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魔女の悔し涙

「浮気者~」

「ち、ちがうよー! あっちがはさんできたんだもんっ! ぼくうわきなんてしてないもんっ!」

 そして貴賓席に戻った魔女から再びお説教という名のジェラシータイムが始まりました。

「ほっほ~う。じゃあ私のおっぱい揉みなさい!」

「な、なんでそうなるの!?」

 魔女がおっぱい……ではなくちっぱいを突き出して揉ませようとします。

 にゃんこにセクハラ行為を強要するという新しいお仕置き形態ですね。

 恐ろしいロリ魔女ですね。

「余が揉んでやるぞーっ!」

 そして魔王が魔女のちっぱいに飛びつこうとして、

「きーん♪」

 金的カウンターを食らってしまうのでした。

「ひぎゃあああああああっ!!」

 その場で股間を押さえながらごろごろと転がる魔王でした。

「ばーか。誰が魔王なんかに揉ませるもんですか~。あ、黒鍵騎士なら揉んでいいよ♪」

「……遠慮しておきます」

 満面笑顔でそんなお誘いをする魔女に、黒鍵騎士は一歩下がりながら拒否の姿勢を示しました。

 しかしにゃんこを逃がすつもりはないようです。

「ほらほら、揉んでみなさ~い」

「にゃ、にゃう~……ますたぁゆるして~」

「だめ。許さないもん」

「みゃぐ~!」

 魔女がちっぱいでぱふぱふを始めてしまいました。

「うりうり~。あんな巨乳よりも私の方がいいでしょ~? ね? ね? だからもう浮気なんてしないよね~?」

 ちっぱいぱふぱふでにゃんこの顔を包み込みながら、魔女はにゃんこを洗脳します。

「みゅぐ~! みゃぐ~!」

「どうだ~?」

 ぱっと離すとにゃんこが涙目になっています。

「ま、ますたぁのほうがいいもん。さいしょからそうだもん!」

「そっかそっか~。分かればよろしい」

「だってますたぁのおっぱいのほうがちっちゃくていきができるし」

「………………」

「やっぱりおっきいよりはちっちゃいほうがいいよね」

「………………」

 にゃんこを取り戻した魔女は喜んでいいはずなのに、なぜか悔し涙を流しているのでした。

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