にゃんこの夢●
「ふ……ふみゃあああああああっっっっ!!??」
「っ!?」
にゃんこと魔女は同じベッドで眠っていました。
にゃんこのもふもふ尻尾を寝惚けながらも撫で回す魔女の手つきは、間違いなくセクハラのそれです。
しかしにゃんこもそうされるのが嬉しいのでノープロブレムのもーまんたいです。
そんなある日、にゃんこが涙目で叫びながら魔女の横で目を覚ましました。
「にゃ、にゃんこ!? ど、どうしたの!?」
魔女が心配そうな表情でにゃんこを覗き込みます。
「ま、ますたぁ~……」
ぼろぼろと涙を零しながらにゃんこが布団をめくります。
「?」
「お、おきたらぼくのずぼんがぬれてるの……」
「………………」
魔女が硬直してしまいます。
まさか自分と一緒に寝ておねしょをされてしまったのかと一瞬呆れてしまったのですが、
「お、おねしょじゃないよ! おねしょじゃないもんっ!」
にゃんこがムキになって否定しました。
さすがにおねしょと勘違いされるのは屈辱なようです。
「え、えっとね……なんかしろいものが……でてるってゆーか……おねしょじゃないんだけどぼくにもよくわからないというか……」
「ぶっ!」
その瞬間、魔女は全てを悟りました。
夢の中で……つまり……夢●……ということですね!
「ぶあははははははははははははははははっ!!」
魔女は我慢できなくなってそのまま枕をばしばし叩いてしまいました。
「ま、ますたぁ!?」
どうして大笑いされているのか理解できないにゃんこは涙目のまま首を傾げます。
魔女はそんなにゃんこにお構いなしでひーひー笑い転げています。
「にゃ、にゃんこ? ゆ、ゆめ……夢の中で何か無かった?」
「ゆめ……?」
「どんな夢を見てたのってことなんだけど」
魔女はまだ笑い転げています。
「んーっと……ますたぁにしっぽのつけねをぐりぐりされるゆめをみた……」
「ぐはっ!」
どストレートな解答に魔女が再び噴き出しました。
男だったら鼻血を噴いているところでしょう。
「だ、大丈夫! おねしょじゃないって信じるから! 大人の階段登ったって事でオッケーだから!」
「???」
魔女のにやにや笑いとは対照的に、にゃんこは訳が分からないまま首を傾げるのでした。
にゃんこたんってば、夢●で大人の階段登っちゃいましたよ。
ぱんつは自分で洗いましょうねヾ((*≧∀≦*))ノ゛




