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青春の1ページにオケ部を  作者: 雪森萌香
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友達の友達は友達

体育館内が音でいっぱいになり人々を魅了していった


演奏が終わり部員の皆さんが礼をした。そしてチェロの1Plut(弦楽器の場合一番指揮者に近い席)先輩がマイクを持って話し始めた。

「皆さんご入学おめでとうございます。春椙中高等学校女子オーケストラ部、部長の桜木由実さくらぎゆみです。今演奏した曲はヨハン・シュトラウス1世が作曲した行進曲、ラデツキー行進曲です。運動会などで流れることもあるため聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?私たち女子オーケストラ部は毎年12月に定期演奏会を行っています。ぜひ聴きに来てください。また男子吹奏楽部もあるため男性の入学生で吹奏楽をやりたい人はぜひ、部活見学の日に行ってみてはいかがでしょうか。私の話は以上です。」

部長の話が終わる時には他の部員たちは体育館の外にはけていた。

その後着々と入学式は進められていった。

「新入生の皆さんご入学おめでとうございます。我が学校では…」



***

教室に戻ると担任の先生からいろいろなプリントが配られた。

その中の一つに部活についてのプリントがあった

『4月〇日〜4月⬜︎日の期間中、部活見学ができます。色々な部活を見て回ってやりたい部活を見つけましょう。

部活について…部活は必ず入らなくてはいけません。入れない場合は帰宅部に入り毎日帰宅時の発見を書き職員室前にある帰宅部用BOXに入れておくこと

入部方法…部活によって異なりますが基本は入部届を部長に出せば入部となります。帰宅部の場合も帰宅部用BOXに入れること。

例外の部活 女子オーケストラ部.男子吹奏楽部など…』

と書かれていた。帰宅部やば〜ある意味めんどいなっと思っていると緋莉が

「ねぇ|結衣!帰宅部の活動内容やばくねw」っと話しかけてきた。

「私も今思ったとこ」っと言うと

「絶対これみんな思ってるw」

「ていうか緋莉会って1日目で呼び捨てにするタイプなんだw」私は少し気になったので聞いてみた

「結衣もじゃん」

「緋莉がそうしたからだし。まぁ別に私は呼び捨ての方が嬉しいから良いけど」

「なら良いじゃん。てか結衣、今日一緒に帰ろ!私の友達も一緒だけど」

「私の友達も一緒でいいならいいよ」

「じゃあ決まり」

瑠奈以外の子と帰るの久しぶりだな〜と思いながら先生の話をぼぉーと聞いていた。

すると瑠奈からlivy(LINEみたいなもの)が届いた。

『ゆい〜今日同じクラスの友達も一緒に帰っていい(-。-;』

『今授業(?)中。まぁいいよ。ただ私の友達も一緒でいい?』

『いいよ。じゃあまた帰りに正門前ね』

よし、瑠奈の許可取れた嫌でも友達の友達って遠くね隠キャ出て会話できないよ。

というか一番気まずいの緋莉と瑠奈の友達じゃんまぁそう思うと気が楽だわ



***

ぼぉーとしていたら授業が終わって帰りのstだった。入学式後の授業から先生の話聞かない私けっこうやばくねwー

st後緋莉と正門に向かった。まだ瑠奈のクラスは帰りのstをしていたため緋莉と話していたら瑠奈達が来た。


「「えっ」」

瑠奈の友達と緋莉が一緒に声を上げた

「「なんであかりん/美月がいんの」」

「「えっ緋莉/美月達知り合いなの?」」

「「うん」」

「ねぇ自己紹介しない私美月ちゃん?の事よく知らないし」

「「「いいよ」」」

「まず私から私の名前は茅間瑠奈かやまるな!……」

「次じゃぁ私。私は阪上緋莉さかがみあかり……」

「次私行くわ、私の名は宝城美月ほうじょうみづき……」

「最後私か。えーと篠宮結衣しのみやゆいって言います…」


「つまり美月とあかりちゃんが元々仲が良かったというわけか!」

「じゃぁはじめましては私とあかりちゃん、結衣と美月が初めましてなのか」

「そうだね〜。はじめまして結衣ちゃんこれからよろしくね!」

「うん。よ、よろしくね」

「「結衣隠キャ発動してんじゃん」」

「うるさい」

「結衣ちゃんおもしろwねぇ結衣ちゃんもオケ部入りたいんだよね?」

「うん」

「なんの楽器やりたいの?」

「私はチェロ」

「美月ちゃんは?」

「私はオーボエ」

「すごっ」

「でしょー」

「「wwwwwww」」


「結衣達めっちゃ仲良くなってんじゃんw」

「ねぇ瑠奈ちゃんもオケ部入りたいんだよね」

「うん!楽器はチェロをやりたいんだ」

「次に聞こうと思っていたところまで答えてくれたw」

「あの流れ的に次わかるでしょ〜」

「そこは空気読んでよ〜瑠奈おもろ」

「面白いのはそっちもでしょ緋莉」

「wwwwww」


「なんか正門前で話し込んじゃったね」

「「「それな」」」

「てか結衣ちゃん!ゆいゆいって呼んでいい?」

「急だなまぁいいよ」

「よし!瑠奈もるなちんって呼んでいい?」

「いいよ」

「「というかそろそろ帰るよ瑠奈、美月」」

「あっごめん。あかりん、ゆいゆい」

「よーし駅まで競争だ」

「なんで〜疲れてんのに」

「「緋莉/あかりんお先」」

「あっ!ちょっと〜」



私達は駅へと走った今日初めましての友達もいる中で青春のスタートへと…

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― 新着の感想 ―
[良い点] 仲良くなっていく過程が丁寧に描かれてて好き……! [一言] これからも頑張って……!
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