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132 銀貨80枚から銅貨4枚

「で、養鶏所を始めようと」

「ああ」

「あたし達にだってできるし、養鶏なら幼い頃にお兄ちゃんと一緒にやっていたから大丈夫」


 二人ともあぁ言っているが、俺は大いに不安だ。

 行商から帰ると、カナデとフィアナがバビリアを二十羽引き連れて帰ってきたと聞いて、俺はすぐに裏にある農業エリアへと向かった。そこで見たのは、大きな土で出来た鶏舎であった。

 仮設とは言え、こんな所であのデブ鳥を飼いならそうというのか。

 バビリアは比較的温厚ではあるが、飼いならすのが難しい魔物として有名だ。

 魔物なんて呼ばれているが、あの程度の魔物ならこれといった害はなく、冒険者の間では野生動物として扱われている。卵の採取は赤ランク以上の依頼となっているが、俺にとってはファントムウルフの方が手強いように思う。


「まぁ、やるというのなら俺は止めないが‥‥‥」

「絶対に成功させてやるんだから」

「見てなさいよ」


 一抹の不安を抱きながらも、俺は厨房に向かって調理を担当しているメリーとミユキとアリアの所へと向かった。理由は、カナデが持って帰ったというバビリアの卵についてであった。


「よぉ」

「ご主人様!カナデ様が持ち帰った卵はどれも新鮮です」

「調理し甲斐があります」

「割った瞬間にヒヨコが出てくることは、幸いにもありませんでした」

「そんな事は心配してない」


 まぁ、高級品であるバビリアの卵が食べられるのは嬉しいが、卵を産む量が半端ないのだよな。本当に高級品なのかと、疑いたくなるくらいだ。

 それにバビリア程度の魔物なら、赤ランクの冒険者でも十分に対処できるし、第一魔法銃があれば一撃で仕留める事が出来る。魔法銃が無くても、毒を塗った矢でも仕留める事が出来るし。


「ただ、こんなにたくさんあっては‥‥‥」

「だろうな」


 困った表情を浮かべてメリーは、籠いっぱいに入ったダチョウの卵程の大きな卵に目を向けた。こんな量の卵は、とてもじゃないが一日で全て消費させるのは無理であった。


「これを全て消費するのにどのくらいかかる?」

「はい。順当にいけば明日のお夕食には全て消費出来ますが、おそらく無理だと思います」

「だろうな」


 アリアが言う順当にいけばというのは、このままバビリアの卵がこれ以上増えなかったら、である。


「バビリアは、有精卵、無精卵と関係なく一日に十個以上の卵を産む魔物です。卵を温めている状態であるのならその限りではありませんが、無くなるとその翌日の早朝には新しい卵が産み落とされます」

「しかも有精卵は放っておくと、たった三日で孵化して十日で大人になるのですから、まぁ手に負えません」


 困ったという感じで言うメリーと、あっけらかんとした感じでいうミユキ。

 そう。それこそがバビリアを飼い慣らすのが難しい理由である。

 バビリアが卵を産む量は鶏よりもずっと多く、回収するとその翌日にはまた新しい卵を産んでいるのだ。

 その卵を売る為に連れて来たのだが、バビリアの卵は王侯貴族や富裕層、そして高級レストランでのみ取引されている高級品。

 最初はかなりの収益を得られるかもしれないが、次第にその量に対応するために値段を徐々に下げていくという事態になる。そうなると、バビリアの卵の価値は一気に下がっていってしまう。


「銀貨八十枚で取引されているのが、近いうちに日本の卵のように十個で銅貨四枚になりそうですね」

「ははは‥‥‥」


 しかも成長速度もかなり早く、三日で孵化して十日で大人になるのだ。ゴキブリよりも厄介な繁殖力だ。

 養鶏所を作るとなると、絶対にオスは必要になる。そんな事をしたら無限に増え続けて、やがて手に負えなくなってしまうぞ。

 日本で問題になっている多頭飼育崩壊という、無責任に繁殖をさせることで面倒を見切れなくなって、飼育放棄を起こしてしまうあれに似た状況になってしまいそうだ。

 野生では、ドラゴンやキングベアというとてつもなく大きな熊という天敵がいて、卵を狙う魔物としてファントムウルフがいるから、なんだかんだ言ってバランスが取れているのだよな。


