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日本刀ぷれぜんとふぉーゆー

「ねえゆうしゃ」

「なんだにゃんこ」

 にゃんこの大冒険が始まりました。

 にゃんこが主役で勇者は脇役です。

 ……勇者なのに。

「ありゅーってつよい?」

「まあ、強いな」

「そっか~」

 楽しそうなにゃんこです。

 最近はちょっぴりバトルジャンキー気味かもしれません。

「まあ一対一ならにゃんこでも余裕だな」

「じゅっぴきいたら?」

「袋叩きだな」

「ま、まけないもん!」

「まあ魔法を使えば大丈夫だろ」

「あ、そっか。まほーではんいこーげきすればむりょくかできるよね?」

「……そうだなぁ」

 にゃんこは魔女の使い魔のクセに、魔法よりも体術と剣術で戦うことを好んでいます。

 強くなるならば身体を強くするべし、という妙な信念があるようです。

 まあ魔法を使うにも身体能力が必要になりますから間違ってはいないんですけどね。

 魔法を当てるにも素早い敵が相手だとこちらも相当な精度が必要になりますし。

「できればいっぴきかにひきずつあいてをしたいな~」

「まあ亜竜は群れる生き物じゃないから大丈夫だろ」

 勇者も亜竜と戦ったことがありますからその特性は把握しています。

 勇者ならば十匹に囲まれても魔法無しでなます斬りに出来ます。

「あ、いっぴきめはっけーん!」

 森を歩いているうちにさっそく獲物を発見したようです。

 にゃんこは勇者から貰った剣を構えて飛び掛かります。

 ちなみにこの剣はにゃんこが勇者におねだりして買って貰った日本刀です。

 月詠の里では日本刀タイプの剣が沢山売られていて、勇者と懇意にしている刀鍛冶から最高級の一品を譲って貰いました。

 勇者との模擬戦で一本取ったら剣をプレゼントして~、というにゃんこの上目遣いにほだされました。

 そしてもふもふ大好きな勇者は持ち前の馬鹿っぷりを発揮して最高級の日本刀をプレゼントフォーユーしてしまったのです。

 馬鹿ですね。

「うりゃーっ!」

 そんな感じで、日本刀を持ったにゃんこ、発進!



打ち込みミスを指摘していただきました。

修正しておきましたので。

混乱してしまった方はすみません。

ご指摘有難うございます。

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