表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
340/363

可愛いよにゃんこはぁはぁ

「で、五回戦はいよいよ準決勝だよねぇ。こりゃあにゃんこの優勝も夢じゃないかな?」

 黒鍵騎士に膝枕をしてもらいながら魔女がごろごろしています。

 腕の中にはぱんつを履き替えたにゃんこがまだ涙目で収まっています。

「みゅん! みゃうっ!」

 その間もにゃんこの尻尾を魔女がしごいているので変な感覚に襲われるにゃんこなのでした。

 一度ああいう事をされてしまって敏感になっているようですね。

 にゃんこからエロにゃんこになるかもしれません。

 ヤバイ傾向ですね~。

「……魔女殿。にゃんこの試合もそろそろですし、いい加減やめてあげた方が」

 黒鍵騎士がやや窘める口調で言います。

 にゃんこの反応がいちいちエロいので目のやり場に困るようです。

 魔女はエロい反応であればあるほど息が荒くなって目が血走ってきているのでかなりやばいです。

 このままにゃんこに襲い掛かってもおかしくないかもしれません。

「はぁ……はぁ……可愛いよにゃんこ……はぁはぁ……」

「……一体どこのセクハラオヤジですか」

 そんな魔女を膝枕している黒鍵騎士は片手で顔を覆って深々とため息をつきます。

 このまま道を踏み外さないように気を付けてあげたいところなのですが、果たして自分にそれが出来るのかどうか不安になります。

 本気で暴走した魔女を止められる存在などこの世のどこにもありません。

「準決勝の対戦相手はティゼットって名前だな。データには妖精剣士ってあるな」

 勇者が資料を見ながら言います。

「ようせい? はねがついてるの?」

 にゃんこが興味深そうに質問します。

「そりゃまあ、妖精ってぐらいだから羽はあるだろうな。金髪碧眼の巨乳らしい。じゅるり」

「……勇者殿。よだれが」

「おっと。ふきふき」

 想像……いや、妄想だけでよだれがでてしまったようです。

 勇者が口元をふきふきしています。

 ちなみにちっぱい以外は興味ナッシングな魔王はどうでもよさそうにあくびをしているのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