表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/15

第九話「薬草とミントの森!? メディカルスライムで心も体もリフレッシュ」

俺たちは新緑の香りが満ちるミントフォレストにやってきた。


足元には色鮮やかな薬草が生え、風にはほんのり爽やかな香りが漂う。


 


「ここが、メディカルスライムの棲み処……?」


 


「そう、伝説の癒し系スライムたちの森だ。あいつらは治癒だけじゃなく、体調をリセットする力もあるらしい」


 


「癒し……か……」

マリーネが深呼吸をして、目を閉じた。


 


 


◆ モンスター出現!【メディカルスライム】


・体表からは薬草の香りを発し、触れると微細な癒し成分が浸透

・種類によって効果が異なり、特に“ミント種”は攻撃的な冷気を発する

・非常に繊細で、強引な調理は逆効果になることもある


 


「……こいつ、見た目は癒しだけど、侮れないな」

「触れたら風邪が治るけど、強烈なミント爆撃を受けることもあるってわけね」


 


 


◆ ◆ ◆


 


森の奥、ミントの香りが強まる場所で、青みがかった半透明のスライムが揺れていた。


 


「うわ、これがミントスライムか……」


 


触れると一瞬ヒヤッとし、次の瞬間にスーッと爽快感が体を駆け抜ける。


 


「癒される……けど、なんか目が冴えてきた気がする」


 


そこへ――


 


「ふふふ、我が名はシャルル・ド・グルメール!」

「再び参上。今度は癒しの領域で、味と技の極致を見せてやろう!」


 


 


◆ ◆ ◆


 


シャルルがミントスライムに向けて、自慢の“アロマブレンド魔法”を発動。


 


香りの波動がフォレストに満ち、スライムたちが一瞬で活性化。


 


「うわっ、ミントスライムたちが……攻撃的になった!」


 


冷気の渦巻く中、マリーネは泡の盾を展開。


 


「ここは癒しのバトル場だ!無理は禁物!」


 


 


◆ ◆ ◆


 


【調理フェイズ】

・ミントスライムのエキスを優しく抽出、

・魔法の泡で包み込み、刺激を和らげる。

・身体をリフレッシュさせる“クールゼリー”を作り出す!


 


完成!【ミントの息吹・クールリフレッシュゼリー】


 


「……これ、飲んだら本当に身体が軽くなった!」

「でも、最後にちょっとスースー来る……シャルルめ!」


 


「ふふ、癒しに甘えは許さないさ。美食も戦いも、いつも全力でなくちゃね」


 


 


◆ ◆ ◆


 


癒しと刺激の狭間で、俺たちはまた一歩成長する。


スライムは、ただのモンスターじゃない。味わいと体験で、俺たちを強くしてくれる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