第三一話:痺れと怒涛のマリアージュ!マーボ豆腐スライム、極辛降臨!! ――「オレの口が、舌が、魂が……泣いているッ!」
■舞台:四川式料理闘技場〈紅蓮館〉
ここは、五感を試される料理人の修練場――
“辛味”“痺れ”“火力”の三つの試練を超えし者にのみ、
「幻の豆腐型スライム」が姿を見せるという……
その名も――
マーボ豆腐スライム。
■マーボ豆腐スライムの特徴
・見た目は真っ赤なスライムに角切り豆腐が浮いている、ビジュアルは完全にマーボ。
・内部には豆板醤、花椒、甜麺醤、さらに“激辛成分・ヒリヒリ素”を蓄積。
・怒ると辛くなり、喜ぶと痺れる。泣くと甘くなる(←超レア状態)。
・辛味と旨味の感情を揺らがせる、味覚感情連動型スライム。
■出会いと事件
料理闘技場で“熱辛祭”に挑む主人公。
そこに現れたのは、挑戦者を片っ端から激辛KOしていくマーボ豆腐スライム。
スライム:「プルアァァ……ッ!(※鍋ごと突進)」
観客:「くっそ辛ァァァッ!! 舌が! 舌がァァァァ!!」
→ 医療班が豆乳スライムを大量投入し、事態は一時沈静化。
主催者「こやつは、ただ辛いだけの存在ではない……本当に旨い“涙のマーボ”を知ってほしいのだ」
■バトルと共調理!
主人公は“辛味”で真っ向勝負せず、逆に“甘味・優しさ”で包み込む。
ポイントは:
絹ごし豆腐とスライムの“プルプル融合”
ごま油で香りを包み、辛さの輪郭を立てる
そして“ひとしずくのはちみつ”でスライムの怒りを鎮める
スライム「……プル……プル?」(※微笑)
涙を流し、スライムの辛味がまろやかに変化。
麻と辣のハーモニーが、極上のバランスへ。
■完成メニュー
『甘涙流辛・マーボ豆腐スライム御膳』
激辛なのに優しい、痺れるのに癒される。
一口食べれば、あなたの人生に“辛味と涙の記憶”が刻まれる。
観客「う、うま……うまっ……つら……つら……うまぁぁぁ!!」
スライム:ぷるぷる(※自らライスの上に乗る)
■エピローグ:ほっこりと痺れて
夕焼け空の中、スライムはふらふらと去っていく。
主人公「辛さの奥にある、あったかさ……あれ、オレに似てたな」
スライム:ぷるっ(※花椒の香りを残して消える)
料理人たち「今夜は、きっと白飯が足りなくなるな……!」




