表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
138/363

ショタブラックをよろしくお願いします!

「えっぐえっぐ」

「………………」

「………………」

 少女が泣きやむまでそっとしておいた、と言えば聞こえはいいかもしれませんが、実際のところはただの放置プレイです。

 泣いている少女を慰めるなんて事はドS魔女には向いていませんし、にゃんこに至っては論外です。

 あのもふもふ尻尾を触らせてあげれば泣きやんだかもしれませんが、にゃんこの耳尻尾は魔女の所有物なので却下です。

 独占欲丸出しの器が小さいロリ美少女。

 それが魔女です。

 器だけではなく胸も小さいです。

 しかしそこが萌えポイントなのでもーまんたいです。

「取り乱してごめんなさい。もう大丈夫です」

「そう? よかった」

「よかった~」

 にゃんこはホッとしていますが魔女は実にどうでもよさそうです。

 二人の性格を分かりやすく現しているかもしれません。

「ところで、どうしてあんなところであんな音痴な歌を歌っていたの?」

「っ!」

 音痴と言われてまた少女が涙ぐみます。

「ますたぁ。いじめてどうするのさ」

「う……虐めたつもりはないのに」

「ますたぁはどえすなんだから、ふつうにしててもだれかをいじめてるんだよ。やさしくしようとこころがけて、はじめてふつうにしゃべれるんだよ」

「……にゃんこ。ますたぁに対して随分と言ってくれるじゃない」

 にゃんこの言いたい放題にひくひくと頬が引き攣ります。

 どうやってお仕置きしてやろうかと熟考中です。

「でもそんなますたぁがぼくはだいすきだけどね~」

「………………」

 そしてお仕置きプランは霧散しました。

 にゃんこの『だいすき』に激弱な魔女です。

 というかこれは、にゃんこが魔女の扱いを覚えてきたと言えるかもしれません。

 もちろんにゃんこにそのつもりはありませんし、無意識なのかもしれませんが、着実に魔女をハンドリングするショタブラックへの道を歩み始めています。

 ショタブラック!

 なんという甘美な響きでしょう。

 にゃんこのキャラ立て将来が一つ決定してしまいました。

 みなさん、これからもショタブラックにゃんこをよろしくお願いします。



魔女っ娘の世界をより一層楽しめる!……かもしれない設定ページ「さなぎマテリアル」を始めました。

裏話や意外な設定があったりなかったり。

アルファポリス雑学趣味大賞にエントリー中です。

気が向いたら投票してくれるととっても喜びます(^o^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