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光と闇

エレナ

シルバーって言うのー?


シルバー

あぁそうだ‼︎

君は?


エレナ

私の名前は、エレナ‼︎

さっき、助けてくれてありがとう‼︎

シルバーが助けてくれなかったら今頃

ライトが……


エレナは、少し悲しい顔した。


シルバー

そんな顔するな、

ライトは君を守れて嬉しかったと思うぞ‼︎


エレナ

うん…

ライトは、私を守るために無茶して…


シルバー

ライトはもう大丈夫だ‼︎

目が覚めたら一声かけるといい‼︎


エレナ

うん‼︎ライトに声をかけてみる‼︎


エレナは、少しずつ元気を取り戻してきた。


シルバー

それより、少し外に出てくる。

この家は、特別な魂魔によって

守られているから安心しろ‼︎

エレナはライトの側にいてやれ‼︎


エレナ

魂魔って?

エレナは首を傾げながら言った。


シルバー

その話は、ライトが目覚めた時に話す。

まずこの世界について二人に

話さないとならないからな…


エレナ

わかった‼︎


シルバー

じゃあ行ってくる。


シルバーは、瞬間移動の力を使って消えた。


エレナは、ライトが寝ている

ベッドの隣の椅子に座ってライトを見て言った。


エレナ

こんなボロボロになるまで戦って…

あの時は、もう死ぬかと思った。

守ってくれてありがとう‼︎


エレナは、ライトの手をギュッと握った。


エレナ

それにしても、ライトカッコよかったよ‼︎


エレナは、ライトのほっぺを突きながら

言った。


ライト

何だってー?何か言ったかー?


エレナ

え⁈


エレナは、顔を赤くし

恥ずかしそうに下を向き手を離した。


エレナ

ライト‼︎起きてたのー⁈

今の話し聞いてたー?


ライト

嫌ー‼︎何を言ってるか良く聞こえなかったぞ‼︎

それより

ここは何処だ⁈


すると扉が開き、シルバーが入ってきて

ライトに言った。


シルバー

ここは、俺の家だ‼︎

初めましてだよな〜ライト‼︎

俺の名前はシルバー‼︎

よろしくな!


ライト

シルバー⁈お前シルバーなのか⁈


ライトは、驚き横になっていたが座りこんだ。


シルバー

何処かであった事あったかー?


ライト(心の声)

