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ご奉仕するのは……

 哀れな黒鍵騎士が魔女からセクハラを受けている頃、にゃんこはバトル開始していました。

「うみゅ~」

 にゃんこはジャイロの攻撃をよけながら、困っています。

 必殺にゃんぱんちが通じないのです。

 胴体、頭、肩、足など、あらゆる部位を狙っていますが、にゃんぱんちはジャイロに毛ほどのダメージも与えていません。

「ますたぁのいうとおり、やっぱりあそこにこうげきしないとだめなのかなぁ……」

 魔女から弱点を教わってはいますが、にゃんことしては気が進みませんでした。

 なぜなら弱点を突けば一発で勝負が決まるというのは、簡単すぎて物足りないからです。

 にゃんこはチャレンジャー精神の塊なので、できるだけ難しいやり方で挑戦したいと考えているようです。

 強くなるためには必要な要素なので、ここはにゃんこを褒めておきましょう。

「どうした? 避けてばっかりじゃいつまでたっても勝負はつかないぜ。それとも寝室でご奉仕する準備でもしてくれてるのか?」

「……ぼくがごほーしするのはますたぁだけだもん」

 にゃんこがすごいことを言っています。

 ご奉仕の意味を、使い魔としてますたぁの役に立つと思い込んでいますが、端から見ると『ぼくがエロご奉仕するのはますたぁだけなんだからね』という自爆セリフになりかねません。

 魔女の教育でエロちっくの基本は学びましたが、まだまだ細かいニュアンスについては勉強不足なのです。

 はたして勉強させていいものかどうかは謎ですが。

 それからジャイロのセリフを聞いていた魔女が遠くでもう一度ブチ切れかけていたこともにゃんこには内緒です。

 代わりに黒鍵騎士のもふもふが付け根をぐりぐりされて悶えてしまっていますが、にゃんこには内緒です。

 うっかり付け根を通り越して前のほうに手を滑らせたところで……もちろんわざとですけど、黒鍵騎士の怒りチョップが魔女の頭に炸裂しました。

 にゃんこの見えないところでも別のお話とトラブルが進んでいます。

 そしてにゃんこの戦いも続いているのです。

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