サキュリア王国へ向い、街についてからパーティー・ウインドにメンバー登録する。
この作品を選んで、お読で頂き、ありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
翌朝イリヤはパーティー・ウインドのリンカとレンカの二人と同じテーブルに座り、朝食を頂きリンカとレンカの二人も女将さんに昼のお弁当を頼み、リンカがお弁当分の代金を冒険者証の口座から支払った。
朝食を食べ終わると直ぐに宿屋を出て定期便馬車の停留所へ向かって三人で向かい、着くと料金精算所でウレイタン行きの定期便馬車の乗車券を買ってから、ウレイタン行きの定期便馬車に乗車券を御者に渡して乗り込んだ。
サキュリア王国の国境の街は徒歩でおおよそ15分くらいで着く距離なので、その先のウレイタンの街へ向かうお客である。
イリヤ達以外のお客のほとんどが行商の叔父さんか叔母さんで、7人程が 籠いっぱいに野菜や干し物の食べ物などの商品を入れていた。
乗ってから数分後に出発して10分ほどでサキュリア王国の国境の街の入場門に到着すると衛兵が馬車の中の乗車客の顔や荷物を確認して私達三人は冒険者証を見せてから定期便馬車は入場門を通された。
定期便馬車はそのまま国境の街の街路を真っ直ぐ抜けて国境の街を出ると、そのまま隣町のウレイタンへ向かう街道を走らせた。
昼頃になると街道沿いにある馬を休ませて餌と水を与える為の休憩場に寄り、一時ほど休憩してイリヤ達乗車客もそこでお昼ご飯のお弁当を食べる。
「あのお客さんは冒険者だよね」
御者の叔父さんが申し訳なさそうにリンカに尋ねる。
「はい、そうですが何か」
「うん、この先でね最近盗賊団が出るんだよ、俺の同僚もやられてね、万が一の時は頼みたいだけどね、報酬はウレイタンの停車所に着いてから少しではあるが払うから頼みたいだよ」
「それは構わないわよ、こっちも応戦しなければやられるだけだもの」
「そうか、悪いね、俺も死にたくないでね」
「うふふ、それは誰でも同じよ」
「うん、その時は直ぐに伝えるから頼んだよ、それじゃ、あと半時したら出発するからね」
御者は頭を下げてから馬の世話をしに行った。
「盗賊か、イリヤは人を斬った事はあるかしら」
「いいえ、旅に出たのは今回が初めてなので人と戦った事は無いですけど、多分大丈夫だと思います。氷漬けにして凍らせるだけなら冒険者ギルド内で絡んで来た男達を何度か凍らせた経験があるので慣れています」
イリヤは冒険者ギルド内で何度も絡んで来た男達を氷漬けにしてきた経験があるのでお手のものであった。
「うふふ、それは頼もしいわね」
リンカがイリヤの話を聞いて笑いながら言った。
定期便葉馬車が予定通りに半時ほどで出発して、二時間ほど街道を進んだ所で盗賊団の男達が街道に置いた障害物の為に馬車が止まらされて囲まれた。
イリヤが直ぐに反応して、直ぐに剣を抜いて馬車から降りると、直ぐに剣を一振りして20人くらい居た男達を一瞬で氷漬けにして凍らせた。
「レンカさん、あっちの木の上に弓術士が居るからお願い」
「あぁ、任せてあそこね」
弓術士のレンカはイリヤが言った木の上に隠れていた弓術士を捕捉して、風魔法を使い風を纏った矢を放つと高速で見事に命中させて仕留めた。
「わぁ~、レンカさん流石ですね見事に的中です」
「いやいや、イリヤの方が凄いから、一瞬でこれほどの数の人間を凍らせるなんてね」
「本当よね、私の出番が無かったわよ、それでこれどうしようかしらね」
リンカが凍らされた盗賊団の男達を見て処理をどうするか悩む。
「いつも通り地面に埋めるしかないわよね、剥ぎ取る事も出来ないでしょう」
レンカが姉のリンカに言う。
「あの剥ぎ取るとはどういう事なのですか」
イリヤは盗賊の者達の対処方法を知らなかったので二人に尋ねた。
「あ~、イリヤは知らないみたいね、殺した盗賊団の金品や身分証みたいのがあれば奪う事が出来るのよ、身分を明かす物があれば冒険者ギルドへ持って行き、指名手配中の者であれば報奨金が貰えるのよ」
リンカがイリヤに説明する。
「あぁ、成る程、では解除しますね」
イリヤが手を凍った盗賊団に一振りすると氷が消えてなくなった。
「えっ、そんな事も出来るの凄いわね、それじゃ、早速吐き取りますかね」
リンカとレンカは手際よく亡くなった盗賊団の男達から金品になる物や身分が確認できる物を剥ぎ取っていく。
「それじゃ、私は埋める穴を掘りますね」
イリヤは街道から少し離れた所へ歩いて行った。
「え~と、この辺で良いかな」
