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157 キタール亀王国 入国

「おおっ!ここがキタール亀王国ですの~!」

「コラ、サリー!そんなに身を乗り出したら危ないですよ!」


 馬車から身を乗り出し、美しい緑の草原を眺めるサリーを姉のメリーが服の首根っこを掴んで注意していた。

 この日俺達はようやくキタール亀王国に入国し、モンゴルの大草原のような草原地帯を馬車で走らせていた。シャリス曰く、キタールには馬車道が無く、草原の上を走らせることが多いのだそうだ。

 キタール亀王国は、豊かな自然と豊富な資源に恵まれていて、人々が自然と共に生きている国だ。人が住んでいる町は、王都のウォンテン以外は大きくて目立つ町や村が無く、過疎化や少子高齢化が問題になっているが他国の人達の評判は良く、老後はここで過ごしたいという人がたくさんいるくらいだ。


「しかしまぁ、エトウスでもそうだが、とても黒騎士や魔族の被害がある様には見えないな」


 自然が美しすぎるゆえに、とても魔族や黒騎士の被害を受けている様には見えなかった。


「この辺りはそうでもないですけど、もっと向こう、この先に小さな村があったのだけど、一月前の黒騎士襲来によって住民は皆殺されて、村は盗賊達の隠れ家になってしまいました」

「完全に悪循環じゃねぇか」


 まぁ、建物を取り壊すにしてもお金がかかるから仕方がないのかもしれないが、このままではカリンヴィーラの思う壺だぞ。

 やっぱり早急に黒騎士達を何とかしないとな。


「ヴィイチ。キタールの王都まで、あとどのくらいかかる?」

「はい。この国の王都のウォンテンまでは、ここから馬車でおよそ五日です。ですが、途中の町でギルドの依頼や、行商をいたすのでしたら更にかかると思います。具体的に何日とまでは申せませんが、それでしたら最低でも八日といったところです」

「そうか」


 ヴィイチが広げた地図を見ながら、この先の予定を考えていた。

 王都に向かうまでにある村や集落は、全部で三つ。ギルドがあるのは、二つ目の比較的人の多い農業が盛んな村だけ。

 行商はそれぞれの村で行っても良いだろう。この国だったら、武器よりも(くわ)や鎌や(のこぎり)が良いだろう。他にも、包丁やお鍋やフライパンなどの調理器具が良いだろう。


「他にも、除草剤や体力回復ポーションも売れると思います。他にも、三番目に立ち寄るこの集落の近くには鉱山がありますので、つるはしとハンマーが売れると思います」

「「「鉱山」」」


 ちょっとサリーさん、ローリエさん、エメラダさん、鉱山にいちいち反応しないで。というか、他所様の鉱山を勝手に発掘してはダメだぞ。まっ、その辺はきちんと分かっていると思うけど。


「まぁ、あまり取り過ぎないのでしたらたぶん許可は下りると思いますけど」

「そうだな。許可が出る様なら、行って来ても良いぞ」

「はいなの~!」

「ん!」

「はぁい!」


 嬉しそうに頷く発掘パーティー。本当に発掘作業が好きなんだな。あと、ローリエは寝癖を直さないとな。

 ヴィイチと話を終えた俺は、ボサボサになっているローリエの髪を櫛で梳いてあげた。いつも通り、ローリエはされるがまま状態であった。


「確かに、全然奴隷っぽくないわね」

「むしろ帯刀さんの方が皆の奴隷って感じがします」

「一言余計だぞ」


 シャリスと井端からジト目で見られながらも、俺はローリエの髪を櫛で梳いた。


「ご主人様に髪梳いてもらうの、気持ちいいから好き♪」

「それはどうもありがとう」


 というか、俺がいる時はいつも俺がローリエの髪を梳いてあげているのだけど。その後必ずフィアナとヴィイチにも、髪を梳いて欲しいとせがんでくる事がある。


「むぅ、ローリエだけズルいです。私もお願いします、ご主人様」

「私も頼む、翔馬」


 ほら来た。まぁ、別に良いけど。

 仕上げに、ローリエの髪をツインテールに結んで終わらせた。


「やっぱりご主人様に梳いてもらった方が綺麗にできる」

「褒めても何も出ないぞ。次、フィアナ」


 次に、フィアナの腰まである長い銀髪を櫛で梳いてあげた。シルクのように滑らかで、流れる様にサラサラな触り心地が、梳いている俺にとってもクセになる感触であった。櫛で梳きながらも、その感触を楽しまずにはいられないくらいだ。


