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ちょっと一息短編集✾  作者: 冬樹
1/2

1 君と1週間 ×101



お越しいただきありがとうございます。



ちょっとしたお時間に

ほっこり恋愛

ちょい怖ホラー

不思議なお話


などなど



色々ご用意していきます。




是非、お楽しみください。




冬樹。


1 きみと1週間 ×101








12月17日 木曜日




僕はこの公園で君と出会う。







僕はベンチに座っている。

周りは木々が揺れていて 少し離れたところにある

遊具で子供が遊んでいて

それをお母さん達が温かく見守っている。


木の上から鳥の声がする。


冬の寒さが時折服の間から肌を刺す。







そして今、君は僕の前を通る。






シャツと黒いパンツに低めの黒いパンプス

そして白いコート。

肩にかけた薄桃のバッグ。





俯いた、顔。







君が僕の前を通り過ぎるのを

僕は何気なく目で追う。





僕の前を通り過ぎてから

そう、今のタイミングで





黒いパンツの尻ポケットにしまわれたスマートフォンから

小さなストラップが落ちる。



見なくたってわかる。

装飾品の部分の、ピンク色の桜と蒼いビーズ。





君はそれに気づくことなく

顔を下げたまま歩いていってしまうから

僕はベンチから立ち上がり、さっと拾って君を追う。






後ろから、声をかけるんだ






「ストラップ 落ちましたよ」






そしたら君は

まだ少しむつ向きがちのまま振り返って

ストラップを見て、






『あ、ありがとうございますっ』






って言うんだ。







それでそれから

受け取って

また俯いたまま去っていくんだ。








僕はその後ろ姿を見てるんだ。







もう飽きてしまいそうだけど





でも飽きたりなんかしない






今日こそは



今回こそは




って思っているから。







だってほら







今日はちょうど









君との100回目の‘今日’ なんだから














next














お越しいただきありがとうございました。



またいらしてくれると嬉しいです。

冬樹感激です。←



ちょいちょい更新しますのでよろしくお願いします。






でわまた。






冬樹。

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