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受験を洋楽で乗りきった話(主に親が)  作者: のどあめ


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4/21

異変の春

注意!

鬱展開。

クソ親ムーヴ入ります。

 

 そして春。

一段上を目指して張り切っていた頃、突然の異変が起こりました。たろうのスランプです。


 詳細は伏せますが、それまで意欲的に勉強していた息子が別人の様に元気が無くなり机に向かえない、座るのすら三十分持たない。


 ぐったりと机にうつぶせになるたろうの様子にヤバいと思い各所へ相談に駆け込みました。




 ……結果、勉強時間がこれまでの1/3位に減りました。平日は五時間、土日は十時間していたのがだいたい二時間。こうなると塾の課題を最低限こなすので精一杯です。


 本人が頑張りたいのに頑張れない。壊れかけの機械を無理矢理起動させているというのが近いでしょうか。親として見ているだけで辛かった。


 よりによって、こんな時期に。

 受験、もしかして無理か?

 こんなに頑張ってきたのに


 迷いながらも決断を先延ばしにする選択をしました。先延ばしをすればさらに地獄を見ることをその時はわかっていなかったのです。


 たろうにとって少しだけ救いだったのは私も経験者だった事でしょうか。


 また当時、パンデミックで休校になり欠席に寛容な時期であったのが皮肉にも私達をクビの皮一枚で救ってくれたのでした。絶不調の時に休めたのです。




 はじめは一、二ヶ月で回復すると思っていた。だから、たろうにはこう言ってました。


「できる所まででいいからね。無理しないで休んでおこう。」


 しかし。このスランプ、想定外に長かった。



 ――できた親御さんなら覚悟を決めて受験撤退するとか、調子が良くなるまで根気よく見守られたかもしれませんが。たろうには不幸なことに、私はそうでは無かった。


 勉強時間が減り、課題は十分に取り組めない。一巡すればOKなタイプでは無いので塾での復習テストの成績は落ちだします。上位から中位、下位へ。落ちるのはあっという間だった。


 二ヶ月目に入ると、焦った私は調子が悪い子どもにこんな事を言い出すのです。


「調子悪いんだね。わかった。少し休んでいいよ。はい、これ。」

「なに?」

「理科のまとめノート。休みながらでよいから暗記しな」


 と、部屋に戻るたろうに理科や社会のテキストを渡す母。(勉強はリビングでしてました)


 いやそれ、休憩になってないし!


 と今なら言えるけど。

勉強時間が足りないならば隙間時間に少しでもよいからやらせようと焦ってました。


 座れないなら横になって勉強すればいいじゃないって違うから!


 これがエスカレートして。


「塾行くまで時間あるな。ほな、十分でこれ解いてみよか」


 と計算問題をやらせ。隙間時間に国語の文章を読ませる、などなど。今から思うと酷い事させたな。


 この時期はまだ楽観的でした。

そう、7月に地獄の釜が開くまでは。



 小六 春時点

 本命校目標偏差値よりイーブンから+2


次回も重い話が続きます。

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― 新着の感想 ―
うわぁぁぁぁぁぁ……。 小学生の息子がいますが、平日に5時間勉強する小学生というのが全く想像できません。 中学受験は異次元世界ですね。 たろう君がんばって! 頑張った分、なにかいいことあるよ!
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