「そうなる前に、オスは全て食肉用に解体した方が良いと思います。私も食べた事がありますが、ブロエラーなんて比べ物にもなりません」

「フィアナはともかく、カナデがそれを容認するとは思えないな」


 とりあえず、トウラン武道祭まであと四週間もある。それまでどうなるか、しばらくは様子を見るとするか。

 それとミユキ、ブロエラーと比べるのは間違っているぞ。というか、ブロエラーだって美味しいぞ。元貴族様は舌が肥えていらっしゃいますな。

 まっ俺も、オスはさっさと絞めておいて繁殖を防ぐ事に賛成だ。そもそもバビリアは、生後十日で大人になるクセに寿命が二百年というあり得ない長寿である。

 悪く言うと、その間は全く繁殖させる必要が無いのだよな。

 そんな事を考えながら俺は厨房を後にし、蒼龍をもって訓練場へと足を運んだ。


《本当にストイックね。実はⅯだったりして》


「お前に言われると腹が立つな」


 女神様相手に憎まれ口を叩きながら俺は、蒼龍に魔力を注ぐ感じで意識を集中させながら構えた。その間も、周りの状況にも事細かに気を配っていた。

 すると、身体から自分の神力とは違う何かが身体の奥底から湧いて出てきたのが分かった。


《だいぶ様になってきているわね。自分の神力をコントロールする術も身に着けてきたのだから、私が与えた加護の力もうまく引き出す事が出来る様になるのも早いわね》


 俺は現在、デリウスの加護の力を引き出す特訓を行っていた。

 本来なら訓練なんて行わずに無意識に引き出す事が出来るが、俺の場合は今まで加護に頼る事無く自身が地球で培ってきた剣術と、この世界に気新たに身に着けた技術があったので、デリウスの加護が使われる事が今までなかったのだそうだ。

 そうなってしまうと逆に引き出すのが少し難しくなり、こうして日が落ちた頃にデリウスの指導の下加護の力を引き出す訓練を行っているのだ。


《すごい神力ね。最初に私が注いだ時よりも格段に強くなっている。信じられないわ》


「そうか」


《ただ、それでもユズルに勝てるかどうかは微妙な所よ》


「これでもまだユズルには届かないか」


《えぇ。ウェスティラ神王国での戦いを見たけど、あの子の力はとても人間とは思えないわ。いくらタケミヤの加護があるとはいえ、あのカリンヴィーラを追い詰めるなんて普通じゃないわ》


「あぁ」


 ゴルディオや、人化しているとはいえマリアまでも追い詰めたあのカリンヴィーラを、神力も使わないでダメージを与えるなんて普通ではない。

 デリウスからも、今の俺では勝てないとハッキリと言われてしまった。

 神気を開放して、更に神器となったハバキリを使えばその限りではないが、伝統あるトウラン武道祭でそんな不正はあってはいけない。大会中はその二つを封じて、正々堂々と戦うつもりだ。


「なぁ、デリウス。本当にユズルはただの人間なのか?実は神力を宿していましたとか言わねぇよな」


《正真正銘の人間だよ。ある一点を除けば》


「ある一点?」


 デリウスから詳しく聞いた俺は、あまりのことに言葉を失ってしまった。ユズルがそうなのなら、妹のカナデも。


        ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 あれから二週間が経ち、カナデとフィアナによるバビリア養殖は順調に進み、今では他国の農家さんにバビリアを数十羽買い取らせるくらいになっていた。フィアナが一言命令すると、例え他所の農家さんの所に行っても従順にその命令に従うのだから、安心して送る事が出来る。

 ついでに言うと、裏の農場広場には立派な鶏舎が建てられており、初め二十羽いたバビリアは三倍の六十羽になっていた。しかも、他国の農家さんに与えた分も含めると二百羽は優に超えている。たった二週間で二百羽って、想像以上に恐ろしい繁殖力だ。天敵がいない環境なら、そうなるって当然である。

 しかもこのバビリア達、よほど良い餌を貰っていたのか卵を産む量が通常の三倍近くの七十個も生んでいるのだ。しかもそれが、世界各地で起こっているのだから当然、現在の様な事が起こるという訳だ。


「すみません。バビリアの卵を四個ください」

「銅貨十六枚です」

「こっちは十個頂戴」

「銅貨四十枚だ」

「私は卵六個と、胸肉二百グラムください」

「銅貨二十四枚と、百グラム銅貨五枚だから、合計で銅貨三十四枚です」


 意気消沈気味に、馬車いっぱいに積まれたバビリアの卵とバビリアの肉を安価で売るカナデとフィアナ。

 最初は王族や貴族、富豪や高級レストランなどで発注が続いたが、異変が起こったのはそれから六日後の事であった。

 バビリアが卵を産む速度と、数を増やす速度が想像以上に凄まじく、もはや自分達だけでは処理しきれないくらいにまで卵が溢れてしまい、買ってくれても八割以上も残ってしまうという事態が起こってしまったのだ。

