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第四話 罪深きかな、不運Gよ

 


「とうとう、この日が来ちまったか……」



 学校の校門前で、一人(なげ)くのは私服姿の悠磨だ。

 今日は入学式。なのだが、周囲には人一人としていない。まだ朝の6時。


 そもそも何故、こんな朝早くにいるのか。



「うんうん、早起きだねぇ」

「そちらが時間指定したのに、30分も遅刻ですか?」


 理事長に呼び出されていたからだ。

 制服を持っていないから学校サボろ、とか考えていた昨日に手紙が届いた。制服渡すから学校に来いと。


 そんな考えを見抜いていたのだろうか、理事長は頭をかきながら笑顔で口にする。



「初日から休まれちゃったら、こっちの仕事増えちゃうしねぇ。私服で来て良いよ、っていっても絶対来ないでしょ?」

「そうですね。命令されても行きませんね」

変な噂(・・・)が立ったら嫌だものね」

「……、そうですね」


 一瞬だが、理事長の表情が怪しげな笑みに変わった。

 そして何か含みのある言い方に、少しだけ警戒を強める悠磨だった。




 ※  ※  ※




 その『何か』は分からないが、だからこそそれを知るためにと入学式にはちゃんと来た。もちろん、家に戻って制服に着替えてからだ。

 上下ともに黒で、5個のボタンがついた学ラン。こういったところも日本っぽさがあるな、と悠磨は感じていた。


 校長の長い話やら新入生代表の話やらが終わり、クラスへと入る。

 クラス分けは学科ごとで、悠磨のいるハンター科はここ含めて2クラス。1クラスにつき30人ほどだ。



 これまで聞いた話や資料の内容をを上手くまとめると、ハンター科は普通科にちょっとだけ授業と訓練をプラスし、ちょっとだけ試験が難しい、らしい。こればっかりは誰かのおしゃべりが耳に入ってきただけでソースが曖昧なのだ。


 そしてハンターの資格を持っていると、何かと便利である。例えば、『外』へ出て、何かしらの資源物の収集、発掘。魔法素の濃度が薄いので、魔法を使わない実験。さらに『中』でも、一般人が入れない一部の場所では通行許可証、申請の簡略化といった優遇措置が与えられるなどだ。

 要するに取っておいて損は無く、むしろ取れる時に取っておくべきで、車の免許と同じようなモンか、と悠磨は感じていた。



 ハンター科が試験や成績で著しく合格基準を下回ると、留年や退学ではなく普通科に異動、となる。さらにその者は、その普通科で卒業しない限りハンター試験を受けられない。つまりハンター科への復帰は一切認められないのだ。

 とはいっても、合格点まであと数点とかであれば、その後の補習を受けることによりそのままハンター科でいられる。

 落ちる奴っていうのはほとんどが、余裕ぶっこいて授業にろくに出席しない者、提出物を出さなかったり、試験で不正行為をしたり、停学処分になるような事をやらかした者など。まじめにやってればまず落ちないはずなのだ。それでも例年、数人落ちる奴がいるんだと。


 高校で普通科だったが後々ハンター証を取りたい、となっても取るのは可能だ。

 しかし、そのハンター試験がかなり厳しいらしく、そこで落ちた人は皆、「高校はハンター科にしとけばよかった」と口を揃えて言うらしい。


 だからハンターになりたい人だけでなく、ハンターの資格が欲しいだけの人も結構いる。

 悠磨は女子はいない、もしくはいても一人か二人だと思っていたが、意外過ぎることに35人中14人が女子だった。おそらくハンターになるのではなく、資格を楽して取りたい人ばかりだろう。



(工業系より多いんじゃねぇの? 普通の高校と変わんねぇじゃん。なんか思ってたのと違ぇな)


 そんなことを思いながら、悠磨は黒板に貼ってある座席表を見る。


 席順は出席番号順。名前順ともいえる。

 ちなみに悠磨の席は窓側の一番後ろというベストポジションだ。

 何で運の悪いこの俺が、と思うも、これは法則性があるためラッキーでもなんでもないと。そう安堵したのも束の間。


 自分のイスに座った悠磨の耳に、不穏な音が微かに入ってくる。


 カサッ、カサカサ……。



「……………………」


 周りの人達は席が近いもの同士の交流に夢中でだったため、誰も聞こえてはいないようだ。


 素早くカバンからティッシュを取り、机の中を覗く。

 視界に入ったのは、黒くてツヤのある背中。これ以上は説明しない方がいいくらいだろう。



(マジか。Gが二匹も……)


 おまけに二匹ときた。

 別に悠磨は虫嫌いではなく、Gが出たとこでパニクることもない。

 どこから入って来たか、どうしてこの中にいるのか、少し気になる悠磨だったが、



(さて、どうやりゃバレずに処理できるか)


