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一話 最強で最弱の俺
中二病が大嫌いで大好きな人へ届く作品にしたいです
物語はすでに始まっている。
出遅れるなよ? 俺以外の全人類。
・・・・・
「おい、急げ。 聞いているのか?」
「わかっている。 何度も言わなくていい」
そんな会話が暗闇の中を反響する。
――時は2034年。7月24日の0時55分。
日本首都大阪にて、大統領の暗殺任務が始まろうとしていた。
「おいロスアルト神。ざっと任務内容を確認するぞ。」
黒髪の少年は丁寧に息を吸ってから確認を始める。
「午前1時10分 寝室に潜入 午前1時11分 暗殺 午前1時11分 自殺…。」
「ああ、間違いない。」
一時休筆