第7話
いろんな方向に脱線してたら、続書くのが遅くなってしまいました。
今回も読みづらいと思いますが、最後まで読んでいただき感想などもらえるとありがたいです。
黒いアーマードは、岩影から飛び出した二つの熱源に反応すると、迷うことなく距離の近い、彰炎に銃口を向ける。
しかし、黒いアーマードよりワンテンポ早く構え、彰炎は両手の銃の引き金を引いた。
彰炎の放った弾は、黒いアーマードに命中した。
反撃をあたえない見事な攻撃のしかただ。
勿論、これは相手が生身の人間だったらと言う話であって今戦っている相手には関係ない。
黒いアーマードは弾が当たっているのにも関わらず、右手に装備されたガトリングガンの銃口を彰炎に向け、発泡する。
彰炎は森の木や岩を上手に使い、隠れたり方向転換を行いながら打ち続けた。
一輝も高速移動しながら、持っていた唯一の射撃兵器であるアサルトライフルで援護したが、すぐに弾がなくなってしまい、両足につけられたナイフを手に取り二刀流で構えて突撃の機会を窺う。
その機会は以外に早かった。
彰炎は弾切れになったアサルトライフルとサブマシンガンを捨て、グレネードを構え、黒いアーマードの足元目掛けて放つ。
グレネード弾は見事に足元で爆発し、黒いアーマードはバランスを崩し膝を地につけた。
バランスを崩したのを確認した一輝は、地面を蹴るのと同時に全てのブースターを点火し、一気に黒いアーマードとの距離をつめる。
そして、ナイフの届く距離に入った瞬間、左手に持っていたナイフをガトリングガンのモーター部分に突き刺し、右手のナイフで右肩と胴体の繋ぎめにナイフを突き刺し、彰炎のいる茂みの辺りまで後ろ向きのままジャンプした。
黒いアーマードは肩とガトリングガンから火花を散らしながら、痙攣したような動きをしていた。
「やったのか?」
彰炎は黒いアーマードを見つめながら呟いた。
「いや、まだみたいだ。」
黒いアーマードは痙攣しながらも、左手で右腕を握り、ナイフの刺さった部分を外し腕を茂みへと投げ捨て、こちらを見ながらまるでうなり声のような機械音をあげる。
一輝たちは、そのうなり声に少し恐怖を感じた。
「なんかヤバイ感じがするんだが。」
一輝そう言った次の瞬間、黒いアーマードは今までにない速さで突っ込んでくる。
黒いアーマードは一輝と彰炎の間を通り抜けると、一輝と彰炎のエネルギーが大幅に削られた。
どうやら黒いアーマードの拳がかすったようだ。
かすっただけでこれだけのダメージだと考えると、直撃したときのダメージは相当なものだろう。
「どうする一輝?逃げる?」
「逃げるんなら、もうとっくに逃げ出してるよ。流石に桜子を抱えたまま逃げれるとは思えないしな。てことで、彰炎、残り弾数どれくらいある?こっちは0。」
「僕も0。」
「仕方がない、これかしてやるよ。」一輝は近接ブレード「飛龍」を彰炎に手渡した。
「ありがと。」
二人は近接ブレードを中段で構えたまま、動かずタイミングを見計らっている。
カウンターを狙っているのだが黒いアーマードも一歩も動かず、その場で手を後ろにさげ殴りかかる体勢をとっている。
先に動いたのは、黒いアーマードだった。
激しい機械音をあげながら、二人を目掛けて突撃してくる。
二人はタイミングを合わせて避けた後、凪ぎ払うように近接ブレードを横に振り抜く。
近接ブレードは腕と胴体に当りカウンターは成功した。
だが、黒いアーマードはびくともせず、近接ブレードと共に彰炎は弾き飛ばされ、一輝の持っていた近接ブレード「紫炎」は折れてしまった。
「くっそ、紫炎折れちまったか。何てパワーだよ。彰炎、平気か?」
「僕はなんとか生きてるよ。ただ、今のでエネルギーをほとんど持っていかれたから、次当たったらアウトだね。」
彰炎の無事を通信で確認をし、黒いアーマードを一撃で倒せるかもしれない一発逆転の作戦を話すと、二人は最後の勝負へと向かっていった。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
次も遅れてしまうかもしれませんが機会があれば今後もよろしくお願いします。