表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『スライムは美味しいらしい。 〜異世界グルメ旅、はじまりの一口〜』  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/40

第十八話:禁断の甘味!? バターキャラメルスライムと夢のおやつ城

■舞台:おやつ王国「ドルチェ・デ・ミラージュ」

 


「見ろよ……あれ全部、スライムなんだってよ……」


 


「いやいやいや、あれ“城”だぞ?お菓子の城だぞ!?」


 


 


《ドルチェ・デ・ミラージュ》――

砂糖霧に包まれ、世界のどこかに時折出現する幻の甘味都市。

スライムマスターたちの間では「おやつ城」として伝説化されていた。


 


 


だがその中心に鎮座するのが――

**【バターキャラメルスライム】**!


・体温でとろけるように流動し、すぐ人肌にまとわりつく誘惑系スライム

・高濃度のバター香とキャラメルのコクで「抗えない満足感」を演出

・食べれば“幸せな幻覚”を見る(ただし帰ってこられない人多数)


 


「た、食べたい……でも、食べたら終わる……これは……禁断の誘惑だ……!」


 


 


◆ ◆ ◆


 


【今回のサブキャラ】

シャルルの妹(通称:ミニャルル)登場!

→ 異常な甘党で、過去にバターキャラメルスライムに“一度溶かされた”前歴アリ。


 


ミニャルル「……あの味……もう一度だけ、味わいたいの……!」


シャルル「……バカ!もう二度と食べちゃダメって言ったでしょ!」


 


 


◆ 調理フェーズ:とろけるスライム、どう攻略するか? ◆


【チーム俺たちの戦略】

・スライムの「糖度暴走」を止めるため、塩キャラメルエッセンスを注入

・“冷却ミントクリーム”を使って、幻覚性を中和

・最後に“現実に引き戻す味”として「焦がしナッツ」の苦味をトッピング


 


【ミニャルルの禁断デザート】

・あえて幻覚を受け入れることで“スライムと融合”

・完成品は「キャラメル・スライム・シュヴァルツ」

→ 食べた人がみな“初恋の味”を思い出し、涙する逸品


 


 


◆ 完成メニュー ◆

**『メルト・イン・メモリー ~想い出の幻菓~』**

甘さで涙が出て、香りで心を締めつける。

二度と戻れない“あの日の午後三時”を封じた、究極のデザート型スライム。


 


観客A「……俺、昔好きだった子の名前、今ふと思い出した……」

観客B「泣きながら食べるスライム菓子ってなんだよ……最高じゃねぇか……」


 


 


しかしその時――

「愚かな人間どもよ。甘さの果てにあるのは、崩壊だ」


 


姿を現す、スライム甘味王・ミルフェノム十二世!

その手には、スライム界で禁じられた“ダブルチョコソース”が光っていた……!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