尻尾りと……
汗まみれでにゃんこの耳や尻尾をもふもふしつつ魔女はようやく回復しました。
にゃんこの尻尾は魔女の汗でべたべたになってしまっています。
……ある意味とてもエロい図になっているような気がしないでもないですが。
しっぽり……ではなくしっとりと濡れた白い尻尾。
……エロいですね。いやマジで。
「うあ~。汗かいた。お風呂入りた~い」
「じゃあわかしてくる~」
にゃんこがぴょこんと起き上がってお風呂を沸かしに行きます。
「よろしく~」
回復はしましたが、まだまだ倦怠感の残る魔女はにゃんこにお任せしました。
「ますたぁ~。おふろわいたよ~」
「らじゃ~」
魔女はのそのそと起き上がって服を脱ぎ始めました。
汗だくの服はそのまま洗濯です。
籠に放り込んでおけばスカルくん達がやってくれることでしょう。
スカルくんファイト!
「にゃんこも一緒に入る?」
魔女の傍でごろごろしていたので、尻尾だけではなく身体中汗まみれでした。
「はいる~!」
にゃんこも服を脱いで魔女と一緒にお風呂タイムです。
湯舟に浸かりながらようやくすっきりする魔女なのでした。
「ふあ~。しばらくこういう日が続きそうだな~」
「そうなの?」
「うん。最低でもあと五キロは減らさないと」
「ぼくはぶよぶよしたますたぁのおにくもすき……ふみゃああああああ!!」
にゃんこが禁句を言いました。
ぶよぶよは禁句です。
好きだと言われても許しがたいタブーです。
「にゃ、にゃう! そ、そそそそこはだめにゃああああ! あうあうあう~! ますたぁゆるしてぇぇぇぇぇ!」
尻尾の付け根をぐりぐりされてしまったにゃんこは泣き叫びながら許しを請います。
ちなみに尻尾の付け根をぐりぐりされると『痛い』のではなく『気持ちがいい』つまり『快感』なのですが、にゃんこは子供なのでそれに気付きません。
というかエロ方面の話になりそうなのでこれ以上は突っ込まないでおきましょう。
「ふみゃあああああ~~っ!」
魔女のお仕置きはにゃんこが失神するまで続くのでした。
合掌……。




