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死に際にいつも考えてること

作者: 独り事


お金を稼げない人は生きてちゃいけないような気がする。漠然とした未来について考えてもよくわからなくなってそれでも目の前にあることはしようとはするけれど、お母ちゃんが、これからどうするの、何かしたいことはあるの、とか言ってきてどうしようもなく死にたくなっちゃってどんどんわからなくなって、でもそれでもなんだかんだ目の前の事はやらなきゃいけなくて、でも辛くて、どうすればいいのかわからないわけじゃないけど、でも結局はわからなくて、そうやって頭の中でぐるぐる回って、これから生きていく上で、嬉しいことや悲しいこと、楽しいことや苦しいこと大変なこと辛いこと嫌なこと、それらがたくさんあって、それでも生きなきゃいけないのかと思って、それを説得するかのように 生きたくても生きれない人たちがいる 苦しいのは君だけじゃない もっと苦しくても生きてる人たちがいる 自殺に責任を持てるのか 生きることは罪じゃない まだ若いんだから出来ることはいっぱいある

他人と自分は関係ない 自分の命をどう使うかなんて勝手だろ 回りがもっと辛くても自分が辛いなら意味がない 物の受け答えは人それぞれだ 自殺者に責任は持てない それに責任考えるほど余裕なんてない 生きてても自立出来なきゃ苦しいだけだ 時間なんて関係ないむしろ若いから自殺している

理不尽はわかる、迷惑もかける、傲慢で、自己中心的で、ただ生きることから逃げてるだけ、家族などの回りの人が自殺すると人は変わる、その人の世界も壊れかける、その人の記憶に傷痕をつける、死体の処理や血痕の掃除など迷惑のオンパレードになる。ただ生きたくないわけじゃない、楽しいこともある、やりのこしたこともある、その過程で現実に戻される。投資で儲かっても宝くじが当たっても莫大な相続遺産が来ても、この辛さは変わらない。年金の通知が来るたびに吐き気がする、頭が痛い、辛いめんどくさいだるい眠たい

学校が終わった。卒業した。高校という時間を割くものが終わった。逃げ道が無くなった。進学とか就職とか、自分がやりたいこととかよく分からない。何をすればいいのか分からない。お父ちゃんが、社会はどうのこうのと偉そうに喋って来ると、世界がどうでもよくなって、何もやりたくなくなって、意欲も気力も消えて、自分が何も出来ないような気がして、何もしていないのに、音もなく沈むように、疲れます。どんどん生きる理由を失って、死にたくなって、事故とか誰かが自分を殺してくれるとどれだけ気が楽か、自分の命を使う理由があったら喜んで差し出したいと思います。もし殺人で私を殺すようなことがあっても、どうか加害者をあまり責めないであげて欲しいです。加害者には自分を殺す目的が少なくともあって、その目的のために自分の命が役に立つなら、嬉しいことこの上なく思います。ましてや、目的が無くても、殺人という大罪を犯してまで事を起こしてくれるなど感謝してもしきれません。ただ、大罪を犯した事を法律が見逃してくれるはずもなさそうなので、法律上の罰は受けるかもしれません。ならばどうか、これ以上罪を犯したりする事がなく、ちゃんと暮らしていけるようにしてあげてください。


以上を持ちまして自分が死んだ時の保険を終わります。



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