歌を歌えば
いつも、思う…。
なんで、自分は歌を歌うんだろう…?
誰かを励ますため…?
自分の気持ちを前向きにし、心を震わせるため…?
わからない…。
ギターやピアノを弾いて、作詞と作曲をして、その歌を弾き語りして、大好きな人達の前で歌うことがあるけど…。
なんだか、自分の自己満足になってる気がして、私の歌を愛してくれない気がする…。
私は、どうしたいんだろう…?
すると、歌のことで悩んでいる自分に、大切な人がぶっきらぼうに言った。
「お前の歌は、俺にとっては励みになるんだよ。
なぁに、一人で悩んでるんだよ…。
お前の歌は、自分のためじゃなく誰かを励まそうと、作ってるんだろ…?
それで、いいじゃねぇか…。
お前は、お前らしく歌えよ…」
ああ、いつの間にか、私の歌を聞いてくれる人が側にいたのか…。
気づいていなかったな…。
でも、嬉しい…。
これからも、歌い続けたい…。
まだ、無名だけど、この人のために歌おう。
そう思い、ピアノの前に座り、鍵盤に指を置き、メロディーを奏でた。