表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
273/363

土人形を作ろう!

 黒鍵騎士が……もふもふがおうちに帰ってしまったので魔女はしばらく元気がありませんでした。

「にゃう~」

 気が抜けたようにソファでごろごろする魔女は、にゃんこを抱き枕にしたままだらけていました。

「ますたぁ~、そろそろうごかないとからだなまっちゃうよ~」

「ん~。分かってるんだけどね~。寂しくって」

「またまおーじょうにいく?」

「行きたいけど、やめとく」

 いくらなんでもいなくなってすぐに押しかけるようではこらえ性がなさすぎでしょう、という結論になりました。

「ごろごろしてても始まらないし、どこかに旅行でも行こうかな~」

「いいね! ぼくもつれていってね!」

「もちろん連れて行くよ~。にゃんこのもふもふは常に私の傍に置いておくんだから~」

「……もふもふだけ?」

「もちろんにゃんこも可愛いよ~」

「えへへ~」

 ロリショタバカップルのような甘々コンビの姿がそこにはありました。

「それとも何か作ろうかな~」

 とにかく動くことが大事だということで、魔女はそう言います。

「まほーやく?」

「んー。魔法薬はしばらくいいや。なんかもっとこう、形あるものがいいな。アミュレットとか、魔法具とか」

「おまもり~」

「よし!」

 がばっと魔女が起き上がります。

「にゃっ!?」

 いきなり起き上がったのでにゃんこがソファから転げ落ちました。

 ごろりんもふもふです。

「土人形を作ろう!」

「おにんぎょう?」

「そう! お人形!」

 魔女はガッツポーズでやる気を漲らせました。

 次回、土人形アイテム作成編が始まります!

 ……多分。

「じゃあにゃんこ~、ちょっと尻尾だして~」

「はーい!」

 土人形編……のはずです。

 もふもふ編ではなく。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