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1、お約束イベント その一




俺、異世界に召喚されました


異世界に召喚されました!


大事なことなので二回考えたよ!


てか、夢じゃなかった!

本当にトラックに挽き肉にされて死んで神様に合ってたんだ俺!

しかし、神よ!転生じゃなかったのか!?



「ようこそ勇者よ」


俺は目を覚ましたらなんか立派な場所にいて、玉座に座る狸みたいな偉そうなおっさんに朝の挨拶を貰いました


「すいません状況がわからないんですが……」


分からないことを聞くのは恥じゃないから早速聞いてみたり


「それは私めから説明させていただきます」


おっさんのそばに控えていた狐のような顔のじじいが言った


「ここはサンドラ王国王城

そしてこの方は国王であるエドワード=ドートリシュ様です」


ナ、ナンダッテー


「今、この国は、いえこの世界は魔王によって少しずつ滅ぼされつつあるのです」


なんというテンプレ設定だ……!


「その魔王を倒すため異世界から勇者、つまりあなた様を召喚したのです」


ほほぅ、なるほど、なるほど、あの(アマ)は転生とほざいていらしゃったのに召喚になっていやがる訳ですね

騙されたか、ただのミスか

まぁ、どっちでもいいか


とりあえず周りを見渡すとローブの魔術師っぽいのが16人くらいか、騎士っぽいのが……数えるの面倒なほどか……扉からこっちを覗いてる金髪縦ロールが一つ

そして自分は登校中に亡くなりになった……姿はどうなってるんだ?

服は……轢かれたはずなのに制服がノーダメだと……!?

体は死ぬ前と一緒なのか?

それなら嬉しいな

ただ、制服姿の俺はこの場でもっとも浮いていた

浮いてる程度気にしないが視線が注がれるのは嫌いなんだよ


「話は分かりました勇者の話お受け致します」


とりあえず勇者になっておくか

断ると牢屋にぶち込まれそうだしな

あと、さっさとここから出たいです


「おお、やってくれるか勇者よ!」


おおぅ、凄く人の良さそうな笑みを浮かべてるよ王様

しかし、俺は知っているあの笑顔は裏のあるやつの顔だ

ソースは前の世界で俺の周りにいた人間(友達ではない)


「では、お供を三人探して連れていくといい」


異世界に来て間もない上に人見知りの俺にお供三人探して連れて行けだと……!?

俺はファンタジーの中の主人公ほどフレンドリーな奴じゃないんだよ!

他人すぐ信用したりしない奴なんだよ!


まぁ、一人でもいいか

前の世界のように一人でやればいい、これで解決だな


「お父様、私が勇者様とお供致しますわ!」


扉に張り付いてた金髪縦ロールがなんか言っていますよー


「何を言っておるエミリア?魔王を倒しに行くのは命懸けなのじゃぞ!命を落とすかもしれんぞ!」


勇者とか他人なら死んでもよさそうな言い方だな……


「何を言ってらっしゃいますの私が兄弟姉妹の中で一番優れた魔法使いですのよ?」


「う、うむ。確かにそうじゃが……」


あの金髪縦ロール強いのかー

国王は危険な旅に娘を出したくないのだろう、わかってやれよ縦ロールと思っても口には出さない

出したら怒られそう、国王に


「まぁ、反対されても勝手に付いていくだけのことですわ!」


我が道往くお嬢様だなぁおい!


「く……ッ!仕方ない、娘を幸せにしてやってくれ勇者よ」


「王様その言い方は誤解を招きませんか?」


魔王倒しに行くなら幸せもくそもないだろ

あるのは戦闘だけだろ?

恋愛フラグは立たんよ?(確信)




俺、面倒そうだから魔王倒しに行く気はないがな


なんで見ず知らずの連中のために命を懸けなきゃいけない

テンプレ主人公と俺は違うぜ





読んでいただきありがとうございます!




「異世界で最初に合う女の子がメインヒロインと思ったか?残念!そんなのはないのだよ!」


はい、エミリアはメインヒロインではありませんよ

メインヒロインはもう少し後で出てきます


この話微妙かな……と思ってる天の邪鬼でした



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