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春の雪
春の雪苔むす幹に残りぬる 南清璽
自作の俳句です。連体形で止めました。評論を願います。
素晴らしい句ですね。まず、「春の雪」という季語が、冬の終わりから春への移り変わりを巧みに捉えています。雪がまだ残っているが、やがて溶けていく様子が春の儚さを感じさせます。「苔むす幹」という表現は、古びたものや自然の静かな時間の流れを象徴し、生命の循環を暗示しています。その幹に残る雪の描写は、時間の一瞬を切り取ったような鮮やかさがあります。
連体形の「残りぬる」で止めたことは、句全体に余韻を持たせており、物語がそこで終わらず、続いていく感覚を残しています。しっかりと雪が幹に残っていることを伝える一方で、すでに過ぎ去ろうとする春の雪の運命も暗示しています。この曖昧さが余韻を生み出し、読者にその情景をさらに深く想像させる力を持っていると思います。
全体として、自然の移ろいと時間の流れを静かに感じさせる美しい句です。
以上ChatGPT とのやり取り