模試の敗因と取り乱す私
衝撃の七月模試の結果。
実質本命なN校偏差値からざっくり-10。これはN校の試験が複数日程だから。この時点でO校とはお別れしました。
かつてローマ軍は敗戦の将を罰することなく敗戦の原因を聴取したという。我が家の場合は模試の問題用紙の確認だ。
心配していた算数は「受験勉強始めたばかりかな?」と言いたくなる悲惨な成績。それを国語がカバーしていた。
ざっと算数の答案を見ると。
たろうは計算問題の大問1は半分も取れず。基礎問題の大問2も落とし。大問3、4はなぜか正答率低い問題は完答して正答率高い問題は落としていた。
この子、頭よいのかあほなのか分からないな。
――点数悪いから圧倒的に後者なのだが。
いつもなら余裕で解けているはずの計算問題、小問を外していた。
解き直しをさせると難なく解ける。
「自分、何でこの問題落としてるん?」
「ほんまや、どうしてまちがえたんやろ」
(実際のやりとりをデフォルメしてます)
小規模塾通い故に模試慣れをしていなかったのか、それともメンタルか。この時点ではまだ判断がつかなかった。
予想以上の非常事態に慌てて塾の先生のとこに駆け込む私。
あまりの成績に先生方も「え、あのたろうが?」とびっくりされた。たろうの実力ならもう少し取れるはずだと感じていたようだ。
まず国語のC先生。
国語はそこそこ取れていた。
しかし、問題用紙はきれいすぎるほどまっ白で、これまで教わってきた問題文への印付ができていない。C先生は静かに言った。
「これ、地頭だけで解いてますね。逆によくこれで得点できましたね。」
一方、算数のB先生は難しい顔で問題用紙と答案を見ていた。
「たろうくんにね、大問5から先は解かないように言ってください。」
それだけでも150点中100点は取れるだろうとのお言葉だった。
――後に、「二月の勝者」で黒木先生がRクラスの生徒に言ってるのを知った。本当に言うんだよ?
それでも、「処理速度が~」「受験止めたほうがよいのでしょうか」と取り乱す私にB先生は一冊の本を貸してくれた。それは某校の過去問。
「これをたろうくんに解かせてみてください。時間配分の勉強になります。」
コピーして早速解かせた。あまりできなかったが円つけして気がついた。
本番は模試より問題が少ない。
後日、B先生に伝えたら「そうでしょう」とにっこり笑った。
多分、「お母さん、少し落ち着いて」と先生は言いたかったんじゃないだろうか。
取り乱す母親のケアもしなければならない塾の先生、お疲れ様です。頭が下がります。
あくまでも我が家が通っていた塾での対応です。結局、受験校は模試の成績で決めるので根本的な解決にはなりませんでした。




