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皇帝目指して頑張ります

「うー。あたらなかった」

 全弾スカルくんに避けられたにゃんこは不満そうに唸ります。

 ……当たっていたら確実にスカルくんがご臨終でしたよ?

「呪文自体は正常に発動してたからとりあえず良しとしようよ。今度はホーミング性能を付けた改良版を教えてあげるから」

「ほ~みんぐってなに?」

「いくら避けても逃げても地獄の果てまで追いかけてぶち込んでやるぜ! 的な性能の名称だよ」

「すごいね~」

「うん。すごいね~」

 独断と偏見と個人的主観に充ち満ちた解説をしてくれる魔女に乾杯です。

「ガタガタ((((;;OдO;lll))))ガタガタ」

 そして更に怯えるスカルくんでした。

 ホーミング改良を覚えたにゃんこのふぁいや~らんすが自分か仲間の身体を炭化させる日はそう遠くないのかもしれません。

「ホーミングは術式改編スキルが必要になるから、にゃんこにはまだ早いけどね。とりあえず上級呪文のエクスプロードぐらいは覚えて貰わないと」

「えくすぷろ~どってどんなじゅもん?」

「えっとね。あの街を四分の一ぐらい吹き飛ばせる壊滅系呪文かな~」

「すごいね~」

「うん。すごいよ」

 ……実験と称して街を吹き飛ばされてはたまりません。

 知らないうちにフォリスの街が大ピンチです。

「練習するときは結界を張ってあげるから大丈夫だよ」

「うん。ますたぁのけっかいはがんじょ~だもんね」

「だから安心して覚えなさい。ホーミング改良が終わったらまた練習しようね」

「うん。すかるくんよろしくね~」

「ガクガク(((ll゜д。ll人ll。д゜ll)))ブルン…」

 にゃんこのお願いにすぐには頷けない可哀想なスカルくんでした。

 ……ホーミング性能付のファイヤーランス五発。

 そんなものを全弾食らってしまったら、間違いなくご臨終です。

 今度こそ仮初めの骨命は散らされてしまうでしょう。

 次の練習までになんとしてでも対魔力を引き上げなければと決意するスカルくんなのでした。

 スケルトンという分類にあるスカルくんですが、経験値を稼げばもちろんレベルアップが可能です。

 同一属性のまま成長すると、段階的には『スケルトン』『スケルトンナイツ』『スケルトンジェネラル』『スケルトンカイザー』まで登り詰めることが可能です。

 一番上は皇帝です。骨皇帝目指して頑張りましょう。



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