「あ、今ショーマが獣の顔になったわ」

「フィアナさんの髪、すごく艶があって綺麗ですからね」

「ねえぇ。しかも、あの美貌にボンキュッボンのわがままボディ、細くて長い美脚、綺麗な切れ長の目、あんな人がこの世に存在していたなんて」

「帯刀さんがいやらしい目で見るのも分かります」


 ちょっとそこの中学生、そういうことは思っていても口に出してはダメだぞ。というか、誰がいやらしい目をしているってんだ。フィアナも顔を赤くしない。

 感触を楽しむかどうかを抜きにしても、フィアナの髪は長いから梳くのに少し時間が掛かってしまうんだよ。


「翔馬は、武器作りや料理だけじゃなく、髪を梳くのも上手いな」

「それはどうも。じゃ次」


 今度は、ヴィイチの青色の長い髪を梳いてあげた。フィアナよりも細く、ちょっと力を加えるだけですぐに切れてしまいそうなくらい繊細で、とても柔らかい髪を慎重梳いてあげた。

 長いと言っても、フィアナの様に腰まで長い訳ではないし、クセが掛かっている訳でもウェーブがかかっている訳でもないので、さっきよりは早く終えた。というか、この場にいるメンツでウェーブがかかっている子はエメラダだけなのだけど。


「ありがとうございます、ご主人様」

「いいって」


 満足げに自分の髪を手鏡で見るヴィイチ。喜んでもらえたみたいで何よりだ。


「いいなぁ!あたしもあたしも!」

「はいはい。分かったから騒がない」


 綺麗になった二人を見て、自分も梳いて欲しくなったエメラダが俺の前に座って催促してきた。

 人魚だからなのか分からないが、エメラダの緩いウィーブのかかった金髪から仄かに潮の香りがした。よく見ると、水生の種族とは思えないくらい、髪が綺麗だったのでちょっとびっくりした。最初に梳いたローリエなんて、何本か枝毛が見つかったのに。


「ほい、終わりだ」

「おぉ!ただでさえ可愛いあたしが、三割増しに可愛くなっている!」


 それは大袈裟だし、鏡を見ながら自分で自分のことを可愛いって言うな。自意識過剰なのか?あと、声のトーンを少し下げろ。


「それは気になりますわ。私の髪もお願いしてもよろしいでしょうか、帯刀君」

「え?」

「あ、ズルい!あたしもあたしも!」

「は?」

「私とお姉ちゃんもお願いしますの~!」

「ちょっとサリー!?ご主人様に何言ってるの!」

「い!?」

「流石にそこまで言われるあたしも興味が湧くわね、シホもそうでしょ」

「はい。私も梳いて欲しくなりました」

「えぇ!?」


 結局俺は、御者台に座っているアリシアさん、立場を弁えて遠慮したメリー以外全員の髪を梳いてあげることになった。

 というか、メリーもローリエと同様にたまに櫛で梳いた方が良いぞ。折角綺麗な白髪をしているのに、櫛で梳かないからいつもボサボサだ。櫛で梳いてあげたら、今より美人が三割増しになる事間違いないのに勿体ない。


《意外に多才なのですね、翔馬様は》

《おまけに天然のジゴロね》


 褒めるのか貶すのか、どっちかにしてくれ。


       ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「はぁ、疲れた」

「疲れたも何も、女の子の髪を櫛で梳いてあげただけじゃないですか」

「そう言うけど、結局九人分だぞ」


 皆の髪を梳いてあげた後、御者台に座ってアリシアさんと交代で手綱を握った。後ろでは、遠慮したメリー以外全員がサラサラになった自分の髪を満足そうに触っていた。アリシアさんみたいに自分で梳いてくれたら楽なのだけど、あの子達はどうしてそんなにせがむのかね。


「それよりもショーマさん。この先の森で水と食料の調達をしたいのですが」

「あぁ、もう無くなったんだな」

「はい」


 申し訳なさそうに言うけど、どうする事も出来ない。

 うちのパーティーには、カナデとフィアナという食いしん坊がよく食べるから、何時も多目に用意しているのだよな。それが今回は、エメラダとローリエ、シャリスと以外にも井端もたくさん食べるから、予想よりも早く備蓄してあった食料が底をついてしまったのだ。水はそれプラス馬二頭もいるからもっと早い。

 お金は別に良いが、買うにしても町や村によって限度というものがあるからなかなかそうもいかない。次この大陸に来る時は、エメラダだけでも置いていこう。


「今酷い事を考えていませんでした?」

「気のせいだ」


 あっけらかんと答えた俺は、森の近くに馬車を停めて、桜と紅葉も連れて森の中へと入っていった。


「さて、折角豊かな森が広がっているんだ、食えそうな木の実やキノコも取りまくるぞ」

「湖の方には、最近大きな魚の魔物が住み着いているらしいので、それが捕れたらおそらく二十日以上は持つと思います。他にも、クリスタルホーンやロックボアもいます。もちろん、普通の猪や熊や鹿もいます」


