表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶対不運の実力主義者《アビリティエスト》  作者: Haruma
第一章 超絶不運の始まり編
1/49

プロローグ

初投稿です。書くのは初めてのど素人ですが、よろしくお願いします。


 

 辺りは荒野。木は枯れ果てていて、草はほとんどない。

 人が隠れられるくらいの、大きな岩が散らばっている。

 そして空は血の色みたいな、濃く濁った赤に染まっている。


 建物も、建物が崩れてできる瓦礫も一切ない。人間が暮らしていた証となるものは何もない、黒髪の少年の後ろ以外に。



 後方に藍色でロングの女の子。学校の制服らしきものを着ている。



 目の前には地球上に存在しない、もしくは未確認の生物。

 動物というよりモンスターといった方がしっくりくるような形姿。



 体長は二メートルほど。体高は一・七メートルくらい。

 口は大きく、頭まるごと喰えそうなくらいだ。さらに尻尾も太く、頑丈そうだ。

 ティラノサウルスに若干似ていて、どっかの狩りゲーにいそうな感じの見た目。

 そのモンスターはこちらを凝視している。少しでも気を緩めれば、即座に喰われるだろう。



 手にはサバイバルナイフ。リュックの中にハンドガンはあるが、弾薬は一つもない。

 こんな貧弱な装備で、勝てる確率は非常に低い。状況は絶望的。

 そもそも助けに来たというより、彼が巻き込まれただけ。




 ――少年マンガだったら、誰かが助けに来たり、主人公が覚醒したり、奇跡が起こるだろう。だが、俺には奇跡なんか起きない。なぜなら…………



 俺は運が悪いから。



 俺は運が悪い。だからなのか、わけのわからない展開が続いて、こうなった。

 見る側を置いてけぼりにする、いわゆる超展開ってやつだ。




 だが、俺は冷静に、目の前のことを対処するだけ。

 どんな超展開も、どんな理不尽も、どんな不運も、己の実力で跳ね返していくだけ。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