 悠磨にとっての問題は、誰にも気付かれずに、教室が騒ぎにならずにお外へリリースできるかだ。 

 学校が始まってそれなりの日にちが経てば、周囲の人に協力を得るなり避難してもらうなりできるが、あいにく今日は初日。ここで処理するのは決定事項だが、この中にゴキブリがいたという事実は隠したいらしい。

 繰り返すが、今日は初日だ。第一印象がひどいことになりかねない。良い意味でも悪い意味でも、彼は目立つのが嫌いなのだ。

 あだ名がゴキブリホイホイとかゴキブリーダーRXになるのもさすがに避けたい。




 窓はすぐそば。悠磨は普通に、ただただ普通に窓を開ける。風は吹いておらず、外との気温差もそれほどないため、窓が開く事に関しては誰も気にしないはずだ。



(先に潰してから、机ん中が汚れるのは嫌だなぁ。かといって普通に捕まえようにも、この狭いとこを二匹か……)


 と、方法を検討をしていた次の瞬間、



 やつはブーンと羽根を広げて飛び始めたのだ。もしかしたら悠磨の微かな殺気に気づき、生存本能による行動かもしれない。


 逃がすまい、と刹那の反応で手のひらに広げたティッシュで包み込んで、握りつぶした。躊躇いなく、真顔で。



 だがそれで終わりではない。もう一匹も飛び出してきた。

 向かう先は悠磨の顔。一直線に来る。

 もう一枚ティッシュを取り出す隙もなく――――




 顔に付くより速く、右手のグーパンではたき落とす。

 そしてすぐさま、最初のを潰した方を少し広げてバッと捉えて、体重をかけて押し潰した。




「え、どうしたの?」


 視界にその動作が入ったのだろう、斜め前にいた五人組の女子のうちの一人が話しかけてくる。さすがに誰にも一切気付かれない、というのは無理があった。



「いや、この中にハエがいただけです」

「え、でもなんかおっきくなかった?」

「ハエです」

「あ、そう……」


 悠磨は何がいたのかは知られてないと思い、誤魔化しに出た。

 するとゴニョゴニョ小声で話した女子グループは、引きつった顔でその場から去っていき、前の黒板近くに固まって再びヒソヒソ声でしゃべり合う。



「あれ、なんかヤバくない?」

「だよね? なんか怖そうだし」

「ていうか、アレでしょ。ほら、なんか噂の」

「マジ? 一緒のクラスとかヤバいわー」


 それなりに小声なのだが、悠磨ははっきり聞き取っていた。

 だからといってどうこうするつもりはない。ただ、心の中で愚痴るだけだ。



(初日からなんつー有り様だ……。ったく、俺は運が悪いなあ)



 席を立った悠磨はティッシュに包まれたG二つを手に持ったままトイレへ行って流し、帰りに手をきっちり洗う。

 ハンカチで手を拭きながら教室に入り、何事もなかったかのようなすまし顔で席へ戻った。



(こういう時は、勉強するなり本読むなりして、おとなしくしとくか。面倒な奴に絡まれないように祈るしか――)


「よっ! 天倉悠磨、だよな!」


 不意に横から、話しかけられた。



(うわっ、祈ったすぐそばからこれだよ……)


「ああ……」

「おれは信崎かなた。よろしくな!」

「ん、ああ。よろしく」


 悠磨は軽い会釈をすると、信崎はにかっと笑った。

 そして彼は悠磨の二つ前に座る男子生徒に声を掛けにいった。どうやら一人一人に話しかけて回っているらしい。


 がっちりとじた筋肉質。スポーツ刈りの、熱血系イケメン。

 爽やかというより、情に熱く、気遣いもでき、頼れるリーダー的な人という感じ。

 まぁ、これが悠磨の第一印象。

 人は見た目で判断してはいけない。それは自分が一番よく分かっている。



 だから、見た目通りの人であって欲しいなあ、と思うだけにした。

 だから、まだ自己紹介をしてないのに名前を知っていた事を訊くつもりも無かった。




 ※  ※  ※  




 自己紹介や学校の説明などのホームルームが終わり、喋りあって騒がしい教室を、一人悠磨はひっそりと出ていく。自分に唯一話しかけてきた信崎かなたという奴が他の人と話している隙を見計らって。



(トイレいっとくか)


 そう思い立って便所に向かい、階段のある曲がり角に差し掛かったその時、



(……あぶねー)


 足音と気配から、このまま歩けば人とぶつかると感じ、角の手前で止まった。

 曲がり角でごっつんこして、運命の出会いだの、「あ、あの時の!」みたいなノリだの、そんな漫画的テンプレとは無縁だ。むしろ不運への導きしかない。例えば、先生にぶつかって理不尽な説教を受けたり、面倒くさすぎるヤンキーに絡まれたり、理科室から運んでいる塩酸とかアンモニアといった薬品にぶっかけられたり、などなど。


