勇者直伝……
「ふっふっふ。ギブアップするならやめてあげるわよ」
「にゃー!」
ぎりぎりと骨を軋ませながら関節技を続けるカグヤは、勝利を確信していました。
にゃんこは痛みに対する耐性があるわけではなさそうなので、このままやせ我慢大会にはならないだろうと予想したのです。
「おーっと。にゃんこ選手大ぴーんち! 右腕を完全に封じられてしまい、なすすべもなくこのまま負けてしまうのかー!? いやしかし今のにゃんこ選手は実にうらやましい状態ですねえ! カグヤ選手が自分の上に引き倒してしまっているものですから、今現在にゃんこ選手の顔はロリ美少女のおっぱい……いや、ちっぱいにうずまっている状態! ああこれなら負けても本望かもしれないとか思っちゃってるんじゃないかこの巫女猫はー!?」
「おもってないもんー!」
司会の勝手な言い分に痛いながらも反論するにゃんこでした。
まだまだ女性のおっぱいには興味がないお年頃なのです。
ちっぱいよりも角に触りたいのです。
「んみゅ? おっぱい?」
しかしにゃんこは一つ思い出しました。
勇者と特訓しているときの言葉です。
『いいか。女性相手にピンチに陥った時にはとりあえずおっぱいを揉んでやれ。びっくりして反応が乱れるからな。中心をつまんでやるともっといいかもしれないぞ』
と言っていました。
「んみゅ」
にゃんこはその言葉通りにカグヤのちっぱいを揉みました。
右腕は関節技を極められていますが、左腕は自由なのです。
自由な左手でカグヤのちっぱいをもみもみしました。
「きゃあああああああああーーーっ!!??」
いきなりちっぱいを揉まれたカグヤは悲鳴を上げます。
「えい」
そしてにゃんこは勇者の助言通りに揉んだ後は中心をつまみました。
『あ、そのさいはくれぐれも優しくつまむんだぞ』
という助言通りに優しくつまみます。
「い、いやあああああああーーっ!!!」
ちっぱい揉まれてさらには乳●をつままれたカグヤは悲鳴を上げながらにゃんこの左腕を離してしまいました。
こうしてにゃんこはピンチから脱出できたのです。
実に最低な脱出方法ですね。
にゃんこが穢れてしまいました。