イリヤは地面に手を付いて魔力流すと、あっという間に地面に大穴を掘った。
「ヘェ~、イリヤって本当に凄いわね、そんな事まで出来るの天才だわ」
リンカは一瞬で地面に大穴を掘った事に感心する。
リンカとレンカは剥ぎ取りが終ると、風魔法で盗賊団の男達をイリヤが掘った大穴に死体を次々と放り込んでいくと、全員を放り込み終えるとまたイリヤが地面の大穴を魔法で元の平らな地面に戻した。
盗賊団に襲撃されて僅か半時で片付き御者さんにもお礼を言われて、乗っていた他のお客からもお礼を言われて定期便馬車は無傷で再出発した。
「イリヤって魔法剣士と云うよりも魔術師と言った方が良いじゃないの」
リンカがイリヤの戦い方を見て進言する。
「う~ん、あの程度の盗賊団でしたら剣を使う必要がなかっただけですよ、強い魔物相手だと剣技も使わないと倒せませんもの、欲を言えばミスリルの剣があれば完璧なんですけどね」
イリヤはミスリルの剣に強い憧れを抱いていた。
「まぁ、剣士なら誰でもミスリルの剣は欲しいものね、気持ちは分かるはけど、イリヤの場合は魔法の杖も持っていた方が良いじゃないの」
リンカがイリヤにアドバイスをする
「魔法の杖ですか、一応持ってます。ただ使わないだけですよ武器になりませんからね、魔力切れになった時に役に立ちませんから」
「へぇ、イリヤでも魔力切れになる時があるの、結構な魔力量がある様に見えるけど」
レンカがイリヤの魔法の使い方などから感じた事を話す。
「滅多な事ではなりませんが、やはり数の多い集団で掛かってこられたらなりますよ、剣技を使うのは魔力を節約する意味もありますよ」
イリヤがレンカの問いかけに聖女をしていた時の過去の経験談を簡潔に話す。
「まぁ、確かに一人で魔法一辺倒で魔物の集団と戦うとなりやすいのは分かるわね、剣技を使って倒すのも一つの手段でもあるものね」
リンカはイリヤの言い分に理解を示す。
「ねぇ、イリヤ次の街に着いたら、私達のパーティーのメンバーに登録しない、ボソワンド王国のダンジョンでも一緒に挑みましょうよ」
レンカがイリヤをメンバーに勧誘する。
「いいですか、私も一人で冒険者を続ける事に限界を感じていたので助かりますし、嬉しいです」
イリヤは嬉しそうに二人に話す。
「あぁ、イリヤなら歓迎するよ、実力もあるし素直だし可愛い妹が一人できた感じがするもの」
リンカもイリヤの技量と実力を認めて歓迎した。
定期便馬車はウレイタンに定刻の時間内で到着して、御者より停車所の近くの宿屋の二食付きの一泊宿泊券を三人に報酬として渡した。
「すまんね、こんな物しか報酬が出ないのでな、すぐそこの宿屋は結構いい宿屋だから利用してくれるか」
「いいや、それは助かるよ、それじゃ遠慮なく頂くわね、それじゃ失礼するよ」
リンカが代表で御者から宿泊券を受け取り、直ぐ近くの宿屋に三人で向かう。
「ごめんよ、三人で泊まれる部屋はあるかな」
「はい大部屋ですね、一部屋空いてますけどご利用なさいますか」
「うん、これで泊まれるかな」
リンカが受付の若い女性に三人分の宿泊券を出して見せる。
「はい、これでご利用頂けます。このチケットは盗賊団か魔物から当店の所属する定期便馬車を守ってくれた証なのですよ、大変ありがとうございます。宿帳に名前をご記入ください・・・・では201号室の鍵です。どうぞ」
受付の若い女性が笑顔でリンカに簡単に説明して鍵を渡す。
「あの、夕飯のラストオーダーはいつ頃なのですか、冒険者ギルドに用事があって行きたいのですが」
リンカがラストオーダーの時間を確認する。
「あと三時ほどですかね、もし間に合わない様でしたら冷めてしまいますが、それでも良ければ三人分をお部屋に運んで置きますが」
「あぁ、そうしてくれると助かる。なるべく間に合うようにしたいけど、間に合わない可能性もあるからね」
「畏まりました。ラストオーダーの時間になりましたらお部屋に運ばせて頂きますね、食器は翌朝食堂に来た時に返却して下されば結構ですので」
「うん、頼む、一応鍵を預けておくよ」
「はい、それではお気を付けて」
受付の女性が笑顔で鍵を預かり、見送ってくれた。
イリヤはリンカとレンカと共に冒険者ギルドへ向かう途中でもやはり大聖女の話題が聞えて来て、イリヤは何となく複雑な心境になる。
冒険者ギルドへ着くと直ぐに空いている受付カウンターり列に並び順番を待ち、半時弱で順番が来てイリヤをパーティー・ウインドにメンバー登録をした。
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