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青春の1ページにオケ部を  作者: 雪森萌香
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入学式に桜色の音色が

桜が満開な日、入学式の始まりを奏でるオーケストラの音が体育館に響き渡っていた。


「結衣何組だった?」瑠奈が聞いてきた

「私は2組瑠奈は?」と言うと瑠奈は悲しそうな顔をして

「私は1組なんだ」と言ってきたとても悲しかったがまぁ隣のクラスならすぐ会えるかと思い

「隣のクラスだけど一緒に部活行って一緒に帰ろ」と言うと瑠奈が

「うん。まぁ隣だから忘れ物したら結衣に借りれるから良いか」

私はコイツふざけてるのか?とイラッとした。ただ借りれるのはありがたいそれはその通りだと思い何とも言えなかった 。

「ていうか結衣、早く教室行こ!入学式でオケ部演奏するらしいよ!」

「本当‼︎早く教室行こ!早くオケ部の演奏聴きたいな〜」

「それな!じゃあ結衣、教室まで競争だ!」

とてもワクワクしながら瑠奈と教室に向かって走った。その途中楽器の音が聞こえた気がした


***

教室に入ると楽しそうに話している子や静かに席に座っている子や色々な子がいる。

私は知り合いなんていないので、真っ先に自分の席に座ると隣の席の子が話しかけてきた。

「こんにちは!私は阪上緋莉さかがみあかりよろしくね!」

「よろしく!私は篠宮結衣」

「結衣ちゃんよろしくね部活は何に入る?」

「私はオケ部に入りたいな〜と思っているよ」

「えっ!私もオケ部に入りたいって思った一緒だね!」

「うん。緋莉ちゃんは何の楽器弾きたいの?」

「私はトランペット希望だよ。結衣ちゃんは?」

「私はチェロをやりたいの。」

「チェロ良いよね。でも気をつけてね今年のチェロのパートリーダーすごく怖いらしいから」

「えっ気をつける」

「それと入部希望者面接もやばいらしいよ」

「なんで?」

「私も詳しくは知らないんだけどやばいってことだけは知ってる」

「そうなんだ。そういえば入学式でオケ部演奏するらしいよ」

「本当!めんどくさいからサボろうと思ったけどやめよ」

「ねぇ緋莉ちゃんは一人で部活入るの?」

「違うよ。1組の友達と一緒に入るよ」

「私と一緒だ私も1組の友達と入る」

「もしかしたらもう友達になっているかもねw」

「そうだったらやばいね」



その頃瑠奈は、、、

「〇〇ちゃんオケ部入りたいんだ私も」

「瑠奈ちゃん面白い」

「〇〇ちゃん和食と洋食どっち好き」

「私和食の方が好き!特に塩おにぎり瑠奈ちゃんは?」

「私も和食の方が好き!私は焼き鮭」

「私達気が合うね!」

「うん一年間よろしく」


***


「ぷぉー」

体育館に入って少しするとチューニングの音が聞こえてきた

音程のズレがなくもうすごいなーと思った。

すると司会の教頭先生が、

「只今より〇〇〇〇年度入学式を始めます。まず初めに女子オーケストラ部による演奏です。」

教頭先生が言い終わると指揮者の先生が来て台に登った。

先輩達の目線が指揮者に集まった。

そして指揮者の先生が指揮棒を振った瞬間体育館にいた人達の意識が演奏にとられていった。

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