウーロ族。気位が高く、尊大な態度を取るな。ま、そんな悪しき風習に虫唾が走ったからお前等の集落を襲い、我がクアガ族が取り込んでやろうとしたのだがな」

「貴様!」


 そんな理由で自分の生まれ故郷意を攻めに来たクマガに、フィアナは隠すことなく怒りを露わにした。瞬間、フィアナは地面を強く蹴り、一瞬でクマガの目の前へと立ち剣をクマガの首に目掛けて突こうとした。

 しかしクマガは、フィアナの突きを指二本で受け止めた


「なっ!」

「こんな攻撃で俺を仕留められるとでも思ったのか?随分と嘗められたな」

「チッ!」


 これ以上は攻め切れないと判断したフィアナは、クマガの腹を強く蹴って無理やりクマガから跳躍して距離を取った。


「『サンダーショット』」


 着地と同時に、フィアナは直径五十センチ程の雷の球体を五つ放った。が、クマガ左手を前に出し、放たれた雷の球体に触れた瞬間それはクマガの手に吸い込まれていった。五つ全て。


「誰でも使える初級魔法なんかで、この俺にダメージを与えられるとでも思ったか。尤も、俺に魔法は通じないがな」

「あり得ない!」


 魔力吸収のスキルは、本来剣や刀と言った武器にのみ宿るスキルで、それでも世界で三つあるかどうかというレベルでとても貴重なスキル。

 なので、武器にだけ宿るスキルを人が宿す事なんて絶対にありえない。

 だが、フィアナに呆けている暇なんてない。驚いている間にクマガが目の前に迫り、空いている左手でフィアナの首を締め上げた。


「あっ!?」

「ほぉ。こうしてみると、なかなかに美しい女だな。その上かなりの実力を有しているみたいだな。だが、この俺を本気にさせるには力が足りないな」

「っ!」


 フィアナは必死にクマガの腕を振り払おうと、自分の首を締め上げている腕に拳を何度も叩き付けるが、全くビクともしない。それでもダメならと剣で攻撃したが、それでも全く通じなかった。剣で攻撃されたにもかかわらず、クマガの腕には傷一つ付いておらず、まるで鉄の塊に叩き付けている様な感覚が伝わった。

 それならばと思い、フィアナはクマガの左胸に剣を突き刺そうとした。だが、剣は突き刺さる事無くカキィーンという甲高い音を響かせながら折れていった。

 相手の鋼鉄の様な筋肉を前に、もはや打つ手が無くなり、次第にフィアナの意識が真っ白になり遠のきかかってきた。

 そんな時


「彼女を離せ!」

「―――――――――ぐあああああああああああああぁっ!」


 次の瞬間、ドスッと肉を切るような音と共にフィアナの首を絞めていた腕から一気に力が無くなり、ポロッと首から離れ落ちていった。

 同時に、誰かが倒れるフィアナを抱き抱えてくれる感覚も伝わった。徐々に意識が戻っていき、クリアになる視界から青い髪と青い瞳をした三白眼の男の姿が見えた。青く見える髪と瞳の色も、本来は黒らしいけど。その男性の顔を見た瞬間、フィアナは一気に緊張感が抜け男性の胸に顔を埋めた。


「大丈夫か?」

「あぁ」


 不思議と安心する温もりに、胸の奥が熱くなっていくのが分かる。初めて抱く感情だが、フィアナはその感情にいつまでも浸っていたいと思った。


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