第十話「砂漠の秘宝!? 焼けつく太陽と炎のスライム祭り」
俺たちは灼熱の大砂漠、カラハリ砂漠の真ん中にいた。
地面は熱で揺らぎ、太陽は真上から容赦なく照りつける。
「こんな場所でスライム?!」
マリーネがサングラスをぎゅっと押さえる。
「ここには、炎の力を宿す【マグマスライム】とは違う――
もっと熱い“伝説の炎スライム”がいるらしい」
◆ モンスター出現!【サンフレイムスライム】
・黄金色に輝く炎のような体表
・触れればまるで灼熱の太陽を感じる熱量
・食べると体温が上昇し、代謝爆上げの激辛効果!
・だが体内には希少な“炎の宝石”を秘める
「……やべぇ、熱すぎて触るの怖いぞ!」
「それでも、あの宝石が目当てだ。調理は慎重に……!」
◆ ◆ ◆
炎のスライムが太陽の下、ぷるぷると揺れる。
「熱波に耐えながら、こいつをどう料理するか……」
すると、灼熱の砂漠の風の中から――
「再び来たよ、僕の舞台。シャルル・ド・グルメール!」
彼は砂漠仕様の装いで、日傘にスカーフ、手には黄金のワイングラス。
「ここで僕の実力を証明する。炎と旨味の融合を!」
◆ ◆ ◆
バトル開始!
シャルルは炎のスライムの体液を、砂漠の特製スパイスでマリネし、太陽の光を浴びせて“完璧なロースト”を目指す。
一方、俺たちは魔法の冷却泡で表面温度を下げつつ、火力調整を極限まで繊細に。
「熱いけど、舌も身体もビリビリ痺れる!」
激辛の中に潜む甘みを引き出し、スパイスの壁を突破した。
◆ ◆ ◆
【完成品】
灼熱の宝石入り・サンフレイムスライムロースト
体内の炎の宝石は、食べると口の中でパチパチはじけ、辛さと甘さが交錯する未知の味覚!
「これを食べたら、もう普通の辛さには戻れない……!」
◆ ◆ ◆
「ふふ、僕らの美食勝負はいつも、限界突破だね」
「シャルル……次はどんな味で来るんだ?」