 ともかく、これで面倒な不運は避けられた……かに見えた。



「きゃっ……!」


 何もないところで、手に書類を持った女子が転んだのだ。手に持っていたプリントの山がばらまかれる。



(え、どこに転ぶ要素があんだよ……)


 もちろんぶつかったわけでもないし、そもそも悠磨から三歩以上離れた位置なので、スレスレで驚かしてしまったはずもない。

 けれども、ギリギリ目の前な位置で、さらにその女子とばっちし目が合ってしまったのだ。無視するのも気が引ける。


 悠磨は無言で、せっせとプリント回収を行った。



「ありがとね」


 礼を言った女の子に対し、軽く会釈だけして立ち去ると、



「あの! 天倉くん、だよね?」

「……何故俺の名前を?」


 突如、悠磨の警戒度が跳ね上がった。



「え? だって、有名人だよ? いろいろ噂になってるし」

「あ、そうですか」


 それだけ言うと、再びきびすを返して便所へ向かった。



(どんな噂だ?)


 先程も噂という単語を耳にした。当然ながら、気にならないはずがない。



(あるとすりゃ、試験の時か。確かに、結構しでかしたからな。まー間違いなく悪い噂だろ。早めに調べとくか)




 ※  ※  ※




 トイレを出て、教室へ向かう途中、一人の女子がこちらへ駆け寄る。



「あ、ユーくん」


 勝手にこのあだ名で呼んでくる人間は一人しかいない。



「あぁ、みずなか」


 実は同じクラスで、席は悠磨の二つ隣に位置する。

 教室では男女問わず色んな人に囲まれていた。実際、試験の成績は一位で、入学式の新入生代表のスピーチも行っている。注目されるのは必然だった。

 世間一般でいえば、可愛い方に入るのだろうが、腐った審美眼を持つ悠磨は今日初めて知ったらしい。

 ともかく今の状況からして、いずれは人気者になるだろう。



「で、何か用?」

「え、えっと、一人だったし……」

「それは俺にとっての普通だ。気にすんな」


 悠磨に孤独をどう思うかと訊けば、至極当然であると同時に愛すべき行為だと思うくらいには、ぼっちである。というか彼は貧乏神の体現者とも言えるような存在なので、彼の事を知れば知るほど誰も近寄らなくなる。

 なので遅かれ早かれひとりぼっちになるし、友達ができないのもこれまで通りだ。



「あと、学校では極力他人の振りしとけ」

「え、なんで?」

「師弟関係、とか知られるとメンドくせぇから。つーか別の噂されんのもメンドいし」

「う、うん……わかった」


 少々心配するような態度だったが、納得してくれたようだ。




 ※  ※  ※




 簡単なあいさつや報告などが終わり、入学初日は特に何も起きずに終わった。明日は午後からオリエンテーション等がある。

 山で魔法の訓練するかどうか悠磨は少し迷ったが、せっかくだからと学校の図書館へ行ってみた。

 実は開いてないオチも頭にあった。だが入学式当日だというのにも関わらず普通に開いている。




(マジか。クソ広ぇじゃんか)


 無表情ながら、驚愕の言葉を危うく口にしそうになるのを飲み込む。

 それもそのはず、今まで彼が利用していた、街にある図書館とは比べ物にならないほど広い。

 教室のある校舎とは別の館、というか図書館だけで単独の建物だ。三階建てになっており、一階は雑誌や新聞、学校で使う教科書など。二階は数学や物理、小説に社会といった風に分類され、三階はさらに踏み込んだ専門的な本がずらりと並ぶ。


 全部のフロアをざっと見回した後、すぐさま目的の物を探し始めた。


 それはもちろん、魔法についての本だ。これほど広くて膨大な数の書物があるのだから、魔法についてのだってあるはずだ、と。


 一口に魔法と言っても魔法の覚え方や使い方といった実用的な本から、魔法素論やら魔法振動学といった魔法と物理学ごっちゃにしたっぽい理論的な本まで揃っている。


 すかさず悠磨は気になった数冊を手に取り、パラパラとめくっていく。すると、

 


(はぁ!? なんだよこれ!?)


