ゆとりを持った受験のはずだった
小六春までの状況説明です。
ご参考まで。
まず小六春までの状況を説明します。
◇私、のどあめ
中学受験経験者。
公立校(当時、公立中学は荒れていた)に行かないを目標にしたゆるっゆる受験だったので頭の中身はお察し。
メンタルよわっよわ。心身ともにぼんこつ仕様なのは、これまでエッセイをお読み頂けた方はご理解いただけるかと思います。
◇相方
中学受験未経験です。
金をかけずにそこそこ良い大学に進学したという成功体験持ち。
「勉強は自学自習やろ。いちいち教わっとるようじゃあかん。」
……こんな感じ(正論なんだけどさあ！)なので、ぶっちゃけ中学受験では戦力になりませんでした。
◇息子 たろう
ガツガツと闘争心を燃やしてトップを目指すよりほどほどが一番という平和主義者。不幸にも私に似て小心者でプレッシャーに弱かった。――テストの点が悪いと奮起するより心が折れるタイプです。泣いて言い訳して最後には私のせいにされる。反抗期に入りかけていたのもあって受験終盤は大変でした。
サッカーなど集団で競争するよりマイペースが好き。
得意科目は理科。苦手は算数。嫌いなのは社会 (経験者の方はお察しですね)。
そして当時、クラスで流行っていたのもあり洋楽好きです。
◇◇◇
こういう息子の性格を考慮して。
我が家の中学受験の方針は一貫していました。
無理はしない。
塾は近場の小規模塾です。
諸事情あって通塾時間をかけたくなかったのと少人数で先生の目が届く所を選びました。ずっと同じ先生に見て頂けて息子の性格をご存知なのも安心感がありました。
一度、大手塾に転塾を考えてお試ししたのですが駄目でした。主に私が。
毎週の膨大な宿題にテストにクラス分けとかプレッシャーがきつくて、このままではクソ親が悪化すると思いましてね。
小六になる直前には良い感じだったのです。
志望校は確定していました。
M校、N校、O校。
たろうの持ち偏差値より少し上かイーブンなN校。実質本命校。
持ち偏差値より５ぐらい下のM校。
そして５ほど上なO校。
「二月の勝者」の本多さんのお母さんではないけど「どちらも素敵な学校でご縁があったら喜んで進学させたい」学校です。
個人的にたろうに一番合うかなと思ったのがN校。丁寧に面倒を見てくれそうなのがM校。そして大人気の進学校なO校。
この調子でいけばM校N校はほぼ合格確実、挑戦校のO校の合格を確実にするためにさらに一段上を目指そうかという話がでてました。
小六の春までは。
学校のイニシャルは身バレ防止のため架空の物を使用しています。
次話で当時聞いていた曲を紹介します。
