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二つの世界の私。

作者: 七瀬

もし? この世界以外にあるなら? そんな事を思いながら? 作った作品です。

あぁ~ 誰が選択をするのか? そんな事を考えていた。もし・・・? 別の人生を歩んでいれば?

今の自分じゃない! 全く別の自分がそこにいるのかもしれないと? 人生のやり直しがきくなら、私は、今の自分を全て捨てたい。  つくづく私は、どうしようもないやつだ!



だから、男性と話してもつまらないと思う。正直! 美人でもないし、綺麗な顔で産まれて来たかった。

年齢だって! 39歳で独身ってだけで、男性からは敬遠されるし。私に近づいて来る男と言えば、“お金目当て” 39歳で独身女性なら? 男が欲しいとか? お金貯めてるんだろうと思って寄って来る男が多いけど? 相手にする気もないし。



たいがいは、無視するけど。私の周りにいる同じぐらいの独身女性は? 今まで男性に免疫がなかったのか? ホストとかにハマって偉いことになってる子もいたり、めちゃめちゃ騙されたあげく骨の髄まで根こそぎ吸い上げられて水商売してる子もいるぐらいだし。




中には体売ってる子もいたり、私はあんな風になりたくないんだよね。結構、冷めてる性格がいいように生かされてるんだろうな。


それに、優しそうな人柄、話し方でも悪い男は山ほどいるしね。本当に気をつけないと! 男は見た目じゃないけど、中身って!  直ぐにはわからないし、難しい。




そう言えば・・・ つい最近。テレビのCMで 「あなたの人生を変える事が出来ますよ。」 って言うCMを見たけど・・・?


あれって、ホントなのかな? 気になる。1度行ってみてもいいかな? (笑)


それにまたまた、会社の同僚の若い女の子たちが、社内でイケメンの社員クンに色仕掛け。毎日、毎日、懲りずに頑張ってるよね? 「あんた! 他に男いるでしょ!!」 って思ったり。まぁ、どうでもいい話だけどね! (笑)



そして、今日は、早くに仕事が終わったから行ってみようと思う。人生変えれるなら変えたい。私って、結構・・・ 願望があるんだって!  ふと? 気付く。




その場所まで、歩いて25分。そのお店の前に着いた。うん、お店じゃない感じだけど? 大きいビルの一角だし。隠れ家みたいな感じ。私は、恐る恐るドアを開けてみると? 中は異常に明るい。目が眩しいぐらいの光で、入って直ぐのところに受付のお姉さんがいて。



「いらっしゃいませ~!」 って声をかけてくれた。



そして、その横に長椅子があり、3人座っていた。一人は、小太りの黒縁メガネのオタクぽい男性。年齢は30代前半かな? 二人目は、女性で、私よりそうとう若いのかな? なんか? 思いつめている感じがする。三人目は、白髪の老人? 杖もついてるし、やり直したい人生があるんだろうなって思った。そんな私も・・・。



そして、受付のお姉さんに説明を聞いて、名前を書いて、みんなと一緒の長椅子に腰掛けて待っていた。私は携帯をいじりながらみんな各々したい事をしながら、待っている。そうすると? 一人目の小太りの男性が呼ばれて、何処かに連れて行かれる。次は若い女性、次は老人、その次は私の番だ! ドキドキしながら待っていた。



  

連れて行かれた場所は、変な装置がいっぱいあって、数人の白服の男性が、機械の装置みたいなものを操作している。そして、白服の爽やかな男性がまず私に、




「どんな人生だったら良かったですか?」 みたいな事を聞かれて。





私は、事細かく説明してその後、いよいよ! 




「さあ! ここに寝てください。これで! 貴方が目が覚めるころには貴方の人生が変わっていますよ。」 って言われてそのまま何時間か寝てた。




目を開けると? 何処かの家で、小さな子供が私に!




「ママ! ママ! 起きて! どうしたの?」 って言ってる。この子は? ここは何処? それに横にいる男性は誰?




目をゆっくり開けると? 男性と小さな女の子が!




「ママ! ママ! 」 って? さっぱりどうなっているのかわからない。そう言えば・・・・・?

私の理想は、幸せな家庭で優しい旦那さんと子供がいる生活。でも、まさか? 現実にそんな事が起きる訳がないと思っているし。



じゃ? この人達は、誰なんだろう? 



男性は、私に 「頭でも打ったのかな? ゆっくり寝室で休むといい。」 って言って部屋まで私をお姫様抱っこをして連れていってくれた。私はそれにびっくりした。



女の子は、心配そうに私に「ママ、大丈夫? 頭痛いの?」 って、心配してくれて。

正直、親以外の人で、こんなに心配された事がなかったから? 嬉しい! でも、夢でも見てるのかなって思ってる。




でも、もう一度起きてみると? やっぱり、ベットで寝ていて男性と女の子が私のベットの横で寝ている。私は「これって? 現実なの? 」 と心の中で思ったけど。どうやら? 現実らしい。あれは、本当になる装置だったんだとふと気づく。



私が思い描いてたきた世界! 理想の世界だ! 



今では、主婦として、愛する旦那さまと愛する娘の為に生活を送っている。





但し、本来の世界での彼女はもういない。その存在自体がなくなった・・・!

本当の幸せとは? なんなんだろう。 偽物の世界で幸せに暮らす事なのか? 現実の世界なのか?

どっちみち、現実の世界の彼女もうない。その時、幸せならいいのであろう。


それも、人生かな?


最後まで、見ていただきありがとうございます。

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