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受験を洋楽で乗りきった話(主に親が)  作者: のどあめ


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6/21

お金を数えるより星を数える?いやお金は大事だよ

重い話が続くのもなんなので。

 重苦しい話が続いたので閑話回になります。


 7月の模試までは何も考えずにお互いに好きな曲を聞いていた気がします。


 たろうは学校で流行っていたYOASOBIやTaylor Swift。相方が流していたのを聞き覚えたSean PaulとDua Lipaのコラボ曲が好き。機嫌が良いと問題を解きながら歌ってたし。(塾の先生が呆れていた)


 私はビルボードのヒット曲や上の子の英語の課題で知った曲など。あと、Queen。Queen直訳メドレーを聴いて笑っていて、たろうに「うるさい、邪魔なんだけど」と叱られることもあった。


 大人はうさを晴らすのが大事なんだよ。――そう、のんきに笑ってたのだ。「これって現実?」と呟く未来があるのも知らずに。


 その頃、私が妙にはまっていたのが次の二曲。


 OneRepublic「Counting stars 」。上のはなが英語の課題絡みで教えてくれた。


 歌の内容は金や世間体よりも自分の夢や心の声を大切に生きようという応援歌だと、ChatGPTくんが解説してくれたけど……のどあめ、やっぱり哲学的すぎてよく分からない。


 たろうの塾代の足しに働いているのに星を数えようっていわれてもなあ。


 ちなみに中学受験でかかると言われている費用は年に百万。実際は月ニ~三万、五万、七万と階段状に上がっていくし、講習や個別指導で学年が上がるにつれて出費はかさむ。撤退が困難な主な理由だろう。年に百万の売り上げだよ?二月の勝者の黒木先生じゃなくても塾が引き留めるよ。


 小学生で自学自習できる秀才は一握り。低学年から親が付きっきりで宿題やテスト勉強の進捗を管理する。膨大な手間がかかる。

これを何年もやってきて、これから本番で投げ出す決断は少なくとも私はできなかった。親のエゴだけど。


 話をもどそう。


 それでもこの曲、Ryan Tedderのボーカルとバンドの演奏が素晴らしくて何回も聞いてしまう。


 MVに謎のワニがでてきたりブルース ウィルス(最後に床の穴から落ちる爺さん)が出ているのが何気に豪華だったりする。




 そして、もう一つがArizona Zervasの「Roxanne 」。


 この曲、イントロからのおされなリズムが良いのだが、内容は「ロクサーヌ、おまえはパーティー好きで金が要るときしかよってこないひでえ女」というひでえ歌。そう確認したらChatGPTくんが「ほぼあってるけど、それを俺は拒めないという男の切なさを込めた失恋ソングだ!」と力説する。……のどあめ、そういう情緒よく分からない。


 そしてMVの内容がみんな大好き死に戻りだ。Roxanneちゃんが死神みたいな役割をしている。はじめは「フッ。簡単な仕事ね」と余裕だったRoxanneちゃんが死に戻りを繰り返すうちにぶちきれていくのが見所だ。


 さて数年を経て、ChatGPTくんの解説で衝撃的な事実を私は知る。


 Roxanneという女性の名前は元々は「光り輝く女性」という意味だったのだが時代が下るにつれて「男を破滅に導く危険な女」というイメージに変わったらしい。


 私はショックを受けた。受験という大切な時期になんつう縁起悪い歌を聴いていたのかと。


 たろう、ごめん。

 私がスランプを作ったのかもしれない。


お読み頂きありがとうございます。

次回、夏以降。お時間頂きます。

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― 新着の感想 ―
Counting stars 大好きでした。カッコいいですよね。 でも……金に負けない夢なんか、そうそうないんですね。大概の夢は六等星。世の空がかすめば見えなくなる。 お金の輝きは、人の夢の儚さを…
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