 またしても声に出しそうなところを、心の中に押し留めた。



(俺が苦労して見つけた法則とか、結構書いてあんじゃんか……)


 

 見たものを要約すると、魔法はイメージが重要。

 空気中の魔法素に、魔法のイメージを声に乗せると、魔法素が反応して魔法が発動する。

 同じ系統の魔法同士がぶつかると、爆発する。

 前に悠磨が実験で分かった事はざっとこんな感じだ。それら全て、一冊の本に普通に書いてあった。



 思わず「はぁ」と、ため息がこぼれる。


(ま、しゃーねぇ。どのみち実験アレやってなけりゃ、あのドラゴンとか倒せなかったかもしんねぇし。切り替えよ)


 と、時間の無駄だったなどという考えは頭から捨てて、再び本を読み進めていく。


 やはり悠磨が知った事は大体書いてあり、当然ながら悠磨の知らなかった情報も沢山ある。

 ただし、イメージさえしっかりしていれば、呪文は何でもいい、という記述は無かった。



(あとは、空間魔法とかワープとかも調べなきゃな)


 あの出来事以来、ずっと思っていたことの一つだ。

 あの時は何も出来ないまま情報源を消され、逃げられてしまったのだから。

 その上、次に会って戦ったら、生き延びられるかわからない。だからこそ、いざという時のために対策はしっかり練るべきなのだ。


 しかし、二、三冊パラパラとめくるも、ワープの説明は無い。

 それ以前に、魔法の主流は四元素だの五元素だの本によってバラバラなうえ、その主流のことばかりしか書かれていない。


 もしかしたら貴重な魔法で、使える人が限られるような類かもしれない。そんなことが彼の頭をよぎる。



(使えるようになんのが一番いいんだがな。つーか使えれりゃ帰れんじゃん、日本に)



 そう考えた悠磨は、ふと思い出してしまった。地球のこと、日本のこと。

 頭の中は一瞬にして目的から逸れていき、



「あージャ〇プ読みてぇ……」


 つい、小声で呟いてしまった。




 ※  ※  ※




 その後もいくつか本を読み漁り、時刻は十五時を過ぎていた。

 さっさと家に帰り、普段着に着替えて、商店街へ行く。

 制服であればどこの生徒かすぐに分かってしまうし、いつもの服より動きづらいからだ。




 商店街の路地裏を進む。実は以前、追放された元鍛冶屋の店を見つけた時にも通ったことのある道だ。


 その時はスルーしたが、いつか来ようと思っていた店がある。

 夕方になると日の光がほとんど差し込まず、街灯もなく薄暗い場所。

 そこにある、店の灯りも切れかかった電球一個だけしかない、怪しげな骨董屋。

 普通の人間なら、こんなとこで買い物なんてしたがらないだろう。けれど悠磨は、こういった店は好みなのだ。



(掘り出しモンねぇかな~)


 表情は至って真顔だが、心の中はウキウキである。



 早速古びたスライド式のドアを開けようと手にかける。

 だが、これが全然ビクともしない。



(……え、何? 開いてねぇの?)


 と思った次の瞬間、ロックが外れたかのように急にドアが滑り出した。

 結構力を入れていたため、「おっとっと」と若干バランスを崩す。


 ガタガタ、とわりと大きめな音を立ててしまったので、中の人が気づかない事は無かった。

 さらに奥の部屋から現れたのは、よぼよぼの婆さん一人。この店の店主だろう。


「おやおや珍しい。お若いお客さんだこと」

「どうも」


 ひとまず悠磨は軽く会釈をする。



「何をお求めに?」

「いやまぁ、ちょっと気になって見に来たんです。珍しそうなものが目に映ったんで」

「ほほう。まぁ、自由に見てっておくれ」

「あ、はい」


 軽く返事した悠磨は、店内をくまなく見て回る。


 ハンターが使いそうな様々な武器、防具も取り揃えてある。ただし保存状態が残念だが。


 その中、足元にある箱に悠磨は惹かれた。

 それはクナイや手裏剣、まきびしなど。忍者が使う道具だ。さらに数十個はある。


 だが、刃が欠けているのやヒビが入っているものばかりで、どうやら中古品らしい。


(ちゃんと手入れすりゃ、まだ使えそうだな)


 そう思っていると背後から、さっきの婆さんが寄って話しかけてくる



「お兄さん、忍者はお好きなんかね?」

「ええ、まぁ」

「買っていくかい? 少しくらいサービスするよ」

「欲しいのはやまやまなんですが、あいにく今日は持ち合わせていないので……」

「おやそうかい。ほんじゃ次来た時かね」

「そうですね」



 今は持ち金が少なすぎるため、断念せざるを得なかった。



(そういや忘れてたわ。俺、ほぼ一文無しじゃん)


 理事長から借りた金を上手くケチって何とか生き延びているが、実は生活費すら危うい状況なのだ。どんなに頑張っても、あと一週間で一文無し、食っていくことすらままならないくらいに。



(今日の内にバイト探さねぇと。学生証あればできるだろ。……何か、初めて学校入って正解だなって思ったぞ。ハンターの資格よりバイトの資格って……)


 おそらくこれから始まる物語は、ハンターを目指して誰かを探す旅とかでもなんでもなく、ただの貧乏学生の日常だろう。不運さえ起きなければ。


 そんなナレーションを悠磨は一人勝手に、誰かの声を借りて脳内再生していた。


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