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《Last World Online》  作者: 黒藤紫音
番外章
23/45

《Last World Online》という世界

補足回です。短いです。

舞台説明。


 LWO――――《Last World Online》の舞台は、ファンタジー物でよくあるような、中世をイメージしてくれるといい。まあ、その割には銃なんて近代的な武器もあるのだが。その辺りはゲームなので突っ込まないでほしい。

 広大な世界が広がり、もちろん湖や森、草原、荒野エトセトラエトセトラ……、が表現され、創られている。

 VRMMORPGでは珍しく、「魔法」の要素はなるべく排除されている。

 製作者の趣味か、それとも何か他に理由があるのか、それはわからない。

 ただ、「魔法」が無い分、「スキル」は豊富だ。総数は数万を軽く越えている。

 戦闘系スキルだけでなく、鍛冶などの作成系スキルなど多彩だ。

 まあ俺は戦闘系スキルと、アイテムを入手するために必要な諸々の技能スキルしか伸ばしていないが、数多くいるプレイヤーの中には、戦闘とは無縁の、のんびりとした生活をこの世界で楽しんでいるかもしれない。

 LWOが稼働し始めて、もう5年は経つが、いまだVRMMORPGというジャンルの中で、トップクラスの地位にある。


 そして、ギルドも、そのプレイヤー数に比例して、多い。

 最大ギルド「ラストエデン」や「光聖騎士団」などの、巨大ギルドと称されているギルドだけでも10を超え、それ以下の小規模ギルドを含めると、100では足りないんじゃないだろうか。

 もちろん、ギルドの人間関係などで引き起こされる面倒事を嫌い、ソロでプレイしているプレイヤーも多い。俺もそうだし、ワタルもそうだ。

 そんなソロプレイヤーである俺たちが、正式なギルドに所属しているプレイヤーと行動するというのは、実は少々珍しいことである。そういうわけで、俺やワタル、スズ、カノ、シズ。最近ではツキノも加えられるか。そんな俺たちは、変な意味で有名である。もちろん、新聞の一面を飾るほど有名というわけではないけど。

 というか、各々違うギルドのメンバー同士で組むというのも、珍しい。

 そんなことをするのなら、同じギルドに入ってしまったほうが、面倒事が少ないからだ。

 ギルドは、他のギルドの厄介事には首を突っ込まない。それが暗黙の了解なのである。

 なので、違うギルド同士が行動していると、面倒なことになりやすいのだ。


 まあとにもかくにも、俺はそういう面倒事が嫌で、ソロをやっている。

 あいつらには、たまに「うちのギルドに入れば?」と誘われるが、そういう理由で断っている。

 とにもかくにも、俺は気楽なソロで、この《Last World Online》をプレイしている。



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