 止む無くオスを一羽残して全て占めて食用にするが、それでも追いつけず、結局こうして安価で町の人達にも販売する羽目になってしまったのだ。

 数が増えすぎてしまった結果、バビリアの卵の価値が大幅に下落してしまったのだ。一個銀貨八十枚(八十万円)だったのが、今では一個銅貨四枚(四百円)となってしまった。


「農家さんの方はうまく調節していますけど、卵だけはどうする事も出来ませんし、将来のことを考えるとやはりオスは必要ですので」

「あぁ‥‥‥」


 訝し気に俺は、カナデとフィアナの行商の様子を見た。

 俺とアリシアさんが行商している横で、奥様方による長蛇の列が途絶える事無く、美味しいと評判のバビリアの卵と肉を買いに来ていた。


「それでも一個で銅貨四枚だから、普通の卵よりも高いのは間違いないが‥‥‥」

「ちょっとお金を出せば買えない値段でもありませんので、毎日売れに売れますよね」

「あぁ」


 求めていたものと違う結果に、カナデとフィアナはすっかり落ち込んでしまっていた。それでも、自分達が飼育しているバビリア達の飼育を放棄していないのだから感心だ。

 それに、飼育が難しいバビリアの飼育と繁殖に成功させたのだから、これは成功と言っても過言ではないぞ。期待していた売上金の一万分の一というのが、ちょっと可哀想だけど。


《飼育が難しいなんて言っているけど、その原因は驚異的な繁殖力にあって、バビリア自体の飼育が困難ではないわ。むしろ、一度飼いならすととことん忠実だし、元々温厚な性質をしているからね》


 なるほど、野生が臆病で警戒心が強いのは敵に襲われるリスクがあるからであって、上手く飼いならすと人間に警戒することが無くなるから安全という訳か。完全に家畜じゃねぇか。


「でも良いじゃないですか。町の人達が大喜びで買ってっ来るのですから」

「そうだな」


 絶対に食べられないバビリアの卵と、バビリアの肉が安価で買えて食べる事が出来るのだ。かなりの貢献だろ。

 だが、今は二人とも屋敷にいるから何とかなるけど、依頼を受けて何十日も屋敷を開けた日には大変な量の卵が余る事になるぞ。流石にこれは何とかしないといけない。

 互いの商品が完売したタイミングで、俺はカナデとフィアナの所へと行った。


「で、どうする気なんだ?」

「分かってる。流石にこの量は私とカナデだけでは捌ききれない」

「この後、奴隷商会に行って酪農に向いた奴隷を買うつもりだよ」

「そうか」


 まぁ、そうするしかないよな。二人ともかなりの金額を所持しているから、多少高い奴隷も買う事が出来るだろう。俺が前に訪れた奴隷商会は、犯罪奴隷を主に扱っているところだからまともなのが七人しかいなかったからな。

 俺とアリシアさんは、一頭引きの荷馬車に繋げた桜を誘導して目的の奴隷商会へと足を運んだ。

 その後を、桜と同じ様に荷馬車に繋げた桃を引いてカナデとフィアナが付いてきた。そういえば最近、桜と桃がやたらと仲が良いのだよな。屋敷では紅葉と椿が良い感じだし、近いうちにそれぞれの子供が生まれるかもしれないな。

 さて、前回足を運んだ所とは違う違う奴隷商会に足を運んだ俺達は、やたら高そうなソファーに座って商人が奴隷を連れて来るのを待っていた。


「で、お前等はどんな奴隷を希望するんだ?」

「そりゃ、酪農に向いた」

「それは大前提です。お二人は具体的にどういった奴隷を希望されているのですか?」


 アリシアさんの質問に黙り込むフィアナの代わりに、カナデが詳しく話してくれた。


「先ず犯罪奴隷はお断り。力仕事が出来るのなら、男でも女でもどちらでも構わない。種族も気にしないわ。まぁ、年を取り過ぎた人や、ゴリマッチョなおっさんもお断りだけど」

「その分の給料は私とカナデで払うから、翔馬は気にしなくても良いぞ」

「そうか?」


 まぁ、二人が給料を払うというのなら俺は今まで通りミユキたち九人にのみ給料を払うぞ。

 一分と経たずに奴隷商は、五人一組ずつ奴隷を連れて来ていた。鉱山送りが掛かっている犯罪奴隷は、死に物狂いで俺達にアピールしているが正直言って全く関心が湧かなかった。

