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もふもふ以外に興味なしっ!

 魔女と忍者が勝利すれば勇者と一晩過ごせる&黒鍵騎士を一ヶ月尻尾りもふもふできます。

 そして魔王と勇者が勝利すれば……

「うむ。魔女には一ヶ月間魔王城で過ごして貰う! そして余とベッドインだ!」

「嫌だ」

「………………」

「………………」

 即答で返事をする魔女でした。

「余とベッドイン……」

「却下」

「ベッド……」

「絶対嫌」

「………………」

「………………」

 これ以上ないぐらいの拒絶を受けた魔王はしくしくと泣いてしまいました。

 ロリ美少女にベッドインを迫って断られたおっさんに同情の余地はありませんけどね。

「……つーか忍者のデメリットと俺のメリットがガン無視されてるよな」

「おれとしては都合がいいっすけど」

 完全に自分の欲望のみで話を進める魔王に対して勇者が呆れ、忍者も唖然としています。

 忍者自身はもともと魔王陛下に意見できるような立場ではないので大人しくしているだけなのですが。

「余の何が不満なのだーっ!」

「頭のてっぺんから息子の先端まで余さず不満なのよーっ!」

「せめて足の先までと言えーっ! 余の暴れん棒将軍は絶品なのだぞーっ!」

「知るかそんなものーっ!」

 醜い言い争いが続いています。

「もふもふ以外に興味は無し!」

 言い切る魔女はある意味で潔いのかもしれません。

「くっ……」

 もふもふ。

 つまり魔女はにゃんこと黒鍵騎士にしか興味がないと断言したのです。

 たまには尻尾のある複尾族や獣魔族などに浮気するかもしれませんが。

「ならばこうだっ!」

 魔王は懐から小瓶を取り出しました。

 どうやら薬品が入っているようですが、魔王はそれを一気飲みしてしまいます。

「っ!?」

 瞬間、魔王の身体が光に包まれました。

 そして……

「うわああああーーっ!!??」

 魔女の悲鳴が月詠の里に響いたのです。



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