 地図を確認しながら、この付近にいる魔物や野生動物の情報を話してくれるアリシアさん。

 クリスタルホーンは、水晶の様にキラキラした大きな角を持つ鹿の魔物で、角と魔石が高く売れる。ちなみに、肉は臭いがキツイが鹿とは思えないくらい脂が濃厚で非常に柔らかくて美味しいのだ。

 ロックボアは、岩の様にゴツゴツした表皮をした大きなイノシシの姿をした魔物で、魔石と皮と牙が高く売れる。肉は赤身が美味しく、塩胡椒を振ってステーキで食べると口の中に旨味が広がり、猪肉とは思えないくらいに柔らかいのだ。

 説明して分かるように、この二頭のお肉は高級食材として知られているのだ。


「そんじゃ、三手に分かれよう。木の実や野草を採取する班と、湖で魚を取る班と、動物を狩る班で」


 一方は、食べられそうな木の実や草、キノコなどを採ってく班で、こっちにはヴィイチと神宮寺とカナデと井端が向かうことになった。

 もう一つは、湖に住んでいる魚と水の調達、及び桜と紅葉の餌と水もこの班が担当する事になる。こっちには、エメラダとメリーとフィアナとローリエが担当する事になった。

 最後に、野生動物の狩りを担当する班で、こっちには俺とアリシアさんとシャリスとサリーが向かうことになった。

 どうやって分けたかというと、木の実採取のリーダーにヴィイチ、湖のリーダーにエメラダ、狩りのリーダーにアリシアさんを置いて、残りをジャンケンによって決めた。

 グーを出した人は、アリシアさんと一緒に狩りの班に入った。

 チョキを出した人は、ヴィイチと一緒に木の実採取の班に入った。

 パーを出した人は、エメラダと一緒に湖班に入った。

 しかしまぁ、一発で決まるとは思わなかったな。

 という訳で俺は、アリシアさんを筆頭にサリーとシャリスを連れて狩りに出かけた。


「とは言ったものの、俺達は何をすればいいんだ?」

「罠を張るの?」

「ロープならありますの~」

「罠は張りません。獲物を見つけたら、3人には指定した通りに動いて欲しいです」


 罠も張らずに、手に持っているミスリルの弓だけで獲物を仕留めようと言うアリシアさん。その弓は魔力の矢を生成して相手に放つ弓である為、獲物を余計に傷つけずに仕留めるには打って付けなのだろう。

 しばらく森を歩いていると、森の真ん中に草原地帯が広がり、そこにクリスタルホーンの群れが草を食べていた。


「シャリスさんは、傷がつかないように角を採取してください。クリスタルホーンの角は、ギルドでもかなり高く売れますので。サリーさんは魔石の回収と解体をお願いします」

「分かった」

「お任せなの~」


 シャリスもサリーも、啓礼のポーズを取った。というか、そのポーズを一体何処で覚えたのだ。


「ショーマさんには、私が指示した所にクリスタルホーンの群れを誘導してください」

「おう」


 アリシアさんは、背が高く、葉が多く生い茂っている木の枝に飛び乗り、弓を構えた。

 俺の役割は、アリシアさんのいるあの木の近くまでクリスタルホーンの群れを誘導すればいいのだな。

 俺はクリスタルホーンに気付かれないよう、気配と足音を消して背後へと回った。


(それにしても、あのクリスタルホーンがあんなにたくさん。今更ながら取っても大丈夫なのか?)


《問題ないわ。クミナミ鳥王国だったら、愛護団体のテロ行為による妨害を受けるかもしれないけど、この国だったらそんな心配はいらないわ。それに、クリスタルホーンもシンテイ大陸では数が少なくても、この国では物凄い数の個体数が生息しているからあの群れを狩り尽しても問題ないわ。これが、豊かな自然に恵まれた緑の王国、キタール亀王国なのよ》


(そうか)


 となると、高級食材のクリスタルホーンの肉が食べ放題だ。持って帰れば、残っているメイド達のいいお土産にもなる。


《ただし、角はトウランで換金した方が良いわ。こっちではたくさん採れるらしいから、トウランの値段の半分以下の値段でしか売れないわ》


(分かった。あと、ユズルにも幾つか売ろうか)


