第1話
最後まで読んでくれたら嬉しいです。
1週間以内で更新できるように頑張ります。
4月初め入学式の時期だ。
町の至るところで桜が花を散らしていた。
そんな中俺も入学式を迎えていた。
「新入生の諸君入学おめでとう。私は君たちの担任になった手塚一だ、よろしくな。まずここ空星学園について説明しておく。入学説明書を読んで知っているとは思うが当学園は全寮制となっている。放課後、各施設は規定の時間までなら使用許可をとれば使用可能だ。アーマードも使用許可をとれば使用してよいこととなている。」
担任の手塚先生が説明をしているあいだ俺は色々考えていた。
(ヤバい緊張してきてうまくやれるのか俺)
などと考えていると手塚先生に声をかけられた。
「おい、霧島大丈夫か?大丈夫なら自己紹介してくれ。」
「は、はい!!」
緊張のあまりか声が裏返ってしまった。
若干笑い声が聞こえる。
一輝は顔を赤くしながも自己紹介を始めた。
「霧島一輝です。よろしくお願いします。」
「じゃ、次杉本。」
「はい。」
俺はふと聞いたことのある声だと思い後ろの席をみてみるとそこには懐かしき顔があった。
「杉本桜子です。よろしくお願いします。」
今まで全く気づかなかった。
緊張のあまり回りがすっかり見えなくなっていたようだ。
昔と何も変わっていない。
特徴的なツインテール。
そしてツインテールを結んでいるリボンが昔と全く一緒なのだ。
桜子は最後に一輝の方を向きにこっとして座った。
一輝はドキッとしてしまった。
自己紹介はが終わる頃には、終わりのチャイムがなった。
「このあとは、各自自分の寮の部屋に行き荷物をおいたら自由にしてていいからな。」
そう言って手塚先生は教室をあとにした。
一輝は後ろからの声に振り返った。
「一輝久しぶり何年ぶりだっけ?」
「道場やめてからだから5年ぶりかな。」
気がつけば一輝の緊張は解けていた。
一輝は桜子のおかげかなと思っていた。
「一輝は何でここに入ったの?」
「やっぱり姉さんの影響が強かったからかな。」
「あぁ、あのお姉さんの影響はを受けるなって方が無理よね。」
桜子は苦笑いだった。
「じゃ俺たちもそろそろ宿舎に移動しようぜ。」
「うん。」
二人は荷物を持ち宿舎に向かった。
宿舎はあたりまえのようだが男女別となっている。
「じゃまたあとでな。」
「うん。」
二人は別れて自分たちの部屋へ向かった。
「さて、俺の部屋はどこかな。」
一輝は部屋の番号のかかれた紙を手に探した。
部屋はすぐ見つかった。
「ここか。」
一輝は部屋に入ってみて興奮してしまった。
何せそこらへんの安いホテルより格段によいのだ。
「これはすごいなぁ。」
シャワールームは広くてキレイで、ベッドは大きくてふかふかのものが二つ、机も大きなものが二つ快適すぎるくらいだ。
一輝はベッドにダイブした。
「最高だ。ここはいいとこだなぁ。」
そんな喜びにひたっているとドアがノックされた。
「失礼しまぁす。同室のものでぇす。あっ、どぉも天下彰炎です。よろしく頼みます。」
「あぁ、俺の名前は霧島一輝だ。よろしくな。」
「君自己紹介の時声裏返ってたよね。」
「なぜそれを。」
一輝は顔を赤くして質問した。
「だって同じクラスだから。」
彰炎はそうきっぱりと答えると一輝は納得した。
二人は荷物をおき食堂に向かって歩いていると途中桜子と合流した。
「桜子ちょうどよかった、紹介するよ。同じクラスで同室になった天下彰炎。」
「知ってるわよ、自己紹介聞いてたもん。まぁ、今初めて話したけどね。よろしくね彰炎君。」
桜子は笑顔でそういい手をさしだした。
彰炎はその手をとり一言挨拶した。
「よろしく、桜子ちゃん。」
その後食堂で三人は同じものを注文した。
別に相談したわけではない。
たまたま重なったのだ。
その後少し雑談をした後部屋へと戻って行った。
読んでいただきありがとうございます。
この次も読んでもらえたら嬉しいです。