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ウルトラダイエッターEX

 そして完成しました魔女の痩せ薬!


『ウルトラダイエッターEX』


用法:特製痩身薬。

   ちなみに製作者の好みで味はりんごジュースっぽくなっている。

効用:体内に取り込むことにより自動的に脂肪を燃焼させる。

   一か月で十キロ痩せられるチートポーション。


 ネーミングセンスはともかくとして、これでダイエット薬は完成しました。

「よしっ!」

 ごっきゅごっきゅごっきゅ!

 魔女は一気飲みをしました。

 まとめて作ったので一か月分、つまり三十回分はあるのですが、その内の一回分をごっきゅごっきゅと一気飲みしました。

「ぷはぁっ!」

 ごしごしと口元を拭いてから小瓶をテーブルに置きました。

「ぐふう……」

 魔女の調合薬なだけあって、効果が実感できる仕様になっています。

 脂肪が燃焼し、身体中が灼熱で炙られるような熱さになっています。

「あうぅ……」

 ばたんとベッドに倒れ込みます。

 自分で使ってみて改めて実感しましたが、この薬、飲み始めるとしばらく体調を崩してしまうのでした。

 しかしここで熱を下げる薬を使ってしまうとウルトラダイエッターEXの効果も無くなってしまうので我慢我慢です。

 放っておいても一時間ほどで元に戻りますから、ひたすら我慢です。

「ま、ますたぁ!? どどどどうしたの!?」

 にゃんこがベッドで寝込んでしまっている魔女を見てビックリしました。

 そう言えば膝枕をしてあげる約束をしていたのを思い出します。

「う~。ちょっと薬の副作用~。悪いけど膝枕はもうちょっと待って~」

「う、うん……。だいじょうぶ?」

「大丈夫大丈夫。一時間ほどで元に戻るから」

「そっか。じゃあこうする!」

 にゃんこは魔女のベッドに潜り込んでぎゅっと抱きつきました。

 看病をするつもりのようです。

「あついのあついのとんでいけ~」

 にゃんこが魔女の頭を撫でながらそんなことを言います。

「くはっ」

 その仕草にまた萌えてしまいました。

 身体も心も萌えであっつあつなのでした。



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