第5話
今回も読みにくいですが最後まで読んでくれると嬉しいです
「決勝に勝ち進んだ生徒に連絡です。決勝は昼食後一時半より行います。繰り返します。決勝は…」
一輝たちはその連絡を食堂で昼食をとりながら聞いていた。
「決勝は一時半からか。」
一輝は右手に箸、左手にご飯が盛られたおわんを持ちスピーカーの方を向いていた。
放送を聞き終えると一輝は食事を再開した。
「なぁ二人とも飯食い終わったらもう一度アーマードの調整しにいこうぜ。」
一輝は昼食をとる前に行った調整をもう一度やりに行く提案をしたのだ。
桜子と彰炎は昼食を食べていたてを止め少し考えた後二人は同じ結論をだした。
「そぉだな。」
「どこか見落としがあるかもしれないしね。」
三人は昼食をとり終えるとすぐに格納庫へ向かい歩きだし格納庫に着くと専用アーマードを倉庫の外にだし整備を始めた。
三十分後整備は終nったがどこにも異常はなく正常だった。
エネルギーも最大までチャージされていおりいつでも戦えるように待機モードに設定する。
「よし終わったな。着替えてこようぜ。」
一輝はそう言った。
「そうね。」
「もうすぐ時間だしな。」
三人は更衣室に歩いた。
開始五分前。
「あと五分だな。」
一輝は口を開きそう一言言いまた口を閉じた。
一輝たちはスタート位置である崖の上で待機しつつ高い位置を利用して相手の位置を確認して過ごしていた。
攻撃以外の行動なら開始前でもしていいことになっている。
「四組のやつら見つけたわよ。ここから八時方向四キロの地点で待機してるよ。」
桜子はハイパーセンサーを活用し発見することができた。
四組の生徒は木々に囲まれた小川のほとりで待機し全員が射撃武器を持っていることもわかった。
「こっちもいたよ。」
どうやら彰炎も発見したようだ。
彰炎が見つけたのは二組の生徒なのだが待機位置が森のせいなのか三人目が見当たらないらしい。
装備は四組と同じ射撃武器が手に握られ話し合いをしているように見えた。
「そろそろだよ一輝。」
彰炎はそう一輝に言いライフルを手にとって構え開始の合図を待っている。
一輝はアサルトライフルを持ち、桜子は右手に近接用ブレード「小雪」を左手にストックのついたサブマシンガンを持ちいつでも飛び出せる準備をして待機していた。
全員の目の前に突然スタートカウントの表示が現れカウントが始まりゼロになった瞬間開始のブザーが鳴り一輝と桜子は飛び出し少し急な斜面を滑り降りていく。
彰炎もライフルによる射撃戦を開始した。
ライフルに搭載された計十二発の弾は開始一分ほどで全ての弾は吐き出され彰炎はライフルを破棄し両手にマシンガンを持ち一輝たちの後を追いかけるように斜面を滑り降りていった。
先に滑り降りた一輝と桜子は木々に隠れ慎重に少しずつ森の中を進み対戦相手を探していた。
森の中は所々太陽の光が射し込んでいるだけで薄暗く対戦相手を探すのは困難な状況だったが一輝と桜子はアーマードに入れておいた地図データをバイザーに表示し熱源センサーと合わせて活用していたので視界はデータ上の地形が展開されており森が薄暗くても関係なく探す事が可能だった。
「見つけたか?」
「まだよ。相手もまだ見つけてないと思う。」
「そぉか。」
一輝はそう言うと木の影から顔を出し敵がいないことを確認し少しずつ森の中に進み索的を続ける。
すると一キロ先から一つこちらに向かってくる熱源があるのをセンサーがとらえた。
「桜子。」
「わかってる。」
一輝はアサルトライフルを握りしめ木に背を当てるように隠れ目標が射程内に入るのをまった。
そして目標が射程内に入った瞬間一輝は飛び出しアサルトライフルを発砲したがすぐに撃つのをやめてまった。
正確にはあまりの驚きに引き金を引けなかったと言う方が正しいだろう。
「なんだよこいつは。」
一輝の前には無人の黒いアーマードが立っていた。
読んでいただきありがとうございます
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