第十一話「森の静寂、蘇る命!? 古代樹スライムの秘密」
俺たちは深く息を吸い込んだ。
森は静まり返り、時折聞こえる鳥のさえずりが胸に沁みる。
「ここが、古代樹スライムの生息地……?」
「そう、伝説ではこの森の木々はスライムの生命エネルギーと結びついているらしい」
◆ モンスター出現!【古代樹スライム】
・樹皮のような硬い外皮に覆われたスライム
・内部には生命の樹液が流れている
・食べると不思議な生命力と癒しを感じる
・調理には森の聖なる水を使うことが重要
「見た目は硬そうだけど、中はぷるぷるってわけか」
「でもこれ、ただの料理じゃない気がする……」
◆ ◆ ◆
森の奥で、巨大な古代樹スライムが悠然と揺れていた。
「触れると、生命力が体中に流れ込むようだ……」
しかしそこに――
「ふふふ、僕もこの森の神秘に興味があるよ」
「またお会いしましたね、ライバル諸君」
シャルルが静かに笑みを浮かべて現れた。
◆ ◆ ◆
今回はシャルル、味だけでなくスライムの“生命の秘密”にも挑戦。
古代樹スライムの外皮を活かし、内部の樹液を生命力豊かなソースとして調理。
俺たちは聖なる水でスライムを柔らかくし、旨味を引き出す。
「この味……まるで森そのものを食べているようだ」
◆ ◆ ◆
【完成品】
生命樹の恵み・古代樹スライムの森風煮込み
一口食べれば、心も体も澄み渡るような爽快感。
「スライムはただの食材じゃない。命の物語を味わうものだ」
◆ ◆ ◆
「またいつか、ここで会おう。味と命の探求は終わらない」
「シャルル……次はどんな秘密を隠してるんだ?」
――次回予告!
**「星降る夜に、銀河スライムの幻想ディナー」**
夜空の彼方から現れる、宇宙のスライムたち。
その味は、星々の輝きを閉じ込めているという……。