 家具や日用雑貨が専門だけど、工芸品やインテリアの販売も行っている為、あの角も高く買い取ってくれるだろう。その上、お肉も国王陛下やレイハルト公爵にも売れば‥‥‥。

 おっと!邪な考えは今はやめておこう。獲物を取る事に集中しないと。

 丁度向こう側に、アリシアさんが隠れている木が見えたので、俺は風魔法で側面の方に逃げないようにした。


「そんじゃ、行くか」


 後ろから騒ぎ立て、クリスタルホーンの群れを指定された所へと誘導させた。次の瞬間、後方にいる個体を中心に次々と仕留めていった。後方にいる個体を狙ったのは、角を傷つけないようにする為なのだろう。


「マジスゲェ‥‥‥よくもまぁ、あんなにたくさん仕留められるな」


 二分も経たずに、八頭のクリスタルホーンがアリシアさんの魔力で出来た矢によって眉間を撃ち抜かれ、その場にバタンと倒れていった。


「俺、結局騒いだだけかよ」


 その後は、角を回収するシャリスと、解体をするサリーの様子をただ眺めるだけであった。

 その後も、ロックボアの群れも見つけ、同じ要領で仕留めていった。ここでも俺は、タダ後ろから騒ぎ立てただけであった。他に出来た事といったら、回収した魔石と素材をアイテムボックスに入れるだけであった。


「大量、大量♪」

「高級なお肉が食べ放題なの~♪」


 シャリスとサリーは、ルンルン気分で解体した肉を一緒に運んでいた。時間も止められるアイテムボックスを持っているのは、メリーと神宮寺の二人だけだもんな。俺の持っているアイテムボックスは、容量は無限でも時間は止められないからな。


「解体や素材の回収くらいなら俺だって出来るんだけど」

「ダメです。ショーマさんの世界ではどうだったかは知りませんが、この世界ではパーティー内で一番立場の低い人が、素材の回収と解体を行うのがルールになっています。ショーマさんはパーティーのリーダーなので、その威厳を保つ為にも守ってもらわないとダメです」

「嘗められるから、って事か」


 アリシアさんの言いたい事は分かるが、それでもやっぱり何もしないでいるというのはちょっとしんどい。

 その後、メリーとフィアナとローリエとエメラダの四人と合流し、一緒に森を出た。森の外には、既にヴィイチと井端と神宮寺とカナデが待っていた。

 どの班も、かなり大量に収穫できたみたいでご満悦であった。お陰で今日の夕食は豪華になった。


        ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 翌朝、俺達は王都に向けて再び馬車の準備をしている中、シャリスと井端の二人はそれぞれ自分の荷物をまとめていた。

 この二人は、南西側にある小さな町に行くという事なった。そっちの町にはギルドがあり、二人はそこの依頼を受けに行くというのだ。なので、二人とはここでお別れをする事にした。


「それじゃ、あたしとシホこっち側に行くわね」

「短い間でしたが、お世話になりました」


 シャリスと井端は、俺達に深々と頭を下げた。


「ショーマのお陰で、あたしは両親の仇を討つ事が出来た。これからは、シホと一緒に冒険者を続けていくわ」

「私も、シャリスさんと一緒に自分を磨いていきたいと思います。帯刀さんから教わった事も活かしながら」

「おう。しっかりやってけよ」


 挨拶を済ませた後、シャリスと井端は二人で駆けっこでもするみたいに俺達の前から走り去っていった。


「行ってしまいましたね」

「本当に良いの?シャリスはともかく、シホはあんたの弟子になりたがってたじゃん」

「良いんだ。あぁいうタイプの子は、何物にも縛られずにのびのびと生きていた方が良いんだ。俺みたいに、汚れちゃいけない」


 帯刀流剣術は、人を一撃で殺める剣術。井端みたいな純粋な子が身に着けて良いような剣術ではない。短い間ではあったが、俺はそう思うようになった。


「それだと、私達が純粋ではないみたいですね」

「そん訳ないだろ。皆には、俺のパーティーのメンバーとして一緒に戦って欲しいだけだから」


 悪戯っぽく言うアリシアさんだが、絶対に分かっていてわざと聞いているだろう。他の皆だって、アリシアさんと同じ表情をしているから、ちゃんと分っているみたいだ。

 俺には彼女達が必要だ。だからこそ、実戦で生き抜く為に、一緒に戦いたいと思ったから戦い方を教えているのだ。特に、剣を扱うメリーとフィアナの二人には帯刀流剣術を覚えてもらいたかったから。

 だからこそ、あの二人まで巻き込みたくなかった。純粋すぎるあの二人は、魔族との戦いに加わるべきではないから。


「さて、俺達も先を急がないとな」

「はい」

「何時でも出発できます」


 二人が完全に見えなくなった所で、俺達は馬車に乗って出発した。目指すは、キタール亀王国の王都・ウォンテン。



「妖しの魔鏡」と「鬼嶋の鬼」も是非読んでみて下さい。

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