人違いなのか⁈確かに容姿は少し違うが、

声と顔は一緒だ‼︎


ライト

嫌ー‼︎俺の人違いだー‼︎

俺はライトよろしく。

シルバーが助けてくれたのか⁈

ありがとうな‼︎


シルバー

礼には、及ばんよ‼︎

所で君達は、別の世界の人だろ⁈


シルバーはライトとエレナを見て口にした。


シルバー

君達がどうやってここに来たかは、知らないが

どうやら魂魔を使えるらしいな‼︎


ライト

何だよ⁈魂魔って言うのは⁈


エレナ

私も今さっきから気になってたのよ‼︎

何なの⁈魂魔って‼︎


シルバー

まずこの世界について話そう。


シルバーは、ライトとエレナにこの世界と

魂魔について説明し始めた。


シルバー

この世界はもともと光の一族、レビュース一族によって、世界は安定し平和が訪れていた。

もちろん、何処も平和だったわけではない。

争いが絶えない国も存在した。

レビュース一族は、あまりにも争いが酷かったため

阻止できず、見て見ぬふりをしてしまった。

それがきっかけで争いは広がり、やがて

ある一族が結成されてしまう。

それが闇の一族、ルビル一族

ルビル一族は、やがて繁栄し

レビュース一族は無視できなくなっていた。

やがて、光と闇の争いが起きてしまい、

世界は、乱れてしまった…


ライト

じゃあこの世界は、

今もレビュースとルビルの争いが続いてるって事なのか⁈


シルバー

それは、少し違うな…

光の一族 レビュースは、ルビルの勢力に圧され

レビュースは、沢山の死人がでた…


エレナ

レビュースは、負けたって事なの⁈

この世界は、

ルビルに支配されてるって事⁈


エレナは、大声をあげた。


シルバー

つまりそうなるな‼︎

だが、レビュースの生き残りは、今現在

身を隠していると聞く。

だが俺が知る限り、

レビュース一族は痕跡を残していない‼︎

つまり生きているのかわからないって事だ…


ライト

そんなの探して見なきゃわかんねーだろ⁈


シルバー

俺は、来る日も来る日も探した。

だが見つからないのだ。

今、ここに暮らす人々は、レビュース一族の

記憶すら残していない…


エレナ

え、それって…

ルビル達が、この世界を支配しているの⁈


シルバー

そうだ…

ここに暮らす人々は、ルビル一族を

神と崇めている、ライト‼︎

今さっき見た魔人がルビル一族の者だ‼︎


ライト

あいつらがルビル一族だったのか…

道を尋ねたら急に襲ってきやがったんだぜ⁇


シルバー

それはそうだ‼︎

人間ごときが、神の存在に

やすやす話しかけたのだからな‼︎

ルビルが神の存在とは…くっ

全く馬鹿げた話だ‼︎


シルバーは、頭を抱えた。


エレナ

あいつら、確かに強かった…

私殺されかけた‼︎

ライトがいなかったら…


エレナは、ふとライトの力を思い出し、

シルバーにライトの力の事を話しだした。


エレナ

そういえば、私が殺されかけた時

ライトがとてつもなく

すごい速さで魔人を倒して

私を助けてくれたの〜‼︎


ライトは顔を傾げながら言った。


ライト

そんな事、あったような なかったような…


ライトは魂魔を使い魔人を

倒した時の記憶が薄れていた。


シルバー

ライトが使った力は、

唯一魔人に対応できる技‼︎

それが魂魔だ‼︎


ライト

魂魔って何だ⁇


シルバー

誰もが、持っている力‼︎

だが、使える人間はごくわずかだがな‼︎


エレナ

ライト凄いじゃーん‼︎


シルバー

ライトだけじゃない。

俺もそうだが、

エレナ‼︎君も知らず、知らず魂魔を使っている‼︎


エレナ

え⁈私は、いつ魂魔を使ったの⁈


エレナは、魂魔を使った自覚が全くなかった。


シルバー

君がライトの手を握った時

知らずに魂魔を使っていた‼︎

ライトの身体を見てみろ‼︎


エレナは、ライトの身体を見て異変に気ずく。


ライト

あれ⁈俺ボロボロになっていたはずなのに、

全然痛くねぇー‼︎

何でだー⁇


シルバー

ライト…お前気ずいていないのか⁇

エレナの魂魔は、癒しだ‼︎

つまり、身体を回復させる能力‼︎


ライトは驚いた‼︎


ライト

エレナすげーな‼︎

だけど一つおかしい…


ライトは、考えこんだ。


シルバー

一体何がおかしんだ⁇


ライト

いつ俺の手を握ったんだ⁇


するとエレナは、恥ずかしそうに言った。


エレナ

手何か握ってないわよ‼︎

ライトの勘違いじゃあないの⁇


シルバーは、少し笑みを浮かべ心で思った。


シルバー(心の声)

まったく、照れやがって‼︎

あんな事まで言ってたくせに。笑


シルバー

とにかく‼︎

ライト‼︎お前はルビル一族に手を出した‼︎

つまりルビルから狙われる事になる。

ライト‼︎エレナ‼︎お前達はどうする⁇


ライト

そもそも俺たちは、別の世界から来た。

もしかしたら何か関係があんのかも知れねぇー‼︎

まずレビュース一族を見つけだして

ルビル一族を倒してやろーぜ‼︎

どうせ狙われてんだ‼︎

エレナは、どうする⁇


エレナは、笑って答えた。


エレナ

私も行く‼︎元の世界に帰れるヒントが

見つかるかも知れない‼︎

せっかく魂魔を使えるようになったんだし‼︎


ライト

決まりだな‼︎


ライトは気合が入る。


シルバー

なら俺も一緒に行っていいか⁇


シルバーは、ライトとエレナを見る‼︎


ライト

あたりめーだ‼︎

人数は、多い方がいいしな‼︎


エレナ

決まりだね‼︎


シルバー

じゃあ出発は明日でいいか⁇

いろいろ準備をしなければならないからな‼︎


エレナ

そうだねー‼︎

ライトも今日は、ゆっくり休むといいよ‼︎


ライト

そうだな…

今日はゆっくり休むとするよ‼︎

………

ライトは、掌を見つめていた。

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