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角に触らせてください

「いよいよロリコン討伐トーナメントも佳境に入ってきました! 準々決勝となる四回戦に生き残ったつわものの名前を挙げていきましょう! 赤コーナー、美少女巫女猫にゃんこ選手~!」

「にゃう~」

 美少女巫女猫にゃんこ選手が登場です。

 照れ照れ状態で歩いていきます。

 初々しくて可愛らしいですねぇ。

「続いて青コーナー、美少女鬼族カグヤ選手~」

「どもども~」

 にゃんこと違ってカグヤの方はノリノリでした。

 手を振ってにこにこと愛想を振りまいています。

 ハルマ大陸ではロリ美少女は人気があるので会場も大盛り上がりです。

 赤い髪をポニーテイルに結んで、ぱっちりとした桜色の瞳でにゃんこを見つめています。

 見つめられてにゃんこはドキドキです。

「にゃ……」

 にゃんこはカグヤをじっと見つめます。

「? どうしたの?」

「えっと、それって、つのなの?」

 にゃんこはカグヤの頭のてっぺんに生えているアメジストのような色をした角が気になるようです。

 うずうずしているところをみると触ってみたいのかもしれません。

 鬼っ娘の角、確かにドキドキですね。

 にゃんこの尻尾ぐらいドキドキかもしれませんね。

 でも今はにゃんこの方がドキドキしているので尻尾がぱんぱんです。

 ぱんぱんもふもふです。

 いつも以上に尻尾がふくれあがってもふもふになっているので貴賓席で見ていた魔女が、

「ああ、今のにゃんこの尻尾もふもふしたい~」

 と、悶えていました。

 代わりに黒鍵騎士のぱんぱんになっていない尻尾がもふもふされていますが。

 そして質問された鬼っ娘カグヤは頷きました。

「そうよ。鬼族の角よ。気になる?」

「うーん。さわりたいっていったらおこる?」

 にゃんこは知らないことですが、鬼族の角に触れるのは立派なセクハラ行為です。

 本来ならば触りたいと言うだけで怒られてしまいます。

 しかしそんな事情を知らないにゃんこの無邪気な提案を面白いとカグヤは考えました。

 なので悪戯っぽく笑ってから、

「私に勝ったらいくらでも触らせてあげるわ」

 と言いました。

「にゃ!」

 きらーんとにゃんこの目が光りました。

 やる気……いいえ、触る気満々です。


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