 選ぶのは俺ではないから、どうこう言えた義理ではないのだけど。

 それから五組目の奴隷が退出し、ここまで二人のお眼鏡にかなった奴隷は現れなかった。理由は至って単純で、いずれも犯罪奴隷であったからだ。

 更にその後は、六組目でカナデがリスの獣人の女の子を指名し、八組目でフィアナが十三歳くらいの男の子と十五歳くらいの女の子を指名した。

 全ての奴隷を確認し、最終的には六人の奴隷をカナデとフィアナが折半して購入した。その間に奴隷商は、購入した六人の奴隷に奴隷魔法を施していた。結果で言うと、一番下が十二歳で、一番上が十八歳。男の子が二人と、女の子が四人であった。


「じゃあ、俺はちょっと調べものがあるから図書館に寄ってから帰る」

「分かりました。では先に帰ります」

「あたし達も、早速この子達にバビリアの飼育方法を指導するわ」

「寄り道するなよ」


 三人を見送った後、俺は桜に繋げてあった荷馬車を外してアイテムボックスに入れ、桜に跨って図書館へと向かった。


(なぁデリウス。本当に国立の図書館に、あの神様の武勇伝が書かれた本が置かれてるのか?)


《間違いないわ。相当派手な活躍をしたらしいから》


(派手な活躍か)


 その神様は地球でも有名な神様で、神話ではどうだったかは知らないが、かなりの女好きだということは聞いた事がある。


「お、どう」


 図書館の前に着くと、桜を馬房に預け、俺は利用料銅貨三枚を支払って目的の本を探しに行った。


「えっと‥‥‥あ、これだ」


 俺が手を伸ばした本のタイトルは、「偉大なる戦士、ゼロル・ハガの英雄譚」。カナデとユズルに確認すると、二人の曽祖父で間違いないそうだ。

 そしてこのゼロルという男、とある神が人化して下界に降りた時の名前なのだそうだ。


《ゼロルって、殆どそのまんまじゃない。ゼラガ》


「はは、まさか本物の神様が人間と関係を持って、その子孫が今まさに俺の身近に二人もいるなんて」


 これこそが、カナデとユズルが普通ではない原因である。あの二人は、世界神の眷属の一人である天雷の神・ゼラガの子孫であったのだ。

 ゼラガと言えば、世界神の八人の眷属の一人で、タケミヤやタイセイと並ぶとても強い神様でもある。同時に、神界でも右に出るものがいないくらいの女好きとしても知られている。

 あの後タケミヤが問い詰めたら呆気なく白状し、間違いなく二人は自分の子孫である事が分かった。


《ゼラガは戦闘能力が高いのはもちろん、人化した時の魔力量の多さも半端ではないのよ。》


「迷惑な話だ」


 つまり、ゼラガの馬鹿魔力を曾孫であるカナデは受け継ぎ、更にその兄であるユズルは馬鹿魔力と戦闘能力の両方を受け継いでしまったという訳か。


「最悪だ」


《その上タケミヤの加護まで宿していちゃ、もはや君がユズルに勝つ確率は絶望的ね。ハバキリの使用に、神威解放まで行わないとマジで勝てないわね》


「さいで‥‥‥」


 神界最強のタケミヤの加護を授かった上に、そのタケミヤに匹敵する強さを持つゼラガの血を引いているなんて。絶対に何かの嫌がらせだろ!というか、タケミヤも加護を与える時に気付かなかったのかよ!


《曾孫の代となるとハーフやクオーターでも何でもない、もう完全に人間だからいかにタケミヤでもユズルとカナデがゼラガの曾孫だったなんて分からないわよ。今回分かったのも、ウェスティラ神王国でカリンヴィーラが私達の声が聞こえるようにしたことでようやく分かったから》


 普通に見ていたら絶対に気が付かないか。ビッグスタンピードがなかったら、デリウス達も分からないままという訳か。

 益々勝てる気がしなくなってきたが、負けるつもりなんてないから明日から稽古のメニューを変えないとな。


《ただ、その魔力量もユズルくらいが精々だって言っていたらしいから、カナデの兄を超える魔力量と質は異常だって言っていたわ》


「カナデに関してはゼラガでも分からないか」


 こんな事は普通あり得ないらしいから、カナデの魔力がゼラガの影響だけではない可能性までてきた。カナデの場合、他に要因があるのではないかと言うが、それ以上はデリウスもゼラガ知らないみたいだからもう調べようがない為、ここで打ち切る事にした。



「妖しの魔鏡」と「鬼嶋の鬼」も是非読んでみてください。

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