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第81話 揺れる王都

王都の異変


影狼の討伐を終えたハーブたちは、王都へと戻ってきた。


しかし、そこには異様な雰囲気が漂っていた——。


「……静かすぎるな」


ハーブが街を見渡す。


通常ならば活気に満ちた王都が、どこか不穏な空気に包まれていた。


「何か……起こっている?」


玲華も警戒を強める。


「雪奈、大丈夫か?」


「……はい。でも、何か胸騒ぎがします」


雪奈が杖を握りしめる。


その時——


——ドォォォン!!


遠くで爆発音が響いた。


「何だ!?」


「広場の方です!」


ハーブたちは急いで駆け出した——。


王宮の陰謀


一方、その頃——王宮の奥深くでは。


「……ついに動き出したか」


薄暗い部屋の中で、一人の男が不敵に微笑む。


「影狼が敗れたとなれば、次は我らが動く番だな」


「お言葉通りに、準備は整っております」


黒衣の男たちが静かに跪く。


「王都はすぐに混乱に陥るだろう……そして、奴らが戻ってくる頃には——」


「——全てが終わっている、というわけですね」


彼らの手には、「王家の紋章が刻まれた文書」 が握られていた。


王都騒乱


「くそっ、これは……!」


ハーブたちが広場に到着すると、そこは戦場と化していた。


「兵士たちが……戦っている?」


市民を守るべき王国の兵士たちが、暴徒と化して街を襲っていた。


「どういうことだ……!」


玲華が剣を構える。


「まさか……王都が、内側から崩されている?」


雪奈の言葉に、ハーブは歯を食いしばった。


その時——


「待っていたぞ、ハーブ」


広場の中心に、黒衣の男が立っていた。


「貴様は……?」


「我が名はアーク。この混乱の首謀者の一人だ」


アークは不敵に微笑み、剣を抜いた。


「さあ、踊ろうじゃないか。お前たちを待ちわびていたんだ」


次の瞬間——


戦いの火蓋が切って落とされた!


次回予告


王都を襲う謎の騒乱。


黒衣の男・アークの狙いとは——!?


次回、第82話「反逆の剣士」


ハーブたちは、王都の陰謀を止めることができるのか!?

読んでくださりありがとうございます!


更新頻度ですがなるべく毎日11時頃と22時頃の2話投稿を目指します!


感想など書いていただくと今後の励みになるのでどんどんコメントしてください!

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