耐えてください
「め・で・た・く・なーーいっ!!」
頭から肩あたりまで畑に埋まってしまった少女は叫びながら立ち上がりました。
その様子を眺めていたにゃんこと魔女が呟きます。
「ますたぁ。ぴんくだった」
「趣味悪いねぇ。しかもこてこてピンクだったよ」
「?」
何のことか分からずに首を傾げる少女ですが……
「(;;´・д・)」
スカルくんがとても気まずそうに少女のスカートを指さしました。
「え?」
少女は首を傾げつつ指さされたスカートを確認します。
「………………」
お気に入りのこてこてピンクぱんつが丸見えじゃないですかっ!
「きゃあああああああああああああああああーーっ!!」
真っ赤になった少女は慌てて隠します。
めくれあがってピンクぱんつに挟まれたスカートを速攻で元に戻し、羞恥心でそのあたりを走り回ります。
「うわあああああああああああんんっ!!」
恥ずかしくて死にそうです。
というか死にます。
公衆の面前(大半は骨ですが)でぱんつ丸出しという醜態を晒した少女は気が狂ったように叫び続けました。
気持ちは分かりますがスカルくん達にはにゃんこというスーパー萌えキャラがいるので今更趣味の悪いパンツにドキドキしたりはしませんし、にゃんこもまだぱんつにドキドキするようなお年頃ではないのでそれは無駄な羞恥と言えるかもしれません。
魔女も魔女で同性のパンツをみて何を思う筈もなく、
「うるさい」
とにかく黙らせる方が先決ということで、近くにいたスカルくんの頭をもぎとってそのまま少女に投げつけました。
「きゃうっ!」
ごっつーん!
と見事なクリーンヒットで少女を黙らせました。
後頭部バッチリです。
「。o゜(p´⌒`q)゜o。 ビエェーン!!」
そしていつものごとく酷い扱いをされたスカルくんは号泣してしまいました。
いつでもどこでも報われないスカルくんです。
耐えろ!! としか言えませんねぇ。
魔女っ娘の世界をより一層楽しめる!……かもしれない設定ページ「さなぎマテリアル」を始めました。
裏話や意外な設定があったりなかったり。
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