にゃんこひなたぼっこ
「にゃんこ~?」
今日の調合ノルマと読書ノルマを終えた魔女は、にゃんこの姿を探していました。
にゃんこの可愛らしいしっぽをぎゅーぎゅーなでなでしたくなったのです。
「にゃんこ~。どこにいるの~?」
スカルくんたちと遊んでいるのかと思って外に出てみますが、辺りにいるのは骨ばかり……もといスカルくんの姿だけでした。
「ねえ、にゃんこがどこにいるか知らない?」
「σ(o´・Å・`o)??」
「役立たず」
「(||||Д`)ァゥッ!」
容赦の欠片もない言葉をスカルくんに浴びせかけてから魔女は再びにゃんこを探しました。
まさか森の中で迷子になっているとか?
などと心配になってしまいます。
にゃんこ一人(匹?)を森の中に行かせるのはまだ危険です。
スカルくんと違って狩りもまだ出来ません。
下手をすると返り討ちに遭ってしまいます。
「うーん。探索魔法で探したほうがいいのかなぁ」
相変わらずにゃんこには甘い魔女です。
「ますたぁ~」
そんなことを考えていると空から声が聞こえてきました。
「にゃんこ?」
「ますたぁ。ここだよぉ」
魔女が見上げると、にゃんこが屋根の上から手を振っていました。
「にゃんこ。何でそんなところにいるの?」
「ますたぁもあがっておいでよ~。ここおひさまがきもちいよ~」
「……随分とスリリングな日向ぼっこだね」
やれやれとため息をついた魔女は浮遊魔法を使って屋根の上まで飛びました。
短時間なら杖がなくても飛ぶことが出来ます。
これも研究の成果です。
「って、クッションまで持ち込んでたの!?」
なんとにゃんこはお昼寝できるようにクッションまで屋根上に持ち込んでいました。
「えへへ~。ますたぁのぶんもあるよ~。おわるまでまってたの~」
「うーみゅ。そんな風に言われると怒ることもできないじゃんかよ~」
魔女は脱力しつつ用意されたクッションに頭をのせました。
「………………」
「………………」
ぽかぽかした日差しが二人を照らします。
「気持ちいいね~……」
「ぽかぽかだね~……」
うとうとなってきました。
このままお昼寝タイムになってしまいそうです。
「天国だね~……」
「へぶんだね~……」
半分ほど瞼が落ちてきました。
にゃんこはすでに寝息を立てています。
「うん。たまにはこういうのもいいかも……」
魔女もにゃんこの横で眠りにつくのでした。
魔女とにゃんこはこのまま夕方までおねむなのでした